かねてより噂となっておりましたノーマルタイプの緩和について、いよいよ公になりました。その名も「ボーナストリガー」です。
※参考記事
パーラーフルスロットル【パチスロに新たな遊技性「ボーナストリガー」が登場!ノーマルタイプでもボーナス連が出来る様になるらしい】
難しいことはさておいて、今回は「ボーナストリガーを搭載することによって実際どうなるのか?」という少し細かいところを簡単にまとめようと思います。あくまで現段階で個人的に考察・予想している内容となりますので、参考程度にご覧いただけますと幸いです。
「規定数固定機能」
ボーナストリガーの概要につきましては参考記事をご参照いただければと思います。
通常時3枚掛け専用・ボーナス中2枚掛け専用などの仕様は従来もありましたが、ボーナス後の規定数を固定出来る仕様とすることでボーナス確率の変動を実現するという趣旨ですね。
通常時に1枚掛けや2枚掛けが出来るジャグラーなどの一般的なノーマルタイプでは、出玉率や適合率の関係で3枚掛けと比べると1・2枚掛けのボーナス確率が大きく抑えられていることが常ですが、BT機においては逆に1枚掛けや2枚掛けのボーナス確率を大きく上げてボーナスを繋げる形となります。
BTの突入条件
まず、ボーナス後のみ規定数が固定される=BTに移行出来るというルールですので、通常時にはBTに突入させることは出来ません。
また、BTに突入するかどうかはボーナスの図柄の組み合わせと一対一で定める必要があるようです。
例えば
赤7揃い・・・終了後2枚掛け=確変
青7揃い・・・終了後3枚掛け=通常
BAR揃い・・・終了後3枚掛け=通常
のようなイメージでしょうか。
また、青7揃いの50%でBT!のように抽選等で決めることは出来ない模様。あくまで図柄組み合わせと100%リンクになるようです。
「BTに入ったかどうかを煽る」ような見せ方は難しそうですね。
AT、RTは搭載不可
参考記事内にも書かれておりますが、BT機にはATやRTの搭載は不可のようです。有利区間のルールは適用されませんが、ゲーム性としては純粋なリアルボーナスのみで出玉を増やしていくタイプのみとなります。
ちなみに、リノやうまい棒のようなJACINタイプのBBとすることも不可の模様。
一方で、一回だけ払出枚数の少ない小役を取らせたり、1枚役を外したりして枚数調整するタイプの仕様は問題なく搭載出来そうです。
具体的な機種のイメージ
具体的な現行機種の例で言いますと、ハナビやバーサスのようなボーナス後のRTで遊ばせるタイプ、クレアのようなプチRTでボーナス当選を期待させるタイプ、ディスクアップのようなATでボーナスを繋げるタイプなどボーナス以外の付加要素のある機械は全て対象外となり、ジャグラー・ハナハナ・ニューパルのようなボーナスのみで出玉を増やすタイプがBTを搭載出来る形となります。
それを踏まえると、実際の仕様の例としては先ほどの例を用いると
赤7揃いで200枚獲得
→赤ビッグ終了後は2枚掛けになりBT突入
→2枚掛けではRB確率が大幅アップ、演出上はまだ赤ビッグ中
→RB揃いで100枚獲得
※ここまでの一連をビッグボーナスとして300枚ビッグに見せる
→RB終了後は3枚掛けになりBT非突入、通常へ
例えばこんな使い方のシンプルな機械がまずは主流になるのかなと想像しています。
「解釈基準の変更」
規則で定められた出玉率は変わっていない
今回の緩和は解釈基準の変更によるもので、当然遊技機規則は変わっておりません。
短時間・短中時間試験といった出玉試験や出玉率の範囲も変わっていませんので、大幅なスペックアップが見込めるような変更ではないことは頭に置いておきたいですね。
いわゆる確変のような機能が実現出来たからと言って、ガンガン当たってガンガン連チャンするような機械が容易に作れるわけではないですし、現在市場にある機械のベースや初当り確率そのままにボーナスの獲得枚数を大きく増やせるわけでもないかと思います。
BTを搭載する分他の箇所にしわ寄せが来るのは、規則が変わらない以上仕方ないところですね。
今後も変わっていく可能性がある
今回は自分の浅い考えで実際に出て来る機械のイメージを例として挙げましたが、既に各メーカー開発は進んでいるかと思いますので、あっと驚くような仕様の機械が登場してくる可能性は大いにあります。
また今回はノーマルタイプの緩和一発目のプロトタイプ、これを足がかりに更なる緩和が実現する可能性も0ではないですよね。今後の流れは要注目かと思います。
以上、ボーナストリガーについての考察でした。
まだ先の話ではありますが、ボーナストリガー搭載機がどんな仕様・スペックで出て来るか、楽しみに待ちましょう!