11月の新台性能比較~! -ぱちんこ開発日記-

こんにちは。

日々スペックシミュレーションを行いながら、沢山の機種を分析しておりますので、いろんな方々から「さぞや勝ってるでしょ」みたいなことを言われがちなのですが、打ちに行くとそんなことなど全然気にすることなくガンガン投資をしてしまうわけでして、殆どの月で月間収支はマイナスに終わっておりますめんつゆでございます…

最近は打ちたいと思う機種が分岐スタート以上で運用されている状況をほぼ見つけることができていません(涙
パチンコのメイン機種はベースが低い上に、LT搭載機のように不確定な要素が多い機種が増えておりますので、勝率は一向に上がらずの負けっぱなしで、最近はジャグ・ハナにいつも逃げ込んでいる状況です。。

そんなことはさておき、恒例の11月の主力機種シミュレータ結果を表にまとめました!

※推測運用Bをヘソ1個賞球機は15、へそ2個賞球機は20、ヘソ3個賞球機は23で分岐Sをシミュレーションしています。
※基準出玉率は甘辛比較のためにS:5.5,B23で統一し出玉率を算出しています。
※表中のLT機のTSは全ての大当りを加味した確率であるため、営業資料の値と一部異なります。

今月のメインはP/e同時納品で「大海5SP」「からくりサーカス2」となるでしょうか。
大海がP>e、からくりがP<eの販売比率でのリリースで全く正反対な販売施策となりましたね。

大海はP機に関しては4SPトレース型のスペックであり、遊タイム搭載、確変割合・時短性能アップ、一方でe機は現行大海5からTSは348に下がったものの、性能バージョンアップのイメージで、どちらのスペック表を見ても「甘そう」の印象が強い仕上がりです。

ただし、e機はへそ賞球が2個になっていてこれまでの海よりもベースダウンしていますね。海シリーズは全体として他の新機種に合わせてか、やや「甘め」な設計へ移行しつつあるようにも思えます。回る「海」の良さがなくならなければいいのですが。。

一方でからくりサーカス2に関しては、P機がLTなしのセット大当り搭載仕様、e機が図柄大当り確率399の直LTタイプとなっており、スマスロ版に合わせてか、高単価高出力のハイスペックになっています。

とは言っても同社のスペック設計において大きな甘辛を機種ごとに変化をつけることはなく、共通ゲージ構成と共通の粗利性能設計で運用面でホール様が困ることはなさそうです。

その他にはへそ3個賞球で千円スタートを高めたいと営業資料でも謳っていた「転スラ」やベースに工夫を続けているニューギンさんの「義風堂々3」もあり、玉単価が上がりすぎた市場に対して、各メーカー様々なアプローチを仕掛けていますね(稼働に対しての効果はこれからでしょう)。

某ビッグデータのデイリーデータではベース12や13の機種が増えてきていて戦慄してしまいますよね…玉単価の上昇

先日、とある交流会でもその話題が中心でしたが、ベースや玉単価が高い機種が市場の中心である限り、残念ながら変えていくことは難しいと共通認識でした。

なかなか稼働状況が厳しい市場ではありますが、お客さんに支持され、ホール様に満足されるような機種リリースができるよう心掛けて日々精進したいと思います!