スマスロの性能予想【ディスクアップ】【島娘】 -とある開発者の独り言-

12月3週目の新台導入が始まりました。ダンベル、一方通行といった話題の機種がどのような挙動となるのか楽しみですね!
そしてもう気が付けば年末年始の連休が目前となってきております。今年はどんな年の瀬となるか、状況をウォッチしていきましょう。

さて今回は、年明け1月後半に導入予定の2機種「ディスクアップULTRAREMIX」「島娘」をご紹介。技術介入機と荒波沖スロという両極端な新台です笑
いつも通り個人の主観となりますが、何かのご参考になれば幸いです。

ディスクアップULTRAREMIX

技術介入機の王道ディスクアップシリーズの最新作。今作は、ナンバリングではなく「ハイパーリミックス」をイメージさせるスピンオフ機のような位置付けでの登場となりました。

仕様としては、6号機規則の中でA+ATでシリーズ踏襲のゲーム性となっていた前作「ディスクアップ2」から一変、疑似ボーナスで出玉を増やすATタイプのスマスロとなっています。
とは言え、基本的なスペック数値は前作に合わせたバランスとなっているようです。
気になる出玉率も公表されており、設定1完全攻略で103%、技術介入時に2駒目押しで100%とのこと。低設定の甘さはしっかり継承されているようですね。
また高設定域のボーナス確率は前作よりも高く、出玉率も比例して高くなっているようです。スペック的に安定して出せると思われることから、前作とは違いイベント日等に高設定を投入して出玉をアピールする運用も見られるかもしれませんね。

ATは純増0.5枚or1.5枚、疑似ボーナスは純増6.5枚。BBは260枚で前作・前々作より獲得枚数が増えている点はシリーズのファンには嬉しいポイントではないでしょうか。

そんな中ファンとして一番気になるのはやはり、疑似ボーナスタイプのAT機となったことで、通常時の打感が大きく変わっているのでは?という点ではないでしょうか。基本仕様においても変則押しがペナルティになっていたり疑似遊技でボーナスを揃える等AT機ならではの制限がかかっていると思われます。打感的に近いのは同社の「ハードボイルド」辺りでしょうか。山佐さんの「ハイパーラッシュ」とも近しい打感かもしれません。

ハイパーラッシュのようにリーチ目を全てメインフラグで構成し完全確率での抽選を再現しているということではありますが、リーチ目役が出現した後疑似遊技でボーナスを揃えるまでの間は、リアル遊技ではATの仕様上ハズレ目が出現せざるを得ません。連続演出に発展した際には当りはずれ問わず疑似遊技が発生するようですので、ただ演出を眺めるだけということは無さそうではありますが、やはりリアルな出目でリーチ目が出て歓喜するようなボーナスタイプならではの楽しさは半減するのではないかと感じてしまいます。
機種名が示唆している通り過去作とは大きく変わった打感・遊び方になった部分が、シリーズのファンに受け入れられるかが結果に影響してきそうですね。

出玉率103%で導入台数も少ないため平均以上に稼働するだろうとは思いますが・・・
粗利面でホール様に貢献も出来ず、前作やボーナスタイプのファンからもそこまで評価されない、期待値プレイヤーからのみ支持される。そんな一台となるのかなというのが個人的な予想です。

島娘

オリンピアさんの人気沖スロシリーズ。
4号機では爆裂ストック機で人気を博し、5号機では初のゼロボAT機として登場し注目を浴びた本タイトル。今回は、コイン単価5.1円という史上最高峰レベルの荒波スマスロで登場となりました。

基本スペック数値を見ると、ベース28回転・RB天井500G・RB回数天井最大16回と香ばしい数字が並んでおります。
初当りは基本全てRBで、連チャンモードへ移行することが出来ればBBが82%でループ。そこから上位の花笠モードへ移行することが出来れば純増が5.0枚にアップしたBBが91%でループするとのことです。連チャンモードの流れや出玉感はまさにチバリヨ2が近しいイメージですね。連チャン中はボーナスが全てBBになることもあり、数値が示す通りチバリヨを更に尖らせた打感になるだろうと思われます。

通常時のモードはRB5回ごとのシナリオで管理されているとのことで、モードの推測が出来れば押し引きの材料となりそうです。ハイエナ勢には嬉しいポイントかもしれませんが、一般のプレイヤーはズルズルやめられなくなることを嫌って最初から打たないという選択をされることもあり得る作りだなと感じます。

兎にも角にも荒過ぎるという印象の強い本機。とは言いつつも組合理事を務められていたような大手メーカーさんの機械ということもあり、コンプリート機能の発動率は一定を超えないように上手く出玉が管理されているのではないかなと想像します。吸い込みが激しく出る時は出るが、出っ放しになるほど上に突き抜けることは少ない、そんなバランスとなっているかもしれません。

導入店舗を絞ったテスト導入的な意味合いが強いと聞き及びます。超荒波機ということもあり、導入店舗の導入直後は話題になりそうにも感じますが、さすがについて来れない客層が多く、長期的な稼働という面ではあまり期待できないのではないかというのが個人的な予想ですが、導入店舗様次第では?といったところでしょうか。

以上、1月後半の新台2機種の予想でした。

今年も色々ありましたが残り僅か。皆様やり残しの無いようにお過ごしくださいませ。

さて、今年も1年お付き合いいただきありがとうございました。
来年も皆様に少しでもお役に立てる記事をお届けできるように努めてまいります。
それでは皆様よいお年をお迎えくださいませ。