スマスロの性能予想【バベル】【コトブキ飛行隊】 -とある開発者の独り言-

スマスロAT機のリリースがペースアップしておりますね。注目機種の名前も聞こえてきております。今後の続報を待ちましょう!

さて今回は前回に続き、10月導入予定のAT機2機種をご紹介。「バベル」「荒野のコトブキ飛行隊」ですね。いつも通り個人の主観になりますが何かのご参考になれば幸いです。

バベル

ユニバーサルさんより、4号機時代にリリースされた同名タイトルがスマスロで登場です。パチンコは異常な低出玉率で話題となりましたが、本機もコイン単価3.8円の荒波タイプで登場となりました。
4号機を打っていた世代には懐かしいタイトルではありますが、今時の若年層には馴染みがないようにも思いますね。

AT仕様は疑似ボーナスのみで出玉を増やすタイプで、チバリヨが最もイメージに近いのかなと想像します。沖ドキを一回り二回り荒くしたスペック、とも言えるバランスですね。

疑似ボーナスの純増は6枚でチバリヨ等よりも高くBBは毎回約420枚獲得出来ますが、その分天国モード中の天井が144Gとなっており、連チャン中にもそれなりにハマる頻度が高そうに感じますね。当りの一連で考えた時の増えるスピードは他機種と変わらずに通常時の滞在比率が高いとなると、当り区間中もそれなりにストレスを感じるのではないでしょうか。

連チャンモードは天国:77%ループ、超天国:85%ループ、神天国:91%ループとなっており、上位の状態に移行した際の期待感はチバリヨのイキスギループに近いものがありそうです。ただ、ループ率が高くてもも144G付近まで引っ張られる頻度が高いようだとやはりストレスを感じると予想されますね。

通常時は規定G数とレア役の抽選で初当りを目指しますが、その初当りがかなり重く液晶演出も少ないため、かなり苦行となりそうな印象を受けます。
モード移行関連も基本は沖ドキと同様となっていそうですが、モードA・モードBが連続した際の履歴は見栄えも良くなさそうです。
そして通常時の天井は1280G。昨今、天井が深い機種は軒並み結果が出ていないように思いますので、この点も大きな不安要素ですね。

総合すると、類似機種より良い点があまり見つからないというのが正直な所感です。導入台数は多くないと思いますが、稼働についても平均未満の結果になるのではないかなと予想しています。

コトブキ飛行隊

少し遅れて10月3週目の導入となるフィールズさん販売の新規タイトル。自分は原作を存じ上げないのですが、世間一般でも知名度はあまり高くないのではないかなと想像します。

スペックとしてはミドルタイプ。ベース、初当り確率、コイン単価等の基本数値は特筆すべき点はないように感じますが、出玉率が97.4%〜110.8%と低い点は注意していただいた方が良いかと思います。メーカーさんからの公表値は出来るだけ見栄えを良くするために高めになっているケースが多いですが、過去の傾向から本機においても公表値より低い数値で動く可能性が高いと予想されますね。

ATの仕様はSTタイプで、純増7枚のボーナスで出玉を増やすゲーム性。STとボーナスのループの中で上乗せ特化ゾーンに突入することがあり、そこでSTのゲーム数を増やすことでループ率を上げつつ上位ATへ入れるという流れがプレイヤーが目指すべきルートとなるようです。ただSTは通常ベースになると思われますので、STゲーム数が増えるほど出玉が減る区間が長くなるという矛盾を感じてしまいそうですね。下位STのゲーム数は20〜49Gとのことで、50G近く出玉を削られて最低150枚のボーナス獲得、出玉が全然増えていないというケースも発生しうるのではないでしょうか。

通常時は特殊図柄やレア役でCZを経由し初当りを目指すフロー。現在の情報では当りに向かうルートはそれだけのように見受けられますが、ゲーム数やポイント等のルートがある機種がほとんどの現状でレア役頼みのゲーム性は虚無の時間が長くなりそうな印象を受けます。
また、AT天井が1500Gとかなり遠い点もバベルと同様にマイナス要素だと感じますね。

あとは演出面ということになりますが、詳細は打ってみないと分からないものの、筐体が古いバージョンということもあり演出面もそこまで力が入っていないように想像してしまいます。

機歴により適正以上の台数が導入されそうな点なども総合的に考えると、本機についても稼働面には期待出来ないのではないかというのが個人的な所感です。


以上、10月導入予定2機種のご紹介でした。
11月以降に注目機種のリリースも出てきておりますので、引き続き新台情報に注目していきましょう!