年末年始にかけてビッグタイトルの名前が続々と聞こえてきておりますね!開発としてもプレイヤーとしても、ワクワクしながら情報を見ております。
ということで今回は、早くも12月導入予定の注目新機種のご紹介です。もう年末なのかと時の流れのはやさを感じますが(笑)、ホール営業にとっては1年でもっとも重要な繁忙期ということでそういう意味でも注目してみたいところです。
さて、ご紹介するのはどちらもメーカーさんの力の入れ具合いをヒシヒシと感じる「化物語」「無職転生」の2機種。いつも通り少ない情報の中での個人的主観になりますが、何かのご参考になれば幸いです。
化物語
サミーさんの主力タイトル最新作。L北斗の拳以降、かつてのヒット機種の復刻版がまずまず好成績を残しており、本機も初代復刻をコンセプトにスマスロで登場となりました。
筐体は東京リベンジャーズと同じ最新デバイスで、初期から2パターンのパネルを同時販売とのこと。意匠面からも気合いを感じますね。
初代復刻のコンセプト通り、スペック・ゲーム性・演出全て初代を継承しているようです。
スペックはシリーズ伝統のミドルタイプ。コイン単価や初当り等のカタログスペックは6.5号機の前作「傷物語」と近しい値となっているように見えます。
ATは純増2.7枚で初期150枚の差枚数管理タイプ。初代から細かな追加要素はありますが、状態を上げてレア役から倍倍チャンスやボーナスを当てて差枚数を上乗せし出玉を伸ばす基本の流れは、かなり初代に近い打感になりそうですね。
とは言え本機は6号機ですので有利区間が存在し、5号機の「どこまでも続き終わらない」感覚にはなりえないのが残念なところ。大量に上乗せしても、差枚上限を迎えたらエンディングに移行し上乗せ分が消えてしまう点は、初代と比べると劣化したと感じられるかもしれません。
それを補填するため、有利区間リセット後は上位ATのCZへ移行し約50%で上位ATへ突入。上位ATは純増が5枚に上がり上乗せ性能も上がるとのことで、スペックを考慮すると突入頻度は非常に低いと予想されます。ただ、初代も大きく跳ねる頻度はかなり低かった印象をプレイヤーは持っていると思われますので、上位の頻度が低いことはそれほど大きなマイナス要素にはならなそうですね。
通常やCZのゲーム性、演出については基本的に初代を忠実に再現しているように見受けられ、ファンはもちろん、初代を打っていなかった層も違和感なく打てそうな印象です。スマスロ北斗のように「これでいいんだよ」と思うプレイヤーが多くなるかもしれませんね。
稼働面でのプラス要素が多く感じる本機ですが、その稼働を左右するのはやはり出玉感ではないかなと感じます。150枚で駆け抜けが多発するのは許容されると思いますが、下位ATだけで出るイメージが湧くバランスとなっているかどうか。差枚上限に到達し有利区間をリセットしたらそこから先は上位ATで伸ばすしかなくなりますので、その点の打感が初代とは異なるという点は本機も6号機規定との相性が良いとは言えないなと感じます。
とは言えファンの期待値が高く全体的なクオリティも高く感じる本機、総合すると平均以上の稼働に期待出来るのではないかというのが個人的な所感です。
無職転生
ニューギンさんの新規タイトル。自分はコンテンツに詳しい方ではないのですが、そんな自分でも聞いたことがあるくらいの高い知名度と人気を誇るタイトルと言えるのかなと思います。ニューギンさんは今後の噂タイトルでも知名度の高い新規版権の名前が複数聞こえてきておりコンテンツ戦略にも注目したいところです。
そして本機でまず注目すべき最大の特徴は斬新な新筐体でしょう!筐体のPVが上がり話題となっていましたね。https://youtu.be/Aj6KJIdDL_c?si=43reyIZNFis6Akh7
レバーが無くなりコンパネ部が上向きに配置され、まるでアーケードゲームのようなビジュアルとなっております。個人的にはレバーを叩いてボタンを押す長年染み付いた動きでは無くなるというところに最初は違和感を感じそうな印象を受けますが、柔軟な感覚を持った今時の若年層プレイヤーにはすんなり受け入れられるのではないかと想像しますね。
パチンコエヴァのハンドルのように「まずは触ってみたい!」と感じるトレンド層は多いことが想定されますので初動に期待出来そうです。
続いてスペック。MY約3600枚で荒波寄りのミドルスペックとなっているようです。
ベース33Gで設定1のAT初当りは1/416。ボーナス、AT確率にそこそこの設定差が付いており、逆にATの性能にはそこまで設定差は付いていないのではないかなと想像します。
ゲーム性としてはヒロイン役という版権のキャラを活かしたチャンス目的なフラグが重要な役割を担っており、AT中も通常時も全体を通して「対応するヒロイン役を引けばチャンス」という一貫した仕様となっているようです。今どの役を引けば良いかが液晶でハッキリ分かり熱く打てる、カバネリの進化版とも言えるゲーム性に感じます。
ATは純増2.8枚で1セット30Gのループタイプ。AT消化中に対応するチャンス目を引きVストック獲得を目指すゲーム性で、獲得したVストックを強化しATの性能を上げることで出玉を伸ばす仕様となっているようです。
ループの切れ目の一部等から期待度56%の上位CZへ移行することがあり、突破出来ればVストック獲得の特化ゾーンへ。特化ゾーン終了後は上位ATへ移行し、ゲーム性は変わらずに純増が4.5枚にアップ。おそらく上位CZの手前で有利区間をリセットすると想像しており、貫き性能はかなり強そうだと予想しています。
通常時は各チャンス目に対応したCZから初当りボーナスを目指すフローですが、このCZ経由のルートに振り切っていそうな通常時や、初当りボーナスの獲得枚数がやや物足りなく感じられる可能性などが継続遊技に繋がるかのポイントになりそうに感じます。
総合的に見ると、新版権一発目・新筐体一発目でこれまでに無いビジュアルと打感になりそうだという目新しさもあり、初期稼働は良いだろうと予想します。通常時や下位ATの出玉感次第では平均以上の稼働にも期待出来るのではないかと予想しています。
以上、12月導入予定2機種の予想でした。
年末以降はさらに、秘宝伝などのビッグタイトルの名前も聞こえてきております。業界全体での盛り上がりに期待しましょう!