11月の注目機種「ヴァルヴレイヴ2」が導入され、稼働開始しております。皆様の周りでは状況はいかがでしょうか?
自分の行きつけのホールさんでは、初週はさすがに仕事帰りでは全く空き台がありませんでしたが、2週目に入り全く座れないという状況では無くなってきております。
自分もまだ腰を据えてしっかりとは打てていないのですが、今回はそんなヴァルヴレイヴ2についての所感を書いていこうと思います。打ち込めていない個人の主観になりますので、さらっと流し読みしていただければ幸いです。
市場データの概要
まずは、実際に稼働してみての市場データの概要です。
導入台数に関しては、事前情報では25000〜30000台ということだったと思いますが、蓋を開けてみれば分納分も含めると30000台を優に超える台数が導入されているように見受けられます。商機にしっかり台数を捻じ込んでくるのはさすがSANKYOさんですが、とは言え多過ぎるように感じますね。空き台が目立ってきているのは単純に台数過多の影響もあるように思います。
続いて初週の設定状況ですが、他機種と比べると設定4以上の投入率がかなり高くなっているように見受けられ、ホール様の期待の高さが窺えますね。(とはいえ初代の初週に比べるとやや落ちる設定配分になっています。)
その他、出玉率やMY等のスペック面の数値は公表値と大差ない範囲で動いているように見受けられます。各メーカー適合率が低調に推移している中、荒波スペックをしっかり通してくる辺りもさすがのSANKYOさんといったところでしょうか。
見た目のスペックアップの代償
ビッグデータの概要はそのような状況ですが、では実際の打感はどうなのか。少ししか打てていないのですが、その中で自分が感じたのはやはり、事前予想でも書かせていただいた通り「販売を最大化するために見た目の数値の向上を追い求めた結果、色々なところに歪みが出ているな」という所感でした。
特に大きいのは色目押し無しで純増9枚という点。あくまで体感ではありますが、ATのゲーム数が10Gの振り分けが圧倒的に多くなっているように感じ、心が休まる間もなくすぐにハラキリチャレンジに移行することが多いため、前作よりもATの打感は悪くなっているように感じました。また、本機の売りであるハラキリドライブも当然ながら滅多に見ることは出来ず(自分は未体験です苦笑)、新規要素である究極ハラキリチャレンジやダブルドライブといったものも周りを含めても未だ見たことがない状況です。
個人的には、純増を高くするよりもむしろ純増を少し下げてでもゲーム数振り分けやドライブの頻度を上げた方が、プレイヤー目線では打感が良くなったのではないかなと思います。
あとはやはりハサミ打ちペナルティの存在ですね。
順押ししか出来ないという制限については打っていてそこまで苦ではなかったですが、引き込み1で目押し不要のルーン目仕様は個人的には面白いとは思えなかったですね。スイカ成立時に目押しが必要だと右を先に狙うプレイヤーも多いことを想定してのことだろうなと考えると、ゲーム性に与える影響は大きいと感じました。
純増を高めるにしても色目押しを残す選択肢はあったのではないかと思いますが、個人的には「押し順のみでハサミ打ちペナルティ」よりも「色目押しありで普通に目押しが必要なスイカ・チャンス目」だった方が打感が良かっただろうなと想像しております。
とは言えこのような点はあくまで自分の好みの問題なので、稼働への影響は無いのかもしれませんね苦笑
通常時のゲーム性
最後に通常時のゲーム性について。今作はモンキーターン仕様の周期タイプとなりましたが、他社機でもモンキーターンを模倣した機械が既に多数出ていて少なからず飽きてしまっていることもあり、こちらも前作の方が良かったなと感じてしまいました。自分が打つとどうせ深いところまで連れて行かれるのですが涙、6周期まで連れて行かれてCZというのはメンタル的にはなかなか厳しかったです。
あとはCZのCZは正直いらなかったなと感じますね。今作で追加された「いつでも出現するBAR揃い」は良い要素だと思うのですが、通常時に引くとCZのCZに行くだけでむしろガッカリ感が強かったです。
とは言え前作の通常時も楽しかったかと言われるとそんなことは無いですし、本機を打つプレイヤーは超革命を目指して打っていて通常時はどんな仕様でもあまり気にならないかもしれないので、こちらも稼働にあまり影響はないのかもしれませんね。
以上、ヴァルヴレイヴ2の個人的な所感でした。
初動は良かったものの、稼働としては既にレールガンに抜かれてしまった本機ですが、台数が多くホール様も大事に使っていく意思が強いのではないかなと思いますので、ここから粘ってくれることに期待したいですね。
年末年始にかけて期待の新台が導入されてきますので、引き続き実際の挙動をチェックしていきましょう!


