スマスロの性能予想【ゴッドイーター】【ゾンビランドサガ】 -とある開発者の独り言-

6月導入の新台の動向は、聖闘士星矢・ToLOVEるの2機種が引き続き好調な稼働を続けておりますが、初週は聖闘士星矢の方が高稼働だったところからToLOVEるが星矢を抜きトップの稼働となっている状況ですね。
朝の稼働は2機種とも良好かと思いますが、前記事でも書かせていただいた通りやはり星矢は低純増・高継続のスペックの影響で夕方以降は敬遠される傾向が強く稼働が伸び悩んでいる流れでしょうか。実際仕事帰りの時間帯は空き台が目立つように見受けられます。
逆にToLOVEるは高純増・ハイスペックで夜でもなかなか空き台が無い状況です。今後の挙動にも注目したいところですね。

さて、8月・9月の新台情報も続々と出てきております。今夏は新台の機種数が非常に多く、ホール様としても限られた予算の中でどの機種を導入するべきか悩ましい状況ではないかなと推察します。
ということで今回は、直近7月の後半に導入予定の「Lゴッドイーターリザレクション」「Lゾンビランドサガ」の2機種をご紹介。いつも通り個人の主観による予想になりますが、何かのご参考になれば幸いです。

ゴッドイーターリザレクション

山佐さんの主力タイトル・ゴッドイーターがスマスロで登場です。5号機の初代は比較的高稼働を記録しましたが続編は稼働が低迷しており、今作で挽回したいメーカーさんの意図が感じられますね。

スペック帯としては荒波寄りのミドルスペック
規定G数またはレア役からのCZを通せば本編ATに突入する直ATタイプですが、AT確率は1/350とそこまで遠いわけではなくATの平均TYもそこまで大きくはないと想定されます。単発・2連といったショボ出玉の割合が高く、稀に大きな出玉が見られるバランスになっているのではないでしょうか。
純増9枚で出玉が増えるのはAT前半のストーリーパートで、AT後半の交戦パートは出玉が減るSTタイプとなっています。スペック的には「純増を高めたカバネリ」というイメージとなっていそうです。

貫き仕様は、有利区間リセット後に上位STもしくはプレミアムATに突入するというもの。貫き性能は高いと思われ、昨今のスマスロと同様に有利区間リセットを目指す打感となりそうな印象を受けます。

ゲーム性としては、原作ゲームの特徴を活かした敵モンスターや味方キャラの多彩な組合せでAT中は様々な展開を楽しめそうです。ただ、出玉が増えるストーリーパートは純増9枚で滞在が短く、長いG数滞在するバトル中は出玉が増えないというバランスは少々ストレスを感じるかもしれませんね。

高純増で短時間試験の適合率が低く、一気に出玉が増える頻度が少ないであろうと思われることから、ミドル〜荒波スペックに見合った出玉感を感じられるかが稼働の明暗を分けるのではないかと思います。TYやMYといった数値の詳細が不明ですので予想は難しいところですが、平均程度もしくは平均未満の稼働結果になるのではないか、というのが個人的な予想です。

ゾンビランドサガ

大都技研さんの新規タイトル。発表から導入まで比較的期間が短いこともあり、台数は控えめなようですね。

スペックとしてはロー〜ミドルスペックのスマスロとなっており、ベース37Gでコイン単価は約2.8円と、基本数値を見ると低投資で遊べる機械という印象を受けます。
ATのゲーム性は、出玉の減るST区間に疑似ボーナスを当ててループさせるこちらもカバネリタイプ。ですが、基本となるSTが30G+αと長く、疑似ボーナスの純増が3.8枚と高純増という程でもないため純粋に増えるスピードが遅く感じてしまいそうです。
おそらく貫き後に移行すると思われるプレミアムATではST中も純増3枚になるとのことなので気にならないかと思いますが、その他のAT区間は全て増加スピードが遅い点がプレイヤーにどんな印象を与えるかが気になるポイントですね。

通常時のゲーム性は特殊図柄揃いからCZを経由してボーナスを目指すシンプルな流れですが、CZ・初当りボーナスがかなり近いと想定されるため退屈せずに打てそうな印象です。
また、今時のアニメを元にした演出は魅力的で非常に面白そうに感じます。

ですがやはり、本機の明暗を分けるのはスペック面で「出せるイメージが持てるか、出し方がプレイヤーに伝わるか」という部分ではないでしょうか。
あくまで個人の主観ですが、各種数値やバランスを考慮すると出玉面が足を引っ張ってしまい平均未満の稼働となるのではないか予想しています。

以上、7月後半の新台2機種の予想でした。
ToLOVEる、星矢の好調に待ったをかける機種が出てくるかどうか、引き続き新台の情報をチェックしていきたいと思います。