導入後考察【サラリーマン金太郎】 -とある開発者の独り言-

2025年最初の新台導入は、ニューギンさんの「Lサラリーマン金太郎」が比較的良いスタートを切る展開となりました。このまま長期稼働にも期待したいところですね!
そんな金太郎を自分も短い時間ですが打つことができましたので、今回は実際に打った所感を書かせていただこうと思います。いち個人の感想ですが、さらっと流し読みしていただけますと幸いです。

設定不問の爆発力

本機の一番の特徴はやはり現市場でもトップクラスの荒波スペックですよね。実際に打って、そのハイスペックぶりを存分に味わうことが出来ました。(自分は主に吸い込み担当でしたが苦笑)
ニューギンさんはこの後、更に荒波スペックのLゴジラが予定されているとのことでこちらも楽しみになってきましたね。
まだ解析情報がそこまで出揃っていない状況ではありますが、金太郎チャンスの個数振り分けには設定差が無いという情報が出ていましたね。低設定でも高確や超高確でKCをツモればまとまった出玉が得られる、設定不問でチャンスがあるところが本機の好調の一因ではないかと感じます。
自分が体験したように吸い込みがキツくチャンスは多くないですが、その分ボーナス後の高確には力が入りますし、吸い込んだ分返ってくるイメージが持ちやすいところが本機の魅力の一つかなと思います。4号機のサラ金と同じ打感も相まって、当時の感覚を思い出しましたね。

4号機を再現したシステム

事前の記事でも書かせていただきましたが、本機は4号機サラ金のリメイクがコンセプトとなっており、システム面は随所にサラ金のAT仕様を彷彿とさせる内容が見られます。
押し順役でチェリー・シングルボーナスを表現しているところや、ボーナス後の高確がKCへのメイン契機となっている点、そんな中で意識の裏からリプレイ契機の超高確(4号機では高確Bと呼ばれていた記憶)に移行していきなり叩きどころが訪れる点など、当時を知っている身からすると懐かしさを感じるシステムは好印象でした。
特に、KC個数振り分けに偶数連が無いという点は個人的には「これこれ」と思う部分でしたね。偶数連目が来た時の「次も約束されている安心感」は当時のAT機ならではの打感だったなあと。

周りを見ていても本機の客層のメインは当時から打っている40代以上のプレイヤーという印象ですが、上記のようなかつてのAT機ならではの面白さは現代の若いスロッターにも通じるものではないかと感じます。

4号機を再現した演出

一方演出面は、最近のガチャガチャした煽りの多い演出に慣れてしまった自分としては「何も起きない」印象を受けてしまい少々ツラく感じることも。ただ4号機サラ金の再現度は非常に高く、良くも悪くも当時はこんな感じだったなと思い出す場面が多かったですね。
レバーで扉が開く→第一停止で通常画面にパッと戻る 等、今の開発ではなかなかやらないだろうという構成の演出が多い印象ですね。
とは言え、好スタートを切っている本機の状況を見ていると、そのような演出も意外と年代問わずプレイヤーに受け入れられているということなのでしょう。
個人的には演出頻度が低いかなと感じましたが、何も無い時にガチャガチャした演出はいらない、と思うプレイヤーも一定数いるということなのかなと。
ただ賑やかすのではなく、本機のように期待度に合わせてメリハリの効いた演出バランスにするというのも開発の一つの選択肢として頭に置いておこうと感じた次第です。

以上、サラリーマン金太郎を打って感じた所感でした。
またここから多数の新台が導入予定となっていますが、それも踏まえて動向をチェックしていきたいですね!