スマスロの性能予想【吉宗】【麻雀物語5】 -とある開発者の独り言-

2月のパチスロ新台は、東京喰種>ブラックジャック>シャーマンキング>ありふれた職業〜というスタートとなりました。特に東京喰種の稼働が飛び抜けておりますね!自分がホールを見に行っても空き台の無い状況が続いております。見ている限り、やはり駆け抜けが非常に多くツラい打感に見えますが・・・今後の動きにも注目していきましょう。

さて今回は4月の後半に導入予定の「吉宗2025」「麻雀物語5」のご紹介です。適合率は低い推移が続いておりますが、4月以降の販売機種はかなり多くなりそうですね・・・そんな中販売が予定されている2機種の予想、いつも通り主観になりますが何かのご参考になれば幸いです。

吉宗2025

大都技研さんの看板タイトル「吉宗」の最新作。昨今のリバイバルブームに乗っかり、初代復刻をコンセプトに登場です。

スペックは当然ながら荒波タイプ。
4号機の大量獲得ストック機を再現した疑似ボーナスタイプのAT機となっており、コイン単価4.0円でMY4000枚と数値的にはしっかり差玉が出るバランスとなっているように見受けられます。
基本情報としては、AT純増は7.11枚でBBは獲得711枚・RBは8回入賞(獲得72枚)。随所に開発のこだわりが垣間見える数値となっていますね。ただ、見映えの良い(?)基本数値にこだわったが故にBBの消化に100ゲーム程度かかる点は少し間延び感を感じてしまいそうにも思えます。

ゲームフローとしては、天国モードによる連チャンやBBの1G連で出玉を増やすシンプルな流れ。ただ天国は初代の数値にこだわったためか192ゲームと深く、天国の連チャンでは持ち玉を削られて出玉感はあまりないのではないかと感じ、出玉を一気に増やす契機としてはBBの1G連を引くしかないのではないかというバランスだと想像します。
ですが、純増7枚で獲得711枚のATを1G連で数回重ねると、現状の試験ではその時点で短時間試験で不適合になると思われるため1G連を体験出来る頻度は決して高くはないように予想されますね。

一方、配列・出目や演出などその他の面でも初代復刻を目指した開発の努力が感じられます。
特に配列に関しては、初代の特徴的なポジションがかなり忠実に再現されており個人的には非常に好印象です。ただ、AT仕様ですので松の菱形といった印象深い出目は通常遊技ではそうそう見られないと思われる点は少し残念。そんな中でも、BB中の純ハズレやJACハズレ・俵8連といった吉宗ならではの要素はAT仕様ながら通常遊技の中で再現されているようです。
ナビ発生時に色目押しをミスしても3枚払出がある等プレイヤーに配慮した点も見られ、メイン仕様については開発目線で関心する点が多いと感じますね。

とは言え、荒い出玉と初代再現のシンプルな演出にプレイヤーが着いて来れるかは別問題でしょう。BR比率や演出の見映えといった詳細が現段階では不明ですが、同じく復刻をコンセプトにした「L鬼武者3」と似た挙動になるのではないかと予想しています。

麻雀物語5

平和さんオリジナルの主力タイトルがスマスロで登場です。
前作からあまり時間が経っていないように感じますが、もう3年以上経つんですね・・・時の流れの早さを感じます汗

そんな本機ですが、過去作のイメージに近しく荒波寄りのミドルスペックといった設計になっているようです。同社の機種で言うと、仕様は異なりますがLバンドリに近いイメージでしょうか。AT純増3.7枚、コイン単価3.5円という基本数値ですがAT確率は1/615と重く、数値以上に荒い打感となりそうな印象を受けます。
そのATへのメインルートは初当り疑似ボーナスとのことですが、AT天井は999ゲームと確率の割に浅く、ATの当選契機の内訳としては天井の割合が多く感じるのではないかと想像しますね。

AT中のゲーム性は、過去作を継承したゲーム数上乗せタイプ。レア役やゲーム数契機で直乗せ・特化ゾーンを目指す王道の流れで、期待度の異なる複数の特化ゾーンを搭載している点は好印象。当りが遠い分TYは高めだと思われますので、それらの上乗せを体験出来る頻度もそれなりに高そうだと感じます。

そして本機最大の特徴は、スマスロでありながら上位AT非搭載・ゲーム数上乗せタイプながらシームレスに有利区間をリセットするらしい?という点。有利切りからの上位ATありきのバランスではなく普段の直乗せや特化ゾーンに出玉を振った設計は、要素が少ないという点では物足りなく感じるかもしれませんがやれる感を感じるプレイヤーが多いのではないでしょうか。また、特に有利区間リセット周りの仕様に関しては噂レベルで詳細は不明ですが、どのような仕組み・見せ方になっているのか開発としてもとても気になりますね。続報に注目したいところです。

AT中の楽しさ・やれる感と通常時のキツさ、どちらが強いかで稼働の行く末を占いそうだなと感じますが、ATの遠さや天井比率の高さが足を引っ張り、平均程度の稼働となるのではないかというのが個人的な所感です。

以上、4月後半導入予定2機種の予想でした。
ボーナストリガー機を含め、新台の情報が続々と出てきておりますので引き続きチェックしていきましょう!