3月のパチスロ新台は、バイオ5とレヴュースタァライトが好スタートを切る格好となりました。個人的には、こういったミドルスペック帯の機械がしっかり稼働してくれるのはマーケット全体を考えても良いことだなと思っております。今後の動向にも注目したいですね。
さて、今回は5月導入予定の新台「LガンダムSEED」「緑ドンViva」のご紹介。気が付けばもうゴールデンウィーク明けの機種紹介になりますね・・・時間の流れる早さが恐ろしい汗
ということでいつも通り個人の主観となりますが、何かのご参考になれば幸いです。
ガンダムSEED
SANKYOさんのガンダムシリーズ、パチンコは台数こそ伸びたものの稼働は振るわずという結果でしたが、タイトルとしては世代的にプレイヤーのボリューム層とターゲットが重なると思いますので、魅力的な版権と言えるのではないでしょうか。
そんな今作ですが、コイン単価4.0円、MY約4000枚と高射幸タイプで登場となりました。
ATの仕様はカバネリ以降定番となった感のあるSTタイプ。20G+αの減算区間と純増6.5枚の擬似ボーナスを繰り返して出玉を増やすゲーム性となっているようです。下位STの継続率は70%でボーナスは最低100枚となっており、当りが終わった時には手元にメダルが残っていないケースも起こり得るのかなと感じる数値となっておりますね。荒波スペックであることも考えると、上位ATに入らなければほぼ勝てないバランスになっていると予想しています。
さらに、通常時の数値もかなりキツい打感になりそうな印象を受けます。
当りへのルートはCZと天井しかないように見受けられますが、CZ確率は約1/370前後でかなり重く、天井も1280Gと遠くなっており、何も無い時間が長く感じられそうです。
スペック的にはそれらの不安要素を払拭する程の魅力が上位ATにあるか、という点がポイントとなると感じます。
一方ゲーム性としては、通常もATも「小役を引けばOK」な自力感の強い仕様という部分を売りとされているようです。メーカーさんもデキレと叩かれることに怯えているのかな、と想像しますが・・・
とは言え、特にハイスペック機においては試験に適合するための出玉コントロールが必要で、きっと本機にも何かしらの工夫が施されていることでしょう。それがプレイヤーにも伝わるレベルかどうかが重要かと思いますが、本機はデキレを感じる瞬間は少なそうだという所感です。
あとは演出面。現時点では詳細は不明ですが、通常背景などパチンコの流用感が強いのではないかと感じ、要のST中についてもこの版権ならではの見せ方とはなっていないような印象を受けます。直近で仕様が同じくSTタイプで販売台数の規模も近しい「Lシンエヴァ」やスペック帯が近い「Lシンフォギア」が何となく脳裏によぎってしまいますね。
総合すると、通常時のキツさと下位ATの出玉感がマイナスに働き平均未満の稼働結果となるのではないか、というのが自分の予想です。
緑ドン
5号機でヒットした「緑ドンViva」がスマスロでリバイバル!当時打っていたプレイヤーは楽しみにされている方が多いのではないでしょうか。
そんな本機、スペック的には荒波寄りのミドルスペックとなっております。コイン単価3.5円となっておりますが、初当りボーナス1/275・AT 1/561と確率は重めでかつ基本的にボーナスを経由してATに突入するフローとなっているため、高射幸機と遜色ない荒い打感になるのではないかと想像しています。
天井も「ストレート1280G」もしくは「AT非当選のボーナス10回」とかなり遠く、通常時は基本的にレア役からのボーナス抽選のみ。5号機の同作を踏襲してはいるのですが、現行の他機種と比較すると通常時はATへの糸口がなかなか掴めず間持ちしないのではないかと感じてしまいますね。
ATの基本数値としては疑似ボーナス純増4.5枚、AT純増2.5枚となっており、上位ATで純増が上がるといった要素もないため、基本的には常時2.5枚の低純増の打感になると思われます。
ATが遠く純増も低い分、上乗せ=XRの性能の高さを重視した設計となっていると想定されますね。初当りはXRスタートとなっており、当たれば誰でも性能の高い特化ゾーンを体験出来る点はプラス要素だと感じます。
有利区間リセット後はAT引き戻し確定+77%で高モードへ。XR継続率が優遇され大量上乗せに期待出来るように見えますが、出玉的に貫き性能はそこまで強くはないように感じます。分布としては、万枚・コンプリートといった大量出玉は少なく3000〜5000枚辺りが厚くなっているバランスでしょうか。
ゲーム性や演出に関しては、5号機緑ドンをほぼ完全に再現しているように見受けられます。タッチセンサーによるサブ抽選で行われていたビリーゲットチャレンジがメインの2択当てになっていたり、リアルボーナス当選まで継続する仕様だったロケットモードがATになったことによりST仕様になったりといった点が主な変更箇所となっているようです。
過去作を好んでいたプレイヤーには懐かしさもあり受け入れられそうですが、当時打っていたプレイヤーが今どれだけ残っているか、そして6号機から打ち始めた現代のプレイヤーにどれだけ受け入れられるかがポイントになりそうですね。
AT中のゲーム性は楽しそうだと感じるものの、通常時の当りの遠さやボーナスからATのハードル感が足を引っ張り、長期稼働に大きな期待は出来ないのではないかというのが自分の所感です。
以上、5月導入予定2機種の予想でした。
いよいよボーナストリガー機のスペック情報も出てきておりますね!6月登場予定ということで、続報を楽しみにしたいと思います。