6月の新台導入が始まっております。全国稼働データを見ると初動はかなり拮抗しておりますが、AT機ではいざ番長・BT機ではハーレムエースが一歩リードしている状況のようですね。今後の動向に注目しましょう!
さて今回は8月導入予定のスマスロAT機のご紹介です。もう8月・・・時間の流れの速さに愕然としますが汗、見ていきましょう!
今回は「ダーリンインザフランキス」「アズールレーン」の2機種。まだ情報の少ない中での個人の主観になりますが、何かのご参考になれば幸いです。
ダーリンインザフランキス
フィールズさんの新規タイトル。東京喰種に続く〜といった謳い文句のようですが、タイトルとしては東京喰種ほどの強さは無い印象でしょうか。(自分が存じ上げないだけかもしれません汗)
ゲーム性についても東京喰種を継承しているわけではなく、基本的に別物であることは念頭においていただいた方が良いでしょう。
スペックについては荒波タイプ。コイン単価4.0円、MY約3900枚という数値を見ると昨今の高射幸帯の機械の中では標準的な数値となっているようにも感じてしまいますが、市場でトップクラスの高射幸機と言えるバランスですね。
が、そんな中でもAT確率はかなり近く、スペックを考えると駆け抜けショボ出玉の頻度が高いバランスとなっていると想像します。他機種で言うとシンフォギアやゲゲゲの鬼太郎のような打感となりそうに感じますね。東京喰種も言ってしまえばそんなバランスですが、このタイプは「突っ込んでも返ってきそう」と思えるかどうかが重要ではないかと思います。
AT仕様はボーナス連タイプですが、流行りのSTタイプではなく高確率区間の間に何発ボーナスを引けるかというタイプで、ボーナス中に高確率のゲーム数を上乗せして出玉を伸ばすゲーム性となっております。上述の駆け抜けが多いと予想されるTYの分布をイメージすると、ボーナスを引けても残りゲーム数僅かで常にジリ貧感を感じる打感を想像してしまいますね。
通常時はCZから初当りボーナスを目指す流れですが、契機役を引くと前兆を経由せずに役に応じた状態へ即移行する仕様で「盾の勇者」のような打感となりそうです。CZ自体がかなり近い設計となってはおりますが、複数ゲームに渡る前兆で煽られることが無いというのはやはり虚無感を感じてしまいそうだなと思います。
また合わせて配列・出目に関しても、右リールの三連図柄を狙わせる遊びとなっているようですが毎回右を狙うのも煩わしいと感じられそうですし、三連図柄がある分スイカが無くフラグ構成としても物足りなく感じてしまいそうで、単調なゲーム性に拍車をかけてしまいそうな印象を受けます。
あとは演出面がどこまで作り込まれているか次第。映像面はクオリティが高そうだなと想像しますが、要所の演出の気持ち良さや実際に打たないと分からない演出頻度や期待度の作り込みでプレイヤーの評価は変わってくるかと思います。
総合すると、東京喰種の効果もあり初動は良いだろうと思いますが、AT駆け抜けの多さと通常時の打感が影響し平均程度か平均未満の結果となるのではないか、というのが個人的な予想です。
アズールレーン
京楽産業さんの主力タイトルがパチスロでは初登場です。パチンコではそれなりに稼働したタイトルですが、どちらかと言うとパチスロ向きのタイトルという印象はありますね。
コイン単価3.6円とミドルスペック寄りの数値にも見受けられますが、十分高射幸タイプという所感を受けます。
そんな本機最大のポイントは、約26Gの超低ベースという点でしょう。とは言え、下限試験が存在するためこのベースで吸い込み続けることは不可能です。短時間試験400G以内には必ずボーナスやATで還元する必要がありますので、350Gがボーナス天井となっており100枚の疑似ボーナスが当たる設計となっているんですね。ボーナスで還元を得るまでを1サイクルと捉えると、通常ベースの機種とそこまで打感は変わらない印象です。ただAT天井は2000Gと非常に遠く、聖闘士星矢やバジリスク天膳のようにATまでの道のりは険しく感じる打感になりそうだなと想像します。
ATはゲーム数上乗せタイプで、初期ゲーム数決定の特化ゾーンは平均上乗せ100G。100枚以下のショボ出玉で終わるようなことは基本的にないと思われ、比較的出玉感があるATとなっている印象を受けます。
上位ATは純増も性能も上がるタイプとなっており、試験で突入すれば即不適合となるバランスだと思われますので、突入頻度はかなり低いと想定されますね。
ただ本機の売りとされている「低ベース」、ホール様目線では嬉しいポイントかもしれませんが、プレイヤー目線では全く魅力的には映らないように感じます。「ベースが低いから打とう」となることは無いと思います。「その分当りが近いから打とう」「その分AT性能がメチャクチャ尖ってるから打とう」といった低ベースにしたことによるメリットを明確に用意するべきかと思いますが、本機の目指すべきATは約1/600と比較的遠い設計となっておりAT性能もそこまで尖っているようにも見受けられず、プレイヤー目線での低ベースのメリットは感じないバランスとなっている印象を受けてしまいますね。
京楽さんのこれまでのパチスロの実績を踏まえると、演出面も突出して良い出来映えになっているとは想像しづらいのが正直な所感です。総合的に考えると平均未満の結果になるのだろうと予想しています。
以上、8月導入予定のAT機2機種のご紹介でした。
BT機の動向も気になりますね。引き続き新台情報に注目していきましょう!