ボーナストリガーまとめ【クレアの秘宝伝】【マジハロ】 -とある開発者の独り言-

今回は、9月に導入予定となるボーナストリガー機のまとめです。「クレアの秘宝伝-はじまりの扉と太陽の石-」「マジカルハロウィン」の2機種ですね。
それでは早速見ていきましょう!
(以前にボーナストリガーの考察記事も書いておりますので、よろしければ参考にご覧ください。 )

まずは各種数値を簡単にまとめてみました。

それでは、各機種の簡単な概要と所感を書いていきたいと思います。

クレアの秘宝伝

大都技研さんのノーマルタイプの主力タイトル。
前作はニューパルサーの配列や演出を模倣した作りと、機歴による適正を大きく超える台数の導入で稼働が即飛んでしまいましたが、今作は元の路線に戻しつつBT仕様で登場となりました。

BBの獲得枚数を約350枚に固定し、「ノーマルタイプのスペックアップ」をアピールするバランスとなっている印象ですね。
ベースが34Gとかなり削れていてその分ボーナス確率を近付けており、スペックとしてはアレックス等と近しいイメージです。

そして注目すべきは、設定6で114.0%(完全攻略時)という高出玉率。出玉をアピールしたい際には安定して活躍してくれそうですね。逆に設定1の出玉率も99.3%(完全攻略時)と高く、ホール様としては粗利が取れづらい点は留意すべきかと思います。
ボーナス中の技術介入はBB・RB共通の手順で難易度も低く、BTのループ性もなくシンプルな構成ですので、打ち手を選ばず間口の広いAタイプと言える仕様となっておりますね。

チャンス目からのプチRTとボーナス内部中のRTでボーナスを煽るゲーム性がシリーズの特徴でしたが、BT機はRT搭載不可なためゲーム性の再現が出来ない点は残念なポイント。その分、自社コンテンツをフル活用した演出モード、演出カスタム、ボーナス中の演出・楽曲を豊富に用意しプレイヤーを飽きさせないようにする工夫が見受けられます。こちらはファンには嬉しいポイントでしょう。

今作もある程度まとまった台数の導入が予想される状況ではありますが、適正以上の台数だと稼働は伸びずホール様としては粗利も取れない事態になってしまう懸念を感じます。そんな中でも、コンテンツの固定ファンや設定狙いのプレイヤーが稼働してくれる展開に期待したいところですね。

マジカルハロウィン

コナミさんの看板タイトルがBT機となって登場です。タイトルのイメージはA+ART仕様ですが、ノーマルタイプBT仕様もファンから見たら違和感はないかもしれないなと感じますね。

基本スペックはベース37G・出玉率97.5~108.1%となっており、ホール様からすれば粗利が取れる・プレイヤーからすれば辛い遊べない機械というバランスになっている印象を受けます。

BTの仕様は、1000ちゃんのような111枚獲得のボーナスをどれだけループさせられるかというタイプ。1000ちゃんと比較すると、BBで必ずBTに移行する代わりにループ率が50%と低くなっています。せっかくBBを引いたのに一度もループせずRBと同じ枚数で終わる、というケースが頻発してしまいそうですね・・・
直前に導入されるクレアの秘宝伝や既存のBT機と比べると、どうしてもスペックが辛く見劣りしてしまうのは否めないなと感じます。
類似仕様の1000ちゃんはBTの頻度が遠いという点が低調の理由の一つだったように想像していますが、BTの頻度を上げた本機もループ率が低過ぎてストレスが強い印象です。ループタイプのBTはそもそもスペックの良い機械を作ることが難しく、現状はどのタイトルでも結果は出づらいのではないかと感じてしまいますね。

一方で、演出面は通常時もBT中も複数の演出モードが選べるようになっていて力が入っているように見受けられます。楽曲も多数搭載されており、シリーズのファンには受け入れられる可能性はあるかもしれないですね。個人的にはスペック面のマイナスを上回る程の需要があるとは考えづらいと感じますが・・・

 

以上、9月導入予定のボーナストリガー機のまとめと所感でした。
AT機のリリースが芳しくない状況がしばらく続いておりますので、BT機の情報もしっかりチェックしておきたいですね。
導入まで楽しみに待ちましょう!