今回も年末12月導入機種のご紹介です。12月上旬導入予定の「銀河英雄伝説」下旬導入予定の「秘宝伝」の2機種。いつも通り少ない情報の中での個人の主観となりますが、何かのご参考になれば幸いです。それでは見ていきましょう!
銀河英雄伝説
5号機ではユニバーサルさんから販売されたタイトルですが、今作はコナミさんからスマスロAT機で登場となりました。コンテンツとしては比較的大きめなタイトルかなとは思いますが、最近の若年層には馴染みのないタイトルかもしれませんね。
スペックとしてはコイン単価3.0円のマイルド寄りミドルタイプ。ベースが35Gと最近のAT機の中では高めの数値となっており、比較的遊びやすい打感となりそうな印象を受けます。
ゲーム性に関しては、カバネリやゴッドイーターをベースに+αしたという表現が最もしっくりくる仕様となっており、STタイプでボーナスをループさせて出玉を増やすゲーム性となっております。
そんな中で本機ならではのポイントは大きく2つ。
1つ目は、ST開始前に有利区間リセットまでの差枚数を決定するゾーンがあり、その差枚数が可視化されているという点。有利区間リセット後には上位STへ突入しますので、リセットまでの枚数が少ない程期待度が高い見た目になるのかなと想定されます。開発目線では面白い試みだなとは思いますが、スペックも考慮すると大半が2000枚以上となりそうですので目標が遠いことも可視化されてしまう点、下位ATでまとまった出玉を獲得した状態で上位ATに突入する機種がほとんどな中、150枚獲得で上位ATに突入してすぐに終わる等上位に入れたのに数百枚というガッカリパターンが起こり得そうな点などはマイナスな印象を受けてしまいますね。
2つ目は懐かしの7揃い特化ゾーンですね。5号機の銀英伝は7揃いが連続する特化ゾーンの元祖と言えるかと思いますので、当時を知る世代としては感慨深いですが、とは言え現代では特に目新しいわけでもなく大きなプラス要素とはならないかなと感じます。
通常時に関しても、REGでは天井がリセットされずBIGでST確定というカバネリスタイル。最近の傾向としては直ATではないというのはやはり良い印象にはならないだろうと感じてしまいますね。
導入台数や周りの状況など外的要因にも左右されるかとは思いますが、総合すると平均程度もしくは平均未満の結果となるのではないかというのが自分の所感です。
秘宝伝
大都技研さんの主力シリーズ最新作。今作は4号機で大量販売・高稼働を記録した初代秘宝伝の復刻版としての登場となりました。
スペックとしてはミドルタイプ。コイン単価3.2円・MY約2900枚とのことで、その数値だけ見ると出玉のパンチはあまりない遊べる機械だという印象を受けますね。
ATは4号機の初代秘宝伝を再現した疑似ボーナス連チャン仕様。初当りボーナスでCZ高確の伝説モードへ移行し、高確率とボーナスのループを目指す流れです。
サミーさんのL防振りは初代秘宝伝を強く意識した仕様でしたが、当時を知らない層には逆に防振りをイメージしてもらえればゲーム性はすんなり伝わるかなと思います。
初代同様に伝説モードにはショートとロングが存在しますが、さらに本機はスマスロならではの上位状態を搭載。上位に移行すればビッグが80%でループし期待枚数は約3000枚とまずまず強力な性能となっているようです。が、スペックバランスを考慮すると突入頻度はかなり低いだろうなと想定されますね。
通常時に関しても初代同様、チャンス目から高確率へ突入し初当りボーナスを目指す流れとなります。初代にはなかったゲーム数からの高確率当選もある模様で、通常時は苦行とはならないような印象を受けますね。
通常時のチャンス目確率は1/124ですが高確率中は約1/15に上昇し、高確率中はチャンス目出現で疑似ボーナス確定。このチャンス目高確率はゾンビランドサガのようにリアルボーナスになっているという情報がありますが、一方でゲーム数からの当選があるとなるとリアルボーナスだけではないようにも思います。この辺りの情報は続報を待ちたいと思いますが、本機の肝となる部分の仕様ですので、どのような仕様になっているかで少なからず稼働に影響しそうですね。
演出面は現状不明ですが、復刻版ということで北斗や吉宗のように往年のファン納得の出来栄えとなっているかどうかが重要だと考えます。
営業期間が短いこともあってか適正台数の販売であろうことを考慮すると、平均以上の稼働に期待出来るのではないかというのが自分の予想です。
以上、12月導入予定2機種の所感でした。
年末年始の新台は注目機種が目白押しで楽しみですね!
業界全体での盛り上がりに期待したいです。引き続き新機種情報に注目していきましょう。


