今年も早いものでもう12月。初週の新台は化物語が今年一の初動で好スタートを切っておりますね!ネットやSNS等では厳しい意見も見られますが、この初動であれば長期稼働にも期待が持てそうに思います。
12月は3週目にも新台導入が予定されておりますので、年末年始にかけて業界全体が盛り上がってくれることに期待したいですね!
さて、今回は2026年2月導入予定の2機種「L攻殻機動隊」「L炎炎ノ消防隊2」のご紹介です。いつも通り少ない情報の中での個人の主観になりますが、何かのご参考になれば幸いです。
攻殻機動隊
サミーさんの同名タイトルパチスロ3作目。5号機の初代はAT機で高稼働を記録しましたが、6号機の2作目は6号機A+ART仕様で稼働は振るわなかったと記憶しております。昨今のリバイバルブームに乗り、今作は初代再現を意識した作りとなっているようですね。化物語の好調が追い風となり、期待している方も多いのではないでしょうか。
そんな本機のスペックは、ライト寄りミドル帯のスマスロAT機。コイン単価や純増等スペックの基本数値を見ると、同社の東京リベンジャーズと似た打感になりそうな印象を受けます。
ATは差枚数管理。下位ATの純増は4.0枚で初期200枚、特殊上乗せや特化ゾーンで差枚数の上乗せをしていくゲーム性で、500枚獲得毎に上位CZのCZへ。この部分の打感はデビルメイクライが近しいイメージでしょうか。いずれにせよスペックを考えると、上位ATへのハードルは非常に高いと予想され、突破はなかなかに困難だろうと予想されます。
上位ATは純増が8.5枚に上がり上乗せ性能もアップ。上位も差枚数管理であるため、この純増だとあっという間に終わってしまう感覚を受けそうです。この点の打感も東京リベンジャーズと似た印象を受けますね。
通常時のゲーム性や演出については初代を意識した仕様となっているように見受けられ、初代が好きだったプレイヤーには懐かしく感じられそうです。初代は200付近に非常に強いゾーンがあることが稼働に繋がっていたと記憶しておりますが、今作はそのような特徴までは再現されていないようにも感じます。が、そもそも初当りが近いのであまり気になる部分ではないかもしれませんね。
話は変わりますが、サミーさんの12月から4ヶ月連続の新台リリース、今年度の販売計画を達成するために適合最優先で適合率を上げて=スペックを妥協して申請に入れ込んだのではないかとも想像しています。もちろん化物語のように緩波スペックが稼働にプラスに働くかもしれませんが、想定以上にスペックが物足りない可能性があることは念頭に置いておきたいですね。
本機のポイントとしては、そんなスペックの物足りなさがどこまで許容されるかという点が大きいのではないかと感じます。AT確率約1/330、初期200枚、純増4枚という数値を見る限り、何も出来ず駆け抜ける頻度はかなり高そうです。上位ATへの移行率も非常に低いと想定される中、500枚毎に上位CZのCZに入るという流れもプレイヤーにとってはストレスに感じるのではないかという印象を受けますね。
タイトルの印象としては駆け抜けばかりのバランスが合っているとは思いますが、それにも限度があり稼働面では期待出来ないのではないかというのが個人的な所感です。
ただ、北斗転生とカバネリに挟まれた本機はどのホールさんもそれなりに導入せざるを得ないのではないかなと思います。お店側の扱い次第でプレイヤーの評価も変わってくると思いますし、直近の化物語の好調を見ると本機も多くのプレイヤーに受け入れられるのかもしれませんね。
炎炎ノ消防隊2
SANKYOさんのシリーズ機最新作。前作のスマスロからは2年近く間が空いておりますが、メダル機・スマスロともに稼働が良好であったため市場にそれなりの台数が残っていることもあり、スパンが短い印象を受けてしまいますね。
スペックとしては、こちらもミドル帯のスマスロAT機。コイン単価等の基本スペック数値は、前作L炎炎とほぼ同等と捉えて良いかと思います。
主となるゲーム性も基本的には過去作を継承。初当りRB後の高確を突破すればATへ突入し、ボーナス高確と疑似ボーナスのループで出玉を増やすお馴染みの流れです。
その中で、高確中も純増5.8枚で出玉が増えボーナスが80%でループする上位高確や、固定枚数ではなくセット継続で枚数不定の特殊ボーナスなどの新規要素が追加されているようです。特に出玉が増加し続ける上位高確は期待枚数が高く、突入率は相応に低いと想定されます。
最上位AT「アドラバースト」は今作でも健在。多少ゲーム性は変更されておりますが、突入までの流れや出玉的な強さはこちらも前作同等となっているようですね。
貫き時の挙動は、前作は「炎炎激闘 廻」となり見た目でリセットが明らかに分かる仕様となっておりましたが、今作ではエンディングへ移行しない限りはボーナスの合間に有利区間をリセットし、演出ではわからない仕様になっているのではないかと想像しています。
ゲーム性は、AT中だけでなく通常時も前作を踏襲。ゲーム数とレア役・1枚役からのリールアクション契機で初当りを目指すお馴染みの仕様は悪く言えば「飽きた」という印象を与えそうですが、シリーズのファンにとってはストレスが少ないとも捉えられそうです。
演出面は「映像の3D化」等の大幅強化が謳われておりクオリティが高そうに感じますが、資料だけでは分からない部分のため、実際に実機で確認したいところですね。
ある程度固定ファンを掴んだタイトルであろうことも考慮すると、大きく外すことはないのではないかなというのが自分の所感です。1月に北斗転生・3月にカバネリとサミーさんの多台数販売機種に挟まれたこともあり、それらに比べれば導入台数も控えめになるのではないでしょうか。前作同様、適正台数の導入で長期稼働に期待したいですね。
以上、2月導入予定2機種の予想でした。
期待出来る新台が続きますので、楽しみに待ちましょう!


