注目機種の先取りPICKUP「Pシュタインズ・ゲートゼロ」 -元ホール営業部長S氏の注目機種診断-

本日は12月の新機種からニューギンさんのPシュタインズ・ゲートゼロをPICKUP!
12月の機種が出てくるともう今年も終わるのかと感じる今日この頃。

版権的にも期待したくなるタイトルですが、ラッキートリガー搭載機ながらRUSH非突入時への配慮が設けられており、面白そうなスペックで登場です。
LT機もどんどん進化・成熟していっている感があってまだまだLT機の未来は明るいなと期待しながらも、その辺りに注目して診ていきましょう!

Pシュタインズ・ゲートゼロ スペック

低確率:約1/197.40
高確率:約1/1.25

図柄揃い確率:約1/319.68
c時短   :1/5

普通図柄抽選確率:約1/89.90

RUSH突入率:約38.35%
RUSH突入率:約43.04%(時短込み)
2連目突入率:約35.03%
RUSH継続率:約79.11%(RUSH 0)
RUSH継続率:約88.06%(RUSH 0 HYPER)

特図1(図柄揃い時)
2R通常 62.1% 300個
時短140回転(RUSH 0)
2R通常 37.9% 300個
時短20回転(イベントホライゾン)

特図1(大当たり合算)
2R通常 38.35% 300個
└時短140回転(RUSH 0)
2R通常 23.40% 300個
└時短20回転(イベントホライゾン)
2R通常 38.25% 300個
└時短なし

特図2(イベントホライゾン)
10R通常 80.0% 1500個
└時短190回転(RUSH 0 HYPER)
c時短 20.0% 0個
└時短190回転(RUSH 0 HYPER)

特図2(RUSH 0)
10R通常 80.0% 1500個
└時短140回転(RUSH 0)
c時短 10.0% 0個
└時短140回転(RUSH 0)
c時短 10.0% 0個
時短190回転(RUSH 0 HYPER)

特図2(RUSH 0 HYPER)
10R通常 80.0% 1500個
└時短190回転(RUSH 0 HYPER)
c時短 20.0% 0個
└時短190回転(RUSH 0 HYPER)

トゥルーリープシステム

図柄揃い確率319のラッキートリガー搭載スペックで登場。
当然チャージ当りも搭載されていますが、1/319の図柄揃い時にはRUSH非突入であっても必ず時短(イベントホライゾン)には突入します。

さらに付与されるのは時短とは表現しているものの、大当り確率がST中と同様の確率となっており、ST回数が少ないだけと考えてもらえるといいかと思います。

そしてこの20回転の時短であるイベントホライゾンで大当りを引き戻せた際にはなんと88%ループのST(ラッキートリガー)に直行します。時短であったとしても当選率は20%あり、当選した際の見返りの大きさからすればRUSH非突入時のケアとしては十分と言っていいでしょう。ヤレる感ありますよね(笑)

次に、図柄大当り時の62%強で突入する通常ラッシュ(RUSH0)は通常RUSHと言いながら約80%の継続率となっています。
普通図柄抽選となっていて、出玉無し(c時短)の振り分けを20%有していますが、ここが本機のポイントともなっています。

通常RUSH時に1500個当りを取り続ける限り、通常RUSHの80%継続をループし続けますが、このc時短(タイムリープ)をキッカケにLTへ移行する仕様となっています。

c時短時は例えばリゼロの「Re:Start」などもそうですが、遅い回転数だとありがたいものの、早い回転数で当選してしまった際にはちょっと残念な気分にしかなりませんよね。
そこを本機の下位ラッシュ中のc時短(タイムリープ)の当選時は50%で上位ラッシュに移行するトリガーになっているわけですね。ST後半であればただ嬉しいだけではなく、上位への切符を与えてくれる大量出玉獲得への王道ルートとなるかもしれませんね。

総じて言えばRUSH突入率は図柄揃い時の70%超、RUSH突入時のLT突入率は36%超となっています。

「LTの最適解」「このスペックに収束する」と銘打たれているように、さまざまなポイントをキッチリと押さえていると感じますね。

チャージ当りと図柄当り時通常当りが全く一緒の報酬だとややフラストレーションが貯まるというよくある懸念点も払拭しており、通常当り後の時短がLTへのメインルートの1つになっているというワクワク感も好印象です。

また、図柄揃いは1/319で、下位ラッシュでも約80%と十分な出玉力をもっていながら、上位は88%と超高継続へ昇格するなど、これまでのLT機の中でも非常にバランスが取れていると評価出来そうですよね。

演出✖️コンテンツ

若年層向け著名コンテンツであることは間違いなく、前作はパチンコ新機種が不作の時代であった4個賞球・65%規制時でありながら、一定以上の実績を残した機種でした。

コンテンツを深くは知らない私でも分かりやすく面白味もある演出構成でしたが、今作も全体的な演出構成は踏襲している印象です。

先バレは35%のものと50〜99.7%の2種類。
99.7%⁉と表記されていましたのでハズレがもちろんあるのでしょうが、このレベルになると外れた時にネタとして笑えるくらいなので、最後までドキドキ感を残したかったというのが意図なのでしょう。

年末の未来を変えろ

成長を続けていたパチスロにやや陰りが見え始めてきた昨今、逆にパチンコの下げ止まり傾向も見えてきていますよね。一方で数万台の初期ロットで導入された多台数導入機種が振るわない傾向が続いているのも事実。そういった意味でも大切な年末商戦で、重要な役割を果たす機種になる可能性を秘めていそうだなと感じますよね。

次回以降も12月の新機種をPICKUPする予定です。
それでは、また!