日々、パチンコ・パチスロに関わる人々のSNSや掲示板での投稿で大変お世話になっております、パーラーフルスロットル 管理人です
前回の記事:YouTuberなど発信者の発言を規制するのは本当にいいことなのだろうか?
にも通ずる記事というか、反目になるような話ではあるのですが、「稼働貢献週」という言葉をSNS上でユーザーさんにわかるように表示する必要性はあるのでしょうか?というお話を。
ガンダムSEED・スマスロエヴァ・まどマギフォルテなど、全国に多台数設置されたのに大コケと判断されて短寿命で稼働貢献終了してしまった機種があったりとなにかと、ユーザー側も敏感になる指標であり、ざっくり言えば「客付き悪いから設定入らなそう」と思われる要因のひとつな気がしております。
そんな稼働貢献についてちょっとだけ書いていきたいかなと思います。
稼働貢献週とはなにか?
全体の平均稼働に対して該当機種が上回っていた期間の事。 当然の事ながら該当機種が平均稼働を下回れば稼働貢献終了になります。 他には利益貢献とか総合貢献とかあり。
引用:https://twitter.com/Dolphin_ring777/status/1712293590179922077
だいたいで言うと、パチンコ機種の偏差値であり「偏差値50」以下になると稼働貢献終了といった流れかと。
もちろん、そこから持ち直す可能性はゼロではないのですが、稼働貢献としてはストップしますが、コロナ最初期に導入されて全国的にパチンコ店が閉店していた際に導入されて後にヒットした「大工の源さん 超韋駄天」などは稼働貢献として通常の計算で行くと2週以下なんじゃないかと言われておりますが、実際には亜種が多量に作られるくらいには大ヒットしており一種の「コロナ明けの救世主」ポジションになったのは記憶にある人が多いのではないでしょうか。
稼働貢献が短くなる理由は当該機種の人気以外にもある
私はホルコンのデータを見れるわけではないのですが、学校で習った程度の確率統計学などを考えても、昨今X(旧Twitter)でもたまに散見される意見として「稼働貢献が短くなっている」という発言には非常に違和感を覚えております。
上げたいのだったら、パチンコから大海・ガンダムUC(稼働貢献終了ですが)・エヴァ15・リゼロ鬼がかりをこの国から撤去すれば上がります。
という極論を書いて見るとわかると思うのですが、多台数設置されて稼働がすこぶるいい機種がなくなると、平均的な稼働がズバッと下がって他機種に行く、偏差値で言うとテストの点数が低くても偏差値50になると思うのです。
これをパチスロに当てはめれば、ジャグラー・北斗の拳・ヴァルヴレイヴになるんでしょうかね?
つまり、多台数設置されており現状の稼働貢献継続中の機種が多い以上、稼働貢献週に関して新台は不利とまでは行かないものの抗いにくい・他の機種からお客様をひっぺ返して連れてくるくらいのインパクトがないと続かないというのは仕方のないことかと思います。
全体的に新台の稼働貢献週が低くなる=既存の機種が安定的に客付きがいい=機種によるホールの差別化が難しいという状況になっている程度の、私でもわかるくらいの分析をXに書き込んで議論したほうが面白いんじゃないかな?と思ってしまいました。
逆にホール側も安定して客が座る機種あった方が楽じゃないんですかね?とか思うのですが…
YouTuberの試打と稼働貢献の発表はどっちがユーザーの打つ気を削ぐのでしょうか?
前回の記事でも、YouTuberさんの試打動画や導入直後の実戦動画が悪い!という業界人さんなどを取り上げたと思いますが、数値的に可視化された稼働貢献週の発表も同等・もしくはそれ以上かなと思います。
それこそ、稼働貢献週は数社あるホルコンメーカーさんの発表値であり、最近もちょろっと聞いたところ最大手の稼働貢献とは差異がある(最大手さんは全国データとは別に集計発表されてるため完全に別計算・言ってみれば全国の偏差値データとは別に名門校だけで数値公開をしてる状況らしい)
双方に対して思うのは、試打・実戦動画・稼働貢献含めて、パチンコ・パチスロメーカーやホルコンメーカーが公開の規制を求めることではある一方、それが全体として誰のためになるのか?本当に公開しないほうがいいのか?というのは別次元の話かなと思います。
新台に対しては実績がないタイトルはそれなりにプロモーションとして既存のYouTuberライターさんへの依頼は必要でしょうし、それがなかったら稼働貢献が続かなかった可能性もある機種も存在するのではないかと思います。
基本的には稼働貢献自体はホールにある全機種がカニバル(共食いする)可能性が高い指標であり、本来は全国の稼働貢献平均よりも自社のホルコンで見れるそれのほうが大事なのではないかと思っております。
まとめ:新アレジンって機種があってだね
流行る機種・流行らない機種という概念は地域差も多く、例えば沖スロなどでいうと裏モノ文化が栄えていた愛知県・沖縄県・新潟県など漁港が多い地域では未だに大盛況な反面・内陸県では30パイの文化すら根付いていないとよく伺っております。
私の実体験としても、藤商事の新アレジンがめちゃくちゃ面白いと思っていた時期がありましたが、地域で一店舗だけ新アレジンを増台しつつも連日満台というホールが有りまして、県外へ行った際も同様のホールを見たことがあります。
昨今でも天龍∞をはじめとした役物機種を超多台数揃えたという北陸のホールもいるくらいで、実際には全国稼働貢献そのものより自分のホールの稼働貢献で設置する台や撤去台を判断するのがベストなはずだとは思っております。
反面、稼働貢献の動きによってパチンコ・パチスロの中古台市場の価格変動など台を動かすことと売ることの二軸の判断が迫られてるような気配も感じてはおります。
昨今、じわじわと稼働が下げ止まりしてると聞いているe義風堂々3に脳ミソを焼かれたが、近所に導入がない私としては中古価格高騰で近場のホールには入らないっていうオチだけはやめてほしいと思ってるのが、中学三年生の時に偏差値50だった私の心配事です。
以上。