ホールが自店舗に不利な出玉情報を流されるのはNG?データ公開サイトとネットや著作権について -パーラーフルスロットルのお気持ち表明-

父親が時代を先取りし過ぎたニートだった故に、常に財政難・気づいたら実家が競売にかけられてた パーラーフルスロットル 管理人です。

玉の輿に乗った姉とともに弁護士に依頼して競売を止めつつ任意整理で父親の借金もだいぶ減らして事なきを得たまでがオチなのですが…

 

今回の主題である「インターネット」に関しても、学生当時にガラケーを買ってもらうも、今の人にはあまり信じられないのでしょうがWi-Fiなどというものがなく、どこにいても通信量が取られる状態で速攻でそちらを解約され、家にインターネットを引いてもらうことも出来ませんでした…

が、今現在この世の中でネットに繋がってない人はいないんじゃないか?というレベルで普及した現代において、それ以前/以後での対応の違いを東北某社のデータ公開サイトに対する抗争に絡めて書いていきたいと思います。

 

ホール側がデータ公開サイトを訴える事案・・・

これが本当かどうかなどわかりませんし、一説には…という話で大手ホール法人が訴えてるとの話もあるのですが…

 

抗争中が訴えて裁判になっているのか、弁護士介入の上で裁判以前の状態でお話し合いになっているのかはわかりませんが…

これがインターネット時代の弊害であり、そんな事に目くじら立てるくらいならデータ公開サイトへのデータ配信を減らせばいいだけでは?と思ってしまいます。

 

仮に裁判にまで発展してた時の風適法的最悪のシナリオ

TwitterことXを用いて簡単に言えば、都合の良いことはオープンにツイートして、そうでもないのはリプライ・個人的な事はX、分かる人にだけ伝えるならコミュニティでも形成してそちらへ、脱法的手法ならオープンチャットで機種示唆などなど好きなことが言えるわけです。

つまり、本来言うべき東北某ホール法人さんの主張としては「マイナスになるようなデータ公開をデータ公開サイト側に辞めさせる」というのが正解で、服を着てるところか全裸か?ではなく、弱点としての局部を見せないような設定の搭載ということになります。

果たして、なんでもかんでも客側有利の情報を載せるだけの物が「射幸心を煽らない」に該当するかどうかという、警察をも巻き込む焦点になって警察よりも法律的に上位にいる裁判所の判決が確定することがいいことなのか?という問題にもなるでしょう。

仮にOKが出たらそれほどありがたい話はなく、また自主規制の広告宣伝ガイドラインの改定で締め付けられるだけですが、NGだとしたらどこからNGなのかは自己判断の上で、やれそうだったことが司法からNGを喰らって完全に天井が出来てしまった事になりかねないわけです。

例えば裁判所の判決で「良いデータだけを用いて射幸性を煽るのは風適法の観点からもよくない」という判決結果が出てしまったら、その判決になぞらえて「オール還元」以外の状態の時以外は利益を取った機種を確実に載せないと、何かの際に訴えられたら負けるということにもなりかねません。

素人考えですので、上記は妄想程度に抑えておいてもらっていいのですが、昨今では貧困差含めて様々な客層がいるため顧問弁護士という相談役系の弁護士では事足りず、訴訟系の弁護士まで新たに依頼しないといけない状況に陥る=現場判断でやったことが経営者判断ですら終わらないことも出てくるとは思っております。

ハッキリ言うと、個人間ですらめんどくさいのに従業員という立場においては意思決定が限定されてるがゆえに上司や経営者の顔色含めてかなりめんどくさいでしょうね。

 

「豊と金」理論

こんな事態に東北某ホール法人が陥ったのもインターネットのせいではあるのですが、インターネットが全て悪いわけではなくいい側面のほうが多い、「NHKなんてなくなれ」という人はいても「インターネットなんかなくなれ」と言う人は見たことない状況です。

10年以上前のとあるそこそこ名前が通った大学の情報社会論の講義をYouTubeで見ていて為になったと思ったのが「インターネットのいい側面として豊かさと金持ちという2軸が生まれた」という点。

 

一昔前なら、お金持ちしか持てなかったテレビは今では持ちたくない人以外はカラーテレビがあって、当時から現代に向かったらインターネットがあるからTVerのように無料で、冒頭にも書いたのですがどこかしこにWi-Fiが飛んでるのでそれをキャッチすれば通信量・パケット量すら気にすることなくテレビ番組が見れたりします。

そのためには、携帯電話から進化したスマートフォンが必要でネットにもお金を使って繋がっていなきゃいけなかったりするのですが、よほどの貧乏人や生徒学生身分でない限りはほとんどの人が持っているでしょう。

 

誰でも手に入れられる情報を規制する事など、国家レベル・共産主義や社会主義国レベルでないと出来ない・意味がない、一国の法律だけに頼ったら海外勢がそれを踏襲してもっと悲惨な状況になるのではないかと考えております。

 

正村ゲージとグスターヴ・ホルスト

同様の現象として、今のパチンコは正村ゲージという正村竹一氏が考案したゲージ構成がもととなり発展していったということは広く知られており、正村氏は特許等を取らずに他社が参考にするなどの行為を容認していたとされています。

もしも正村氏が権利主張をして他社に対して同様のゲージを使うことを認めなかったら、パチンコの歴史は大きく変わっていたのかもしれないということにもなります。

 

同様に、イギリスの作曲家にグスターヴ・ホルストという人物がおり「組曲 惑星」という曲を発表しましたが、本人のスピリチュアルな思想も相まってか「譜面通りに演奏する以外、全ての編曲を禁ずる」というお達しが出ていました。

ただ、ホルストの没後に親族がそのお達しを解除して著作権の切り売りを開始、そこで日本でも3年B組金八先生のテーマソングとして使用されヒットを出した平原綾香の「Jupiter」として歌唱され惑星の中の第4曲「木星、快楽をもたらす者」の認知が広まりました。

 

こうやって、広く一般に公開・使用許諾することでも認知を獲得できたりすることもあると思ってますし、もちろん負の側面も一緒に広まるという大前提というのはどんなジャンルにでも共通するものかと思ってます。

同様に、今の時代で言うと切り抜き動画なども同じ様に著作物の二次利用許諾というシステムで本家を拡散させるという手法はいつまでも続くのではないかと。

 

まとめ:都合の良い情報だけ発信してたらそこら辺の独裁国家と変わらない

「犯罪者の99%は朝食にパンを食べるからパンをなくせば犯罪が減る」や「犯罪者のほとんどが携帯電話を…」のように言い出せばきりがないめんどくさい話などいくらでもあるのです。

有料会員制ではあるものの、インターネットに公開している情報の一部を切り取るだけで訴えられるとするならば、毎日全台記載したらユーザーが負けているという当然の事実を差枚差玉で見せつけるだけ。

都合よく出た台だけ集計しろっていうのは、私としては道理が通らないと思っています。

 

もちろん、データサイトがスクレイピングや転載している使用者を訴えるのも良いと思いますし、ホールが現状についてデータサイトを訴えるのも良いと思います。

ただただ、良い側面はOKだが悪い側面(出玉)を載せているからNGだと豪語するホール関係者や法人が本当に存在するなら、賭博・ギャンブル・遊技とはなんなのか本質を見誤り過ぎてるのではないかと思いつつ、そういう企業こそがわけわからない施策の後に業界から退場していくんだろうなと思っております。

 

以上。