cタイムを深堀しよう -ぱちんこ開発日記-

こんにちは!
暖かい日が続きますが、もうすぐ梅雨ですね。
プライベートでも相変わらずの梅雨模様でして、ラッキートリガー突入率は全く改善せず、ランチ単価が300円代に突入してしまっている、、、めんつゆです。。。

さて、スマパチのみに許された“新内規LT搭載機”第一弾として発表されたe花の慶次が大好評の様子で完売状態、さらには同じくスマパチで発表されたe北斗の拳10についても完売状況ということで、ようやくスマパチのシェアが上がって来そうな予感がしますね。

ということで、本日は更に明るくなるかもしれない「今後のスマパチ」について。

スマパチ導入初期に多くの機種で搭載された「cタイム」でしたが、成功率の縛りが「20%未満」であったこと、初期に実装された機種の多くが「1回転」完結型であったことなどが影響して、ユーザーからの支持を得られずイマイチ浸透しなかったといった印象をおもちではないでしょうか。

思い返せばcタイムの話が出てきた当初に想定されていたのが、チャンスタイム的な扱いで使えれば、ラムクリ後の朝イチの稼働アップを図れることやラッシュ終了後の即ヤメ防止など様々な可能性が広がるといったことでした。

しかし、内規が具体化するにつれ「20%上限」が出てきたために、稼働を引き延ばすには期待感が低く効果が薄いことが懸念されるようになり、その後の先発機の苦戦を見て、cタイムの搭載自体が多くの機種でなくなったっていったように思います(汗

そして、そんな状況を打ち破る内規改正があったのをご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか!
今回、cタイムの成功率上限が20%ではなく50%までとなり、俄然開発意欲が再燃している開発関係者も多いと思われます。(個人的にも・・・)

LT機以外の総量は6400個のままではありますが、cタイム搭載機の場合にはcタイム成功からのラッシュ突入を加味すれば、細かい計算はここでは除きますが「おおよそ8400個程度の性能」を実現出来ます。

cタイム成功率を50%などに上げすぎると、このバランスを変更することができないことからどうしてもラッシュ性能を落とす必要がある点のみがネックではありますが、当初期待されていた1回転完結型のcタイムではなく、チャンスタイムを伸ばしつつも成功率をグンと高めた仕様を実現するタイミングがやってきたように感じます。

ラムクリ後の早い当りへの期待感を高めたり、通常時からの期待感の高いゾーンを作ったり、ラッシュ後も引き戻しを期待したゲーム性が俄然開発可能となるため、やっと新機能「cタイム」を活用できるようになってきたと言えそうです。

出玉の波的にもLT機とそれほど遜色のない出玉設計かつ、新たなゲーム性としてパチスロのような大当りまでに色んな経路をたどることが可能となるため、演出バリエーションは今まで以上に豊富になるでしょう。稼働面でもアウトを伸ばす要素として活用できるため、可能性が広がるのではないかと考えています。

運用上の注意点としては、ラムクリをする場合、初動など高稼働期間ではアウトに占めるcタイム成功の比率が低いため、さほど影響はありませんが稼働低下期にラムクリを多用するとcタイムの影響が高まるため、この辺のバランスを考慮して運用して頂ければと思います。

動きのはやいメーカーさんはとても多いですので、夏には先発機種が登場するのではないかと予想しています。LT機が好調ではありますが、それでもパチンコの低迷はまだ脱せていない状況ですし、ここでcタイムの改訂でパチスロに負けない状況が生まれることをパチンコ開発者として絶賛期待しております!