2025年7月の新台性能比較~! -ぱちんこ開発日記-

こんにちはめんつゆです

この記事を書いているのは6月中旬なわけですが、すでに日中の気温は35度もあるらしく、梅雨明けたんか?くらい真夏のような陽気です。
ずっと家⇔会社orホールの私の行動には殆ど影響しておりませんが、、、(笑)
暑いのは苦手なので早く秋になってほしいと切に願います

それでは今回早速ですが7月納品予定機種のシミュレーション結果をお届けします!

※推測運用Bをヘソ1個賞球機は15、へそ2個賞球機は20、ヘソ3個賞球機は23で分岐Sをシミュレーションしています。
※基準出玉率は甘辛比較のためにS:5.5,B23で統一し出玉率を算出しています。
※表中のLT機のTSは全ての大当りを加味した確率であるため、営業資料の値と一部異なります。
※基準出玉率が「-」の機種は高S機

基準出玉率が甘くなって??

これまで機種ごとの甘辛を基準出玉率で比較するためシミュレーション時のヘソ賞球数問わずベース23と設定し、分岐S算出はヘソ賞球ごとに推測運用ベースを設定して算出していましたが、これまでのS:5.5,B23で基準出玉率を算出した場合、以前と比べて若干甘めの機種が増えてきています。

平均するとシミュレーション上の基準出玉率が1~2%程度甘めになっており、某ビッグデータでは1個賞球における運用ベースの下落傾向も続いています。

デカヘソ機種も7月は2機種がリリースされていますが、e花の慶次~傾奇一転~のデカヘソver.についてはこれまでのデカヘソ系機種に近い設計ですが、e一方通行とある魔術の禁書目録の方は、デカヘソとしては分岐Sが9回を下回るやや甘めな設計となっています。

メーカーの設計思想

甘めの基準出玉率、ビッグデータ上での運用ベース、機種ごとの袖入賞口の賞球数設定から、以前は少なかった推測運用ベースを1段階下げた設計(具体的にはB15程度だったのを13程度を想定)を採用するメーカーが増えてきているのではと感じています。

袖賞球も以前よりも少なめに設定し、設計段階から低ベース化を進めていると感じる機種が増えてきており、LT3.0+でのLT突入率緩和に際して通常ベースを削ってTYに上乗せするといった傾向が見られますね。

扱い方は?

甘めになってきているといっても、あくまでも比較する上でのシミュレーション基準値上のことであって、「回せなくなる」というわけではありません。各メーカー、各機種ごとに運用時を考えたゲージや賞球設計になっています。

ただ心配なのが、ヘソ1個賞球機でベースを下げることによって、プレイヤーが気にするところの「千円スタート」において、ベースが低いことにより上振れも少なく、逆にスタートへの入賞スランプが入らないほうで下振れしてしまうことでしょう。如実に千円スタートが下落してしまうことで、見切られてしまう可能性が今まで以上に増えるのではないかと思います。過度に低Sで運用してしまうとより低Sが目立つ結果となりそうです。

7月はLT3.0+対応機種がリリースされることで、稼働下落基調が続くパチンコ、特に4円パチンコの回復に期待したいところです。7月以降パチスロの注目新機種のリリースが目立たないという点もパチンコマーケットにはやや追い風かもしれませんね。

低ベース運用前提の機種であっても過度にBYを低下させてしまうと、プレイヤー離反を招くことに繋がるため、運用時は某ビッグデータのSP玉粗利や自店舗シミュレーションを基に適切に運用していただければと思います!