タイトルの件、動画を見てすぐに記事にしようと思いましたが、食中毒なのか食あたりなのか慢性的な腹痛と不定期に来る激痛や嘔吐下痢で数日寝ておりましたので遅れました。
なお、2日間の断食の末に最後の便が出たらすっと腹痛が良くなったので事なきを得ました。
ということで、参院選に向けてなのか?(厳密に書くと法律違反なので?付きで)政治活動をなさっている阿部やすひさ氏とヤングちゃん、寝る?(ヒロシ・ヤング氏・大崎一万発氏・POKKA吉田氏)の対談動画を見た感想を書いていきたいと思います。
MIRAIの学校の補講動画より
阿部氏の体調不良により撮影が行われず、MIRAIの学校に間に合わなかった動画のため補講という形で公開されている動画です。
6月30日までの公開予定でしたが、諸々の関係上公開を続ける予定とのこと。
また、限定動画ですがMIRAIのWebページにリンクそのものが公になっているので引用させていただきます。
阿部やすひさ氏に関しては
・政治家(参院選自民党公認)
・全日本遊技産業政治連盟前会長
・全日本遊技事業協同組合連合会理事長(都遊協理事長も含む)
・サンキョー株式会社(ホール名SAP)代表取締役
これらの立場をすべて踏まえた発言として捉えていきたいと思います。
※以降、理のない限りは阿部氏の発言は「◯◯~」と太文字にて記載
4円パチンコの復活はあるのか?
POKKA氏「4円の島がとにかく弱いっていうのがもう全国的なトレンドになってて、これをどうにかしないといけないと思うんです。」
阿部氏「いやいや、だって遊べないでしょ。ですから俺はね、どっちかって言うとやっぱりパチンコってもうちょっとこう遊べる状態じゃなきゃいけないし、セブン機だけじゃいけないと思ってるんですよ。っていうのはスロットも抽選機、でパチンコも抽選機、だとしたらスロットはコイン3枚入れてレバー叩けばゲーム始まるけど、スタートは入賞口に入らないと抽選しないじゃないですか。そういった部分を考えるとパチンコはもっとバリエーション幅を広げるべきじゃないかなって。要は時間のある人はもう羽根物でゆっくり遊びたいとか、時間のない人は例えば一発機だとか、権利モノで勝負したいとか、やはりそういった色分けがもっとあってもいいし、その時代はあったじゃないですか。そういう状況にしちゃったっていうこと自体が俺はどうなのかなと思ってるわけですよ。だからどっちかっていうと俺はメーカーさんに言うのは、もっとバリエーションを広げてほしい。例えば昔の7&15じゃないけど、やはりもうちょっと入賞口に入ったら御駄賃じゃないけど気持ちが楽になるようなものが欲しいんだけど、そういった部分でどうなのかな。」
正直、現状においてLTパチンコやLBパチスロなどが最たるモノになるのか、高射幸性に全フリしてきたパチンコ業界のトップが発言していいモノなのか?というのが疑問であり、言っていることは私も同意で、パチンコであればLTもあって319の激しめの台・海物語みたいな台・ライトミドルや甘デジや羽根物があってもいいし、満遍なくある程度お客さんが座っている時代のほうが楽しく健全で予算内で遊べるという部分においては大賛成ではあります。
ただし、一発台や権利モノという言葉はもう平成生まれ以降には通用せず、ジェネレーションギャップを感じる対談になり得ていると私は感じました。
野党は減税に踏み込んでるけど、自民党は踏み込んでないが…
大崎氏「出先のホールさんでよく話す政治関係の話題も出るんですけどすごい何件かに言われたのは、もろ勤労世代じゃないですか。現場で頑張っておられる方。まぁ野党、減税直接的にこれだけ負担を減らしますっていうことを掲げてます。対して自民党は今のところはその減税には踏み込んでないと。財源のことはおっしゃっておられましたけど、政治の力を持ってして業界にいい流れを持ってくるのと直接目先で負担が減るんだったら自分は減税の方に行くかもしれない。実は複数の政治のことを考えている現場の方はすごく最近の業界と政治のコミットにおいて増えたと思うんですけど、今回そこ言われて阿部さんになってじゃあその減税で耳触りのいい野党公約をひっくり返せる何かがあるのか?それを言って欲しいってすごく言うのですよ。」
阿部氏「だけどね。この減税っていうのは本当に聞こえはいいですよね。だけどその原資をどうするのかという話はなく、ただ野党は言い方は悪いかもしれないけど言うのは簡単。それが実行できるかどうかは選挙終わったらみんな知りませんって言っちゃう可能性があるわけですよね。でも政権与党としては言ったことは実行していかなきゃいけない。だからそういった部分では非常に耳触りのいい話でみんな乗っちゃったって昔なんか民主党とかいうとこで耳触りのいいこと聞いてやったけど結局戻っちゃったっていう部分もあるじゃないですか。だからそういったことを考えると政権与党がしっかり活動できるような環境を整えていくっていう方が将来的にはいいと思うし、例えば減税をしましたで国債増やしました。国債を増やしたら、誰が負担するかって言ったら、今まさしく1番働いてる人たちの将来に向けての負担が増えるわけじゃないですが。それが果たしていいのかどうかっていうことを考えていくと俺はちょっと違うんじゃないかなと思うんですよね。」
大崎氏「ここのところがね、多分業界関係なく二分するところになってくるんで。」
阿部氏「もう1つはやはり我々の業界って課題は何かっていうと価格転嫁ができないじゃないですか。貸玉料が決まってるわけですから、そうするとみんなの給料どうやって上げるのは言うと、ハッキリ言えばお客さんに返すものをちょっと減らしてみんなの給料をどう上げる?お客さんへの還元率を下げるしかない、お客さんが増えればその負担は変わることなく、そこに残るものは増えるかもしれないけど。ファンの人口は110万人減っているというようなことも言われているわけですよね(本来は球のパチンコの方のみの換算の可能性が高い)だとすると、一部の人に負担させている状況を続けていった場合にこれが長続きしますか?みんなの給料を上げられますか?という事を考えると、根本的に見直さなければいけないところが業界には多いと俺は思っていますけどね。」
ツッコミしろが多すぎる部分でもあり、公認をもらっている自民党の石破総裁のお言葉で忘れてはならないのは
当選をさせていただきました、そこにおいて掲げました政策が、私は当選をしたのだからこのとおりにやるということにはなりません。いや、なりません。いや、ええっと言う方が問題で、失礼、私はそう思う。
では、そこで当選をしたら、自分が掲げたこと、全て我が党はこれでやるというようなことを私どもの党はやったことがございません。私は何度も、総裁選挙というものは、自分が出る出ないは別として、経験をいたしてまいりました。私が当選したのだから私が選挙中に言ったことを全部実現するぞということは、それは私は一度も存じません。
2024年12月5日予算委員会での石破総理の発言より
「それが実行できるかどうかは選挙終わったらみんな知りませんって言っちゃう可能性があるわけですよね。でも政権与党としては言ったことは実行していかなきゃいけない。」
という、阿部氏の発言はまあどうなんでしょうか。
また「みんなの給料を上げられますか?」という発言のみんなとは誰を指しているのか?という部分も気になるところであり、この国内外の情勢において「パチンコ業界」だけ給料が上がるような発言をして、その施策のために貴重な国会議員の席を使いたい、委員会や国会審議においてもリソースを使いたいという事が業界外の国民に伝わるのか?言わないほうがいいことなのではないのかという部分も非常に考えさせられる(業界人向けの限定動画という意味合いではこの場では正しいのだとは思う)ところではありました。
等価無定量営業は嫌い
POKKA氏「やっぱり規則ですか?本丸というかは……」
阿部氏「逆に言うと、もう少し遊べると言うか球を出す。みんな勝ち負けは当然あるけども、出た時のワクワク感や爽快感だとかそういったものがなく、一回も当たらずに1万円札がボンボン飛んでいくとか、そういった部分に対してワクワク感より不信感の方が大きくなっているというのが、今の多くの辞められた方の辞められた理由じゃないかなと。私はトータル的に今日は負けちゃったけど途中であの時辞めとけばよかったなと、だからそういう意味で昔から俺は言ってるのは等価無定量営業は嫌いだと。なんでかっていうと辞め時がわからないから。それが交換営業ならあの時辞めとけば俺は負けなかったのに。それは自分の判断ミスじゃないですか。それをお客様に伝えて上げられるっていう方が本当はお客様にとって優しい営業だっていうふうに思うんだけど、最後まで打たせる方が正しいだろ?っていうふうに、これは俺の持論だけど。」
そもそも、私を含めた平成生まれは18歳以降に無定量というのぼり旗が上がっているのを見ることも少なく「交換営業」という文言を知っているのか?理解しているのか?というのが物凄くジェネレーションギャップに感じます。平成生まれというわかりやすい括りで話しますが、最初の数ヶ月くらいに生まれた人だけが合法的に4号機をホールで打つことの出来た世代で元年生まれとして校則や生まれ月においてそのほとんどが4号機触ってない世代です。
ホール向け動画にしても、高卒でホールの従業員になっていても交換営業というものがほとんど失くなっていたのではないかと思っているのですが、地域差もありそうなので割愛しますが、交換営業をどの様な形で取るのかは別としても今あるコンプリート機能はどうするのか?リセットしても良いのか?人員削減の意味もあったであろうパーソナルやスマート化の意味は何なのだろうか?貯玉再プレーどうすんの?など、これまで勝ち取ってきた数々の緩和や購入した設備をゴミにするレベルの改悪に他ならず、さらなる設備投資や人材不足の時代に外国人労働者も使えない風適法業界でそれに対応するほどの人的コストを強いる政策にしろ理想というのは政治家としてどうなのか?と私は思ってしまいます。
後編へ続く
文字起こしや感想を書いていたら1万文字を超えたので2分割します。
以上。