スマスロの性能予想【D4DJ】【トロピカーナ】 -とある開発者の独り言-

7月前半の新台導入が始まりましたね。シンフォギア、北斗無双など注目機種もたくさんありますのでどんな挙動を見せてくれるのか楽しみです!
7月から8月にかけての新台は、スマスロらしい高射幸機だけではなくミドル・ライトスペックの機種もありバラエティに富んだラインナップだなと感じます。
そんな中で今回は、8月前半導入予定の2機種・ライトスペックの「D4DJ」、特殊スペックの「トロピカーナ」をご紹介したいと思います。いつも通り個人の主観になりますが、何かのご参考になれば幸いです。

D4DJ

京楽さんの新規タイトル。
バンドリ!と同じ系譜でゲーム、アニメなどが展開されている比較的若者向けのコンテンツで、版権による訴求力はそれなりと言ったところでしょうか。

スペック的にはライトタイプ。ベース34G・コイン単価2.6円で非常にマイルドなスペックとなっております。
設定1でもAT確率が1/270と非常に近く、相応にTYは小さいと想定されますので、低投資で当る遊びやすさは感じられると思いますが、やはり出玉感は乏しく感じるのではないかなと推察します。

メインとなる本編ATは純増1.3枚のセット継続型で、ループさせつつ純増4枚の疑似ボーナス当選を目指すフロー。疑似ボーナスは基本100枚ですが、スーパービッグを射止めることが出来れば150〜1000枚の振り幅があるとのことで、そこが本機で唯一傾斜がぐっと上がる瞬間なのではないかと思います。

貫きについては、70%でボーナス特化ゾーンに突入する仕様で期待値2000枚とのこと。有利区間リセットの条件は不明ですが、スペックを考慮すると簡単にはリセットされないバランスになっているでしょう。

通常時のゲーム性としてはレア役からのCZで初当りを目指すシンプルな流れですが、複数のCZがあり確率も近いため退屈しない打感になりそうな印象を受けます。
AT中も各々ゲーム性の違う6種類のATがあり、それらが複合することもあるとのことで毎回違った打感を楽しめそうではありますね。

そのような多彩なゲーム性を搭載してはいるものの、やはり肝になるのは出玉面になるのではないでしょうか。実際にまとまった出玉を得る頻度が少ないのは仕方ないとして、「こうすれば出る」、「出そうな気がする」という印象をプレイヤーに与えられるかどうか。各種数値やゲーム性を見る限り、出そうな印象はプレイヤーにはなかなか伝わらないのではないかなというのが個人的な予想です。

トロピカーナ

ユニバーサルさんの往年の名機の名を冠したスマスロが登場です。初代トロピカーナは1号機?1.5号機?の時代の機械とのことで自分は実際に打ったことはないのですが、まだネットも普及していない時代でしたので技術介入・知識介入が広まることもなく、自分で攻略法を探ることで他のプレイヤーと差が付くという状況だったようですね。自分もその時代に打ってみたかったものです笑

そんな背景もあってか、本機はかなり特殊な仕様・スペックとなっています。
最大の特徴は「設定が1段階しか無い」こと。
出玉率は93%〜120%の8つの内部モードで変化、モード移行で出玉率が変わるとのことです。最上位モードにいれば120%で出る、と肯定的に捉えられなくもないですが・・・

冷静に評価すると、内部モードで管理されているということはホール様の方で意図した調整が出来ないということ。ホール様が利益が取れるようにするためには、搭載された1段階の設定の出玉率は均したら97〜98%で設計されているはずです。リセットすれば甘く動く、据え置けば飲み込む等の操作は有効かもしれませんが、型式試験のことを考えると100%意図した動きをすることはないと思います。
ホール様目線では「出したい時に出せない、抑えたい時に抑えられない」という扱いにくい機械となるでしょう。


またプレイヤー目線で考えても、スロットの最大の醍醐味の一つである「高設定を狙い打つ」という要素がそもそも機械に搭載されていないわけですから、魅力が半減していると感じますね。朝から打つにしろ夕方から打つにしろ、プレイヤーの選択肢にはなかなか入ってこないのではないでしょうか。

そもそも少台数のチャレンジ機種というコンセプトかとは思いますが、稼働としては厳しい結果になるだろうと予想しています。


以上、8月前半の2機種の予想でした。8月の他の新台は既に別記事で予想を書かせていただきましたが、冒頭にも書いた通りラインナップが豊富で楽しみです!
お盆期間中の負け過ぎが心配ですが苦笑、注目して見ていきたいと思います。