11月ももう下旬、年末ムードが漂ってきておりますね。本当に時間が経つのが早い・・・
10月のリゼロに続き11月の新台バンドリや仕置人もあまり良い結果とは言えず、少し厳しい状況が続いているように感じますが、皆様の周りではいかがでしょうか。
年末に向けて、12月の新台からはヒット機の登場に期待したいところですね。
さて今回は、12月3週目導入予定の2機種「Lダンベル何キロ持てる?」「Lとある科学の一方通行」のご紹介です。いつも通り個人の主観による予想になりますが、何かのご参考になれば幸いです。
ダンベル
SANKYOさんの高純増高単価シリーズ最新作。パチンコはイマイチな結果に終わってしまいましたが、パチスロでは押し順のみで常時高純増という武器も携えて登場です。Lかぐや様の好調(自分は予想を外してしまいましたが汗)もあり、期待している方も多いのではないでしょうか。
ということで本機のスペックは最高峰の荒波タイプ。そんな中でも改めて注目すべきはやはり「押し順のみで純増8.5枚」という点。開発目線では「良く実現出来たな」という感想を持たざるを得ないスペックとなっております。その代償として、リプレイ以外のフラグは押し順ベルで埋め尽くされており変則押しの出玉率をギリギリまで攻めていることが想定され、攻略されるリスクを回避するために通常時が他機種より淡白な打感になっているなど、演出面を含めて何かしらの歪みが生じている可能性があることは頭の片隅に置いておいていただいた方が良いかもしれません。実際に導入後に実機を触ってみないとなかなか分からない部分ではありますが、開発としても是非とも早く確認したいところですね。
とは言え、今が旬の高単価・高純増に突き抜けたスペックバランスはやはり魅力的に映るのではないでしょうか。天井は1500G、初当りは設定1で1/591と非常に遠いものの、下位ATでも平均TY640枚と納得の出玉を得られる点は高射幸を求めるプレイヤーには安心感として受け入れられるのではないかなと感じます。
さらに上位ATは期待値約3200枚ともちろん強力。貫き時も56%でループするとのことで、からくりサーカスの出玉感がさらに強化されたイメージではないでしょうか。
本機の注目点はやはりそのスペックですが、対照的にゲーム性は至ってシンプル。それは元を辿れば、前述の通り押し順のみで超高純増を実現するために配列・役構成等の基本仕様に制限がかかっていることに起因すると推察します。個人的には、単調な打感になってしまい継続遊技は耐えられないように感じますが・・・
ただそれでも、似たようなスペック・打感と思われるLかぐや様の稼働を見る限り、やはり年末の混戦の中で一番の高純増荒波タイプということで比較的高稼働に期待出来るのではないか、と予想しています。
一方通行
藤商事さんの主力タイトル「とある」シリーズのスピンオフ機がスマスロで登場です。映像演出など気合いを入れて開発されているように見受けられますね。
スペックとしてはミドル寄りの荒波タイプ。数値的には「主役は銭形4」あたりと近しいイメージでしょうか。同社の直近の荒波機「ゲゲゲの鬼太郎」と比べるとコイン単価は低くなっていますが、その分CZやAT確率が近付いており、駆け抜け率・ショボ枚数で終わる頻度は大差ないバランスになっているのではないかと想像します。個人的に鬼太郎の結果が奮わなかった原因の一つは駆け抜け率の高さにあるように思いますので、本機の数値を見ていても少々不安に感じてしまいます。
そしてゲーム性についても鬼太郎と同様に、リアルボーナスを絡めたAT仕様となっております。鬼太郎と比べると出玉増加の主体がボーナスに寄せられ、一方でAT純増が2.5枚に抑えられている設計となっているようですね。ボーナスが連打した際の打感・出玉感は爽快だろうと想像しますが、引けなかった際に純増も遅くショボ出玉で抜けていってしまうガッカリ感も強いのではないかと感じます。高純増の疑似ボーナスAT機に慣れてしまっているプレイヤーにはリアルボーナスであることの良さは伝わりづらく、「ATでいいじゃん」と物足りなく感じられてしまいそうです。
またもう一点気になるのは、配列・出目の単調さ。ここは実際に打ってみないと分からないところではありますが、リアルボーナスを搭載する弊害か、均等に並んだ配列にレア役が右リールの停止形で分岐するチャンス目のみのフラグ構成で、出目による感情の抑揚が無い打感になる印象を受けます。個人的な好みもありますが、これも鬼太郎の不調の要因の一つではないかと感じる部分です。
高設定域の出玉率の高さなどプラス要因も見られるものの、総合的に見ると本機は平均程度か平均未満の結果になるのではないか、というのが自分の予想です。
以上、12月中旬の新台2機種のご紹介でした。
今年はどんな年末となるか、楽しみですね!