スマスロの性能予想【転生したら剣でした】【咲2】 -とある開発者の独り言-

ここ最近、「販売予定の機種が延期になった」「前々から名前が聞こえていた注目機種の販売の目処が立っていない」と言った噂が聞こえてきているかと思います。実際開発の現場でも、どのメーカーさんも申請の状況が芳しくなく予定通りに進んでいない、という噂を耳にすることが増えている状況ですね・・・まだ予定が見えていない9月以降、AT機のリリースが想定よりも少ない可能性がありますので、皆様頭の片隅に置いておいていただいた方が良いのではないかなと思います。

そんな中で今回は、8月導入予定のスマスロAT機「転生したら剣でした」「咲2」の2機種をご紹介。状況を踏まえると、販売台数の少なめな機種もしっかりチェックしておいた方が良さそうですね。
いつも通り少ない情報の中での個人の主観になりますが、ご参考になれば幸いです。

転生したら剣でした

コナミさんの新規タイトル。そこまで強い版権というわけではないと思います(自分が知らないだけでしたら申し訳ありません汗)が、台数も控えめですね。

スペック帯はミドルスペック。ベース33.3G、コイン単価3.1円と遊びやすいスペックとなっているように見受けられますね。コナミさんはスマスロになって以降ずっとこのスペック帯の機械をリリースされていますが、会社としての方針なのかもしれませんね。

そんな本機のAT仕様は、純増2.4枚のゲーム数上乗せタイプ。本機一番の売りは同社の「わたしの幸せな結婚」に続くNOエンディングATとなっております。上乗せしたゲーム数を全て無駄にせず消化出来るという謳い文句ですが、その詳細は引き続き不明ですね。何か特殊なメイン仕様が組み込まれているわけでもないように見受けられますが、単純に「可能な分しか上乗せしない」「消化出来る分しか液晶に表示しない」という仕様の可能性もあるのかなと想像しています。AT終了後に移行する可能性がある引き戻しゾーンが有利区間切断ポイントとなっていて、上手いこと有利区間の切れ目をぼやかしている感じでしょうか。あくまで個人の予想ですので、この辺りは是非実機で確認していただきたいところですね。

もう一点の見どころは、至るところに「スーパー」と銘打たれた各状態の強化されたモードを搭載している点。同社の「七つの魔剣が支配する」も近しい仕様で高稼働を記録しており、実績のあるゲーム性だと言えますね。

通常時のゲーム性はゲーム数・レア役からCZやボーナス当選を目指すオーソドックスな仕様。チェリーはCZ抽選、スイカ・チャンス目はボーナス抽選とフラグによって役割が分かれているようで、CZやAT確率が比較的近いため退屈に感じるタイミングは少ない印象を受けます。

スペックを考慮すると、各種「スーパー」状態やNOエンディングAT、1分間高速で上乗せする特化ゾーンなどセールスポイントとして謳われている点を見られる頻度は高くないだろうと思いますが、稼働実績のあるスペック・ゲーム性であり適正台数である点も考えると、平均以上の稼働に期待出来るのではないかというのが自分の予想です。

咲2

SANYOさんのスマスロAT機。パチンコは何機種か販売されておりますが、パチスロは2機種目となりますね。

スペックとしてはこちらもミドルタイプ。コイン単価3.2円でAT確率は約1/400、純増4.5枚でTY563枚と全体のバランスは良い印象を受けます。
ATはゲーム数上乗せタイプで初期特化ゾーンスタート。最近よく見られる上位ATを搭載していない仕様で、その分AT中は上乗せ特化ゾーンやメインATとは別軸に移行する等、多彩なルートがあるようです。上位ATが無い分それらの状態が見られる頻度もそれなりにありそうですね。

有利区間リセット周りの仕様は現時点では不明ですが、ゲーム数上乗せタイプということもありエンディングを経由していずれかの特化ゾーン等に移行する流れでしょうか。いずれにせよ上位AT非搭載ですので有利区間リセット後の出玉はそこまで強くないと想定されます。

通常時に関しては、ポイントによる周期・レア役によるCZ・ライバルモードとモンキーターンを強く意識したゲーム性だと見受けられます。AT初当りがモンキーほど近くはない本機ですが、要素が多く稼働を促進する仕様も搭載されていて好印象です。

演出面は実際に打ってみないと分からないところではありますが、総合的に見るとスペック・打感が良いように感じる本機。控えめな販売台数等も加味すると、こちらも平均以上の稼働に期待出来るのではないかと予想しています。


以上、8月導入予定2機種のご紹介でした。
直近は貴重なAT機となる可能性がありますので、しっかり見定めていただければと思います!