7月前半の新台が導入されておりますが、初動としてはボーナストリガー機のエヴァンゲリオンが好発進となっておりますね。7月はAT機の新台が1機種しかありませんので、どうにも盛り上がりに欠ける印象でしょうかね・・・
引き続き型式試験状況は厳しい流れが続いておりますので、AT機のリリースは一定期間の停滞が続くと予想されます。その前提で新台を見ていく必要がありそうですね。
今回は、そんな中で要注目のスマスロAT機「東京リベンジャーズ」、スマスロとメダル機同時リリースのA+AT機「ドルアーガの塔」の2機種をご紹介。いつも通り個人の主観になりますが、何かのご参考になれば幸いです。
東京リベンジャーズ
サミーさんの新規タイトル、一足先にパチンコが導入され抜群の初動となっておりますね!パチンコパチスロ共に王道スペックとなっており、主力機・定番機のポジションを狙って開発されたのだろうと想像しております。
スペックとしてはコイン単価3.3円のミドルスペック。「高純増8.0枚」を謳われておりますが、基本となる下位ATは純増3.2枚で、荒波機ではないという点は留意していただきたいですね。
ATは差枚数管理タイプで、仕様としては「からくりサーカス」や「いざ!番長」と類似しております。レア役やポイントからCZを経由して報酬を獲得しつつ上位CZを目指す流れで、多くのプレイヤーがすんなり入れる王道のフローと言えますね。
期待度50%の上位CZを突破すれば純増8枚の上位ATへ。上位AT中は上乗せ性能も上がりますが、消化スピードが速いため上乗せのチャンスは少ないと思われ、期待度80%の継続ジャッジでループさせるのが主ルートとなりそうです。
有利区間リセット周りの仕様は現時点では不明ですが、上位CZもしくは継続ジャッジが切断ポイントとなっていると予想。設定6の出玉率はここで稼いでおり、高設定ほど上位ATに突入しやすい、もしくは上位ATが伸びるバランスとなっているのではないでしょうか。
とは言えスペックを考えると、出玉のパワーはあまり割けないだろうと想像します。リセット後がさほど強くない・リセット自体の頻度が低いのではないかと予想されますね。
通常時のゲーム性や配列・出目に関しても「無難に置きに来た」印象です。ポイントによる周期抽選とCZというモンキーターンのテンプレにはまった仕様に見受けられますが、モンキーよりも要素が少なく単調な打感になりそうな印象を受けます。
昨今の時流に反し初当りがATかRBかで直ATでは無い点、AT天井が約1200Gと比較的遠い点もマイナス要素だと感じてしまいますね。
一方で演出面は、リール図柄のデザインがショボそうと言った不安要素があるものの、パチンコの出来映えを見る限り映像クオリティには期待出来るのではないかと思います。版権も強く、東京喰種などを好む若年層ユーザーが稼働を支える可能性はあるように感じますね。
試験状況が芳しくなく他社の主力AT機がなかなかリリース出来ない状況も相まって、9月は本機が話題の中心になるだろうと思います。初期稼働は良いと思いますのでリピートに繋がるかどうか。不安要素は多いですが、期待したいですね。
ドルアーガの塔
ユニバーサルさんより、ファミスロシリーズの最新作が登場です。世代の方にはとても懐かしいタイトルですね。
今回はスマスロとメダル機同時リリースとのことですが、基本的にスペックは同一のようですので、ホール様の事情に合わせてメダル有り無しを選べるということなのでしょうか。スマスロのユニットは貴重だと思いますので、良い配慮だなと思います。
スペックとしては出玉率100%超え技術介入タイプのA+AT機。近しいスペックの「ファミスタ」はA+ARTでしたが、ほぼ同じスペックと考えて良いと思います。
メイン仕様の相違点としては、BBが「Sうまい棒」や「ギアスC.C」のようなJACINを使ったタイプで約250枚獲得出来る点、その分ATの純増が0.2枚に抑えられている点ですね。AT中のBBが5連すると大量上乗せに期待出来るとのことで、よりBBに出玉を寄せて波を荒くする調整が加えられたイメージでしょうか。
配列・出目は往年のアルゼ系。マッピーやファミスタを打ってきたプレイヤーは同じ感覚で打てると思います。個人的にも好きな制御なので通常から楽しく打てそうだなと感じます。
ただ、このタイプはディスクアップ以外なかなか稼働の結果を残せていません。ホール様も粗利が取れない以上稼働してくれないことには使えないと思いますが、本機がディスクアップレベルの稼働をするとは想像し難いですね。個人的には楽しみな1台ではありますが、ファミスタと同程度の結果になるだろうというのが自分の予想です。
以上、9月導入予定2機種の所感でした。
貴重なAT機の新台、皆様も是非注目していただければと思います!