注目機種の先取りPICKUP「Pキン肉マン3 キン肉星王位争奪編友情シルバーVER.」 -元ホール営業部長S氏の注目機種診断-

12月も注目機種のリリースがまだ続きますね笑
今回取り上げるのはこちら。私のおすすめ度★2.5です。

Pキン肉マン3 キン肉星王位争奪編友情シルバーVER. (ライトミドル)
納品:12/20予定
販売台数:??台
【スペック】
一種二種
低確率:1/229.9 
右打ち:1/1
RUSH突入率:51%or76%
RUSH継続率:80.0% 

遊タイム599G消化後 RUSH突入

特図1【A】
  3R  51%   360個 RUSH突入
  3R  24%   360個 時短潜伏29回転
  3R  25%   360個 時短無し

特図1【B】
  3R  76%   360個 RUSH突入
  3R  24%   360個 時短潜伏29回転
  
特図2(リミット到達時)
  9R  77%  1,200個 RUSH継続
  3R   3%     360個 RUSH継続
  3R  20%    360個 時短潜伏10or29回転

ミドルとライトミドルの比較

・ライトミドルは最大出玉1200×77% 継続率80%となっています。
・ミドルは最大出玉990×25% 継続率92.5%
遊タイム
・ミドルの到達率8.1%
・ライトミドル到達率7.3%

私としては、最大出玉比率・確率と継続率のイメージでライトミドルの方が【勝ちのイメージ】が付きやすい気がします。

チャンスゾーンの仕組みは後述しますが、両スペックとも同一仕様です。
その恩恵が大当り確率が高い分受けやすいのも個人的にライトミドルがいいと思う理由です。

それにしてもTSが230前後のライトミドルが増えましたね。
戦国乙女のヒットによりメーカー各社がユーザーがこのTSを許容していることに気づいたといったところでしょうか。ここまでTSを高めることが出来れば右打ちの円グラフを魅力的な数値にすることが出来ますしね。

新しい仕組みというよりも進化系

内部的には時短中ですが、実質的には時短が付かない状態にすることで時短回数を変化させている仕様です。
時短中だが左打ちで消化(通常遊技と同様の状態)となります。
常に時短開放の抽選は1/1で行っています。
蒼天の拳天刻や緋弾のアリアで使用していた実質的に電チューに拾う確率の変化は、開放秒数の変化でおこなっていると過去の記事でも記載させて頂いておりました。

通常状態のように見える時短状態は
・通常状態
 66536/65536で超ショート開放(玉を拾えない)
・RUSH状態
 66536/65536で3秒間開放(玉を拾う)

では通常状態のようで時短状態とは?

1/65536でショート開放(実質的には拾えないくらいのスピード)
65535/65536で超ショート開放(玉を拾えない)

通常状態とは違うが、実質的には同じという状態を作り出しています。
過去に潜伏確変を利用した「進化系ぱちんこ」を続々とリリースした京楽産業.さんですが、コンセプトはそれと少し似ていますよね。

時短回数の変化

過去にバカボン等でもお伝えしたように時短回数が特賞時の状態によって変化する話をお伝えしました。最近はこの仕組みを使った遊技機がどんどん登場してきますね。

振り返りも含めて下記の通りでしたね。
時短の付与条件はパチンコでは4パターン持つことが出来ます。
【電サポ中か非電サポ状態か】と【特図①か特図②か】、この組み合わせでしたね。

特図1×非電サポ状態  通常時
特図1×電サポ状態   大当たり後のヘソ残保留
特図2×非電サポ状態  RUSH後の電チュー残保留
特図2×電サポ状態   RUSH中

のようなイメージで間違いありません。

特図1×電サポ状態   大当たり後のヘソ残保留
でも時短回数を変化させることが出来ました。

例えば
牙狼 月虹の旅人は
特図1×非電サポ状態:時短200回 50%
特図1×電サポ状態:時短200回 78.125%

シンフォギア2は
特図1×非電サポ状態:時短1回+4 50%
特図1×電サポ状態:時短7+4 100%

と変化していましたね。これは上記の状態によって変化させていることを表しています。

時短回数の変化をキン肉マンに当てはめると…

【電サポ中か非電サポ状態か】と【特図①か特図②か】

特図1×非電サポ状態  通常時
特図1×電サポ状態   チャンスゾーン中のヘソ保留&RUSH中のヘソ残保留
特図2×非電サポ状態  通常時に無理やりねじ込んだ電チュー保留
特図2×電サポ状態   RUSH中

となります。

特図1【A】=特図1×非電サポ状態:通常時
  3R 51% 360個 RUSH突入
  3R 24% 360個 時短潜伏29回転
  3R 25% 360個 時短無し

特図1【B】=特図1×電サポ状態:チャンスゾーン中のヘソ保留&RUSH中のヘソ残保留
  3R 76% 360個 RUSH突入
  3R 24% 360個 時短潜伏29回転

となっているのです。

RUSH中のヘソ残保留

右打ち中(特図②)の継続率は80%ですが、もしヘソで1/229.9に当選してしまうと76%での継続率となります。

ただしヘソでの大当たり確率は変わりませんので、毎回保留4個貯めていても発生率は1.73%程度での発生となります。(いわゆるヘソ落ちです。)
激熱予告が来た際などはヘソに保留をためない方が無難とも言えるでしょう。

一種二種の弱点の克服?

一種二種機に関してはどうしてもRUSH抜けすぐにやめてしまう傾向にありました。
しかし、本機においては29回転は遊技する要因があります。
通常状態で後追い要素が作れたのは素晴らしいシステムだと感じます。

乃木坂46のように非電役物をつけることでも可能ではありますが、29回転で1K18回転程度での運用だとすると、初当たり出玉で24回転程度しか回せずにもう千円入れる要因となってくれる絶妙な設計だと感じています。
少しいやらしいようにも感じますが、こういった細かい遊技要因が稼働には不可欠だと思いますので、今後の一種二種に新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。

そろそろ真・花の慶次3を書きたいのですが、なかなかスペック詳細が出てきませんね。
それでは、また次回!