【スペック】 V-ST 低確率:1/256.0 高確率:1/27.2 RUSH突入率:約51.81%(残保留込み) 2連目突入率:約51.74%(残保留込み) RUSH継続率:約92.85%(残保留込み) 特図1 3R 1.0% 270個 ST70回転 3R 13.0% 270個 時短655636回転(実質次回) 3R 42.0% 270個 時短200回転(当選率:55.00%) 3R 44.0% 270個 時短100回転(当選率:33.44%) 特図2 10R 25.0% 900個 ST70回転 6R 25.0% 540個 ST70回転 4R 25.0% 360個 ST70回転 2R 25.0% 180個 ST70回転
Dの意思を継ぐ名機再来
サミーのDの意思とは?
何度となく再来を待望されていたダンバインですね。
撤去されるぎりぎりまで遊技されていた名機と言って過言ではない機種だと思います。
その【Dの意思】を受け継いだP頭文字Dが時短突破型の機械として登場!!
ゼロアタッカー継承のダウンヒルアタッカーでラウンド高速消化を実現しています。
約92.8%継続の衝撃
この継続率、実は大工の源さん超韋駄天とほぼ同一の継続率となっています。
大工の源さん超韋駄天と同様の継続率ならRUSH区間は短い方がいいのでは?と思いますが、一種二種とV確変ST機の違いもありますので、単純比較は出来ないところですね。
ただし、出玉性能はややアップしていると言ってもいいと思います。
超韋駄天の1回の平均の払出し出玉が約462個
P頭文字Dは1回の平均の払出し出玉が約495個
超韋駄天の平均出玉が約420個
P頭文字Dは平均出玉が約462個
平均が13.89連とすると
超韋駄天の平均出玉が約5834個(払出し玉6434個)
P頭文字Dは平均出玉が約6417個(払出し出玉de6669個)
出玉性能が一緒でTSが変わった場合の変化
もう一つ頭文字Dが大工の源さんと違うところは大当り確率ですね。
平均の出玉が4200個だとした場合に1Kボーダー・スタートの違いがどれほど影響があるのか?
を簡単ではありますがまとめてみました。
条件はベース20として算出しております。
大当り確率 1Kボーダー 1分間スタート
1/319.6 19.024回 6.088回
1/299.6 17.833回 5.707回
1/256.0 15.238回 4.876回
大当り確率は分母の数字が60程度下がっただけではありますが、1kボーダーに大きく影響があるという事がお分かりいただけると思います。
もちろん本機のRUSH突入率約51.8%に対し、韋駄天は60.2%ありますし、初当たり出玉は韋駄天660個に対して本機は270個ですので、単純に比較は出来ません。
考え方としてはRUSH性能は1/319.6と引けを取らない性能にも関わらず、大当りの確率がやや軽くなっているので勝負しやすいと感じてもらえる機種かもしれませんね。その分回らないという印象を与える可能性も否定はできませんが。
ちなみに、V確変ST機にするメリットは余り感じませんでした・・・・。
おそらくRUSH突入を時短突破型にすることに拘ったのかなとは想像しますが、、、
1/256.0という確率帯に関して
二種にして初当たりを1/319.6にすれば初当たり出玉をある程度増やすこともできたと思いますし、出玉速度も上げることが出来たと思います。(型式試験に適合するかは別の問題です。)
出玉性能を落として1/199.8程度にすることもできたでしょう。
このままの出玉性能では甘すぎるので、さすがに突入率等の調整は必要だったのかなとは感じるところです。
近い確率帯の機種例を挙げると
戦国乙女6暁の関ヶ原 約1/222.9
ストライクウィッチーズ2 約1/229.1
とある科学の超電磁砲 約1.239.2
逆に1/319に近い確率帯では
P野生の王国5 M-T YT800 1/289.98
Pぱちんこ ガラスの仮面M-K1が1/289.98
Pスーパー海物語IN JAPAN2が1/299.2 (設定付きですが・・)
やはり、1/250前後の確率帯はやや中途半端な印象が拭えず、P機では、P遠山の金さん2遠山桜と華の密偵などもありましたが、かなり珍しいジャンルと言えると思います。
上記を見比べても、
1/256.0という確率に関しては、ハイミドルの確率帯の機種と大差ない印象を与えてしまうのではないでしょうか。
設置場所に関しても、1BOX設置するような機械では無い認識なのでライトミドルの近くに設置するか、ハイミドル系の近くに設置するかかなり難しいかなと思います。どちらかといえば、出玉性能的にもハイミドルとして設置していくのが適切なのかなとは考えています。
ユーザーに丁度いいと捉えられる可能性があるのか、それともやはり中途半端と捉えられてしまうのか、気になるところですね。
演出に関して
通常時に関しては、北斗闘神、モンスターハンターのように打ち込み要素、打ち込んでわかる楽しさがある、スルメ台候補なのでは?と感じるところがあります。一見弱そうな演出でも当たりに繋がるところを何度か確認しています。
またRush突入をかけた時短演出においても、派手な演出頼りとはなっていません。地味な演出でも突破したりします。
基本的に時短100回→時短200回→実質次回と段階的に格上げ演出が発生することとなっており、SAも約19→約23→約51.9と段階を踏んで早くなる構成になっています。
後半になる程リーチの期待度が高まっていきますね。
ダウンヒルとRush中演出
アタッカーが高速消化できる構造にはなっていますが、最近はある程度どこのメーカー様もアタッカー性能に大きな違いはありません。
アタッカー奥に丸呑みポケットが存在しますので、Rush中に関しては打ちっぱなしで問題ないなと感じました。
Rush中の演出ですが、完全にダンバインを意識して作られています。
この演出はダンバインの《アレ》だなと考えれば、当たりへの期待値が想像出来ます。
正直、Rushの演出においてはコンテンツ頭文字Dである必要は無いです。笑
だからこそ、誰にでも受け入れられるとも感じますね。
牙狼、エヴァ、北斗、リゼロのような機種と比較すると体感的にも早さでは劣ります。
ただ、短いSTでどんな演出でも当たると思える構成で、それが93%で継続するので、このヒリツキ感覚やヤレる感は他にない魅力かなと感じました。
大当たりした後には前述の丸呑みポケットに入賞しなければ大当たりが開始されません。
ダンバインの時はヘソ落ちが怖く、トイレにも行けませんでしたが、トイレタイミングも作られています。
納期は、他のライバル新機種がない時期での販売です。最近、サミーさんはここを狙っている印象がありますが、前述のようにユーザーが「中途半端」だと感じなければ、十分にポテンシャルを発揮する可能性のある機械だと思います。
それでは、また次回‼