注目機種の先取りPICKUP「eゴッドイーター トリプルバースト」 -元ホール営業部長S氏の注目機種診断-

本日は本格的な夏が到来する前から秋の新機種、9月登場予定のサンセイアールアンドディさん初となるスマパチ、eゴッドイーター最新作をPICKUP‼

LTにおける総獲得遊技球の期待値が全体の1/2から2/3にまで緩和された“新内規LT搭載機”で、e花の慶次~傾奇一転に次いで新内規LT機第2弾となりますね。

なにやらラッシュがトリプルで獲得出来る?というスペックが注目される本機ですが、その辺りにも注目して早速診ていきましょう!

eゴッドイーター トリプルバースト スペック

ST機
低確率:約1/199.8
高確率:約1/1

RUSH突入率:約37.0%
2連目突入率:約24.05%
RUSH継続率:約80.1%

特図1
10R通常 36.5% 1500個
└時短1回(普通図柄抽選3回)※図柄揃い
10R通常 0.5% 1500個
└時短1回(普通図柄抽選3回)※アラガミチャージ経由
2R通常 63.0% 300個
└時短0回

特図1(液晶図柄揃い1/547.41)
10R通常 100.0% 1500個
└時短1回(普通図柄抽選3回)

特図1(アラガミチャージ1/314.65)
10R通常 0.79% 1500個
└時短1回(普通図柄抽選3回)
2R通常 99.81% 300個
└時短0回

特図2
10R通常 80.1% 1500個 時短1回
2R通常 19.9% 300個 時短0回

神喰いSPEC

新内規ラッキートリガー搭載機となりますね。
まだe花の慶次の稼働が始まる前ではありますが、期待したくなりますよね。

このスペック表だけをみるとただの突入しにくい80%ループ機に見えてしまうかもしれませんが、本機の一番の特徴は「初回ジャッジメントにおける普通図柄開放抽選で最大3個のRUSHを貯留することが出来る」ところにあります。

これが機種名のタイトルにもある、トリプルバーストということでしょうね。

神がかった仕組⁉

近い仕様として、Pアイドルマスターミリオンライブが思い浮かびますよね。
アイドルマスターでは非電役物を使用することで実現していた仕組みを本機は普通図柄の活用のみで、大きな機構上の変更なくして実現しています。

初回図柄揃い時のジャッジメントで必ず普通図柄抽選を行い、電チューのロング解放の当選回数分だけRUSHを貯留できる仕様です。

もう少し細かく説明すると下記のようになっていると想定されます。

A:ショート開放(時短終了)
B:ロング開放(時短終了)
C:ロング開放(抽選継続)

例えば最初にCを引いて次にBを引くと、RUSHストックは2個となり、
最初にAを引くとRUSHストックなし。このような仕様となっていそうです。

アイドルマスターを想像していただけると少しわかりやすくなると思いますが、1つのRUSHは2Rを引かない限り継続する上に、引いたとしてもストックがある限りはほぼシームレスに継続していきます。

初回ジャッジメント

ご覧いただいてお分かりのように、初回図柄揃い後のジャッジメントでの抽選(最大3回)でいくつRUSHを獲得出来るかというのが本機最大の肝となりますね。
そして、その当選期待度は下記のようになります。

 6.7% RUHストック3つ
24.9% RUSHストック2つ
31.9% RUSHストック1つ
36.5% RUSHなし

このストック2つ以上の状態がいわゆるラッキートリガー的状態でしょうか。
確率は高くありませんが、「80%×ALL1500個」のRUSHを3つ獲得した時の興奮は過去最高クラスといえるかもしれませんね。

ただし、ストック2つ以上を獲得する確率よりも「ストックなし(RUSHなし)」で終わる確率の方が高くなっており、その際は1500個を獲得したのみで通常時へと戻ることとなります。

RUSH1つ時も、通常のハイミドルのRUSHに比べて弱い性能となることもあり、この辺りは好みが分かれるところではあるでしょうね。やはりこのジャッジメントが最大の勝負どころといっていいでしょうね。

ちなみに3個ストック時の獲得期待出玉は約20000個ともちろん現行機最高峰となっています。

また、63.5%でストック1つ以上を獲得できるという計算ですので
RUSH獲得時のみの振り分けとしては下記のようになります。

10.6% ストック3つ
39.3% ストック2つ
50.1% ストック1つ

その他、まとめなど

初代・2代目ともに大ヒット機種であったとは言えないシリーズ機ではありますが、一部固定ファンに愛された一機種ではありましたよね。

今作もこれまでのシリーズ機同様にホール側としてはやや扱いにくいスペックではあるかもしれませんが、LT機としての性能と粗利性能とのバランスが取りやすい機種となっているのではないでしょうか。

RUSH中はかなりスピード感があり、現行機種の中での爽快感は最上位クラスと感じました。過去作に似た演出で展開されますが、モードは5種類選択できるので大きな連荘となったときも飽きることはなさそうですね。

懸念点はやはり1/500を軽く超える図柄揃い確率の低さでしょう。
パチンコ史上においてもかなり(最も?)低くなっているといえそうで、この点がどのように受け入れられるか注目しておきたいですね。

もちろん、最上位(RUSHストック3個時)に突入した際の出玉性能は最高クラスで、懸念点に勝る出玉の破壊力、爽快感でユーザーを虜にしてもらいたいところですね!

それでは、また!