朝晩の冷え込みが強くなってきましたね。冬の到来をすぐそこに感じ始めています。
前回の記事(「ぱちんこミドル編」はこちら)にも反響いただきまして、甘デジ編などのご依頼もございましたので、少しづつ書きすすめていこうと思っております。
ということで前回同様、どこよりも早い?(笑)今年の振り返りを始めてみようと思います。
本日は2021年パチスロ新機種について。
今年1月から10月までに納品が開始された新台パチスロ機は約55機種でした(※PB機などは除く)。そのうち実に40機種がAT機となっています。
型式試験の適合状況も芳しくなく、内規の変更による6.1号機の低ベース対応や6.2号機などへの対応もあってか、機種数的には例年に比べやや物足りないといった感じでしょうか。
5号機完全撤去までカウントダウンが始まった今、パチスロの新機種のヒット機登場は業界にとっての最大の関心事といってもいいかもしれません。
2021年もここまでは大ヒット機種の登場とまではいかなかったものの、可能性を見せてくれた機種もありました。ここまでを振り返ってみましょう。
まずはパチンコの振り返り同様、新台導入から2カ月(8週間)での平均稼働ランキングです。
- 1位 Sパチスロガメラ(サミー)※製造者名:銀座
- 2位 Sチバリヨ-30(ネット)※製造者名:オーゼキ
- 3位 Sパチスロ麻雀物語4(オリンピア)
- 4位 S絶対衝激Ⅲ(スパイキー)
- 5位 SパチスロAngel Beats!(サミー)※製造者名:タイヨーエレック
技術介入機ヒットのトレンドを生かし、大量獲得機のイメージをAT機として再現したガメラが1位。サミーが2機種ランクインとなりました。
ちなみに7位にもSパチスロ頭文字Dがランクインしており、厳しい市場のなかでもなんとか結果を出したところはさすがサミーさんといったところでしょうか。ただし、ヒットした機種は全てやや小粒な販売台数の機種のみという点がやや印象が薄くなった要因でしょうか。
2位にランクインしたチバリヨ-30は現在も増台が続いており、コイン単価も高いことから8週までの平均売上ランキングでは堂々の1位となります。この後、25φでの販売なども噂されていますが、固定機種になってくれそうな勢いもあり、業界的にも明るいニュースだったと言えそうです。
このチバリヨ-30は6.1号機ですので、有利区間3000G対応はしておりません。
そういった意味でも、まだまだ6号機には伸びしろがあると感じさせてくれますよね。
また6位にはSパチスロバイオハザード7(アデリオン)が入っており、徐々にではありますが“使える6号機”が出始めた2021年ということになるかもしれませんね。
販売台数ランキングに関しては12月までの販売台数如何ではありますが、おそらく2万台クラスを3機種(まどマギ前後編・新ハナビ・沖ドキDUO?)販売しつつ、安定的に新機種をリリースしたユニバーサルとジャグラーの生産台数次第となる北電子の1位争いに、サミーが続く展開となりそうですね。
大都技研は番長シリーズの最新機種が年明けとなったこともあり、今年は例年に比べ大きく販売台数を伸ばすことが出来ませんでした。
1万台を超えたのはいまのところS政宗3のみとなっています。
次に同様に稼働開始約2カ月(8週間)での平均粗利ランキングをみてみましょう。
- 1位 Sパチスロマクロスデルタ(SANKYO)※製造業者:JB
- 2位 S G1優駿倶楽部3(KPE)
- 3位 S絶対衝激Ⅲ(スパイキー)
- 4位 Sパチスロ鉄拳4デビルVer.(山佐)※製造業者:セブンリーグ
- 5位 SパチスロAngel Beats!(サミー)※製造者名:タイヨーエレック
マクロスデルタが高い粗利性能で1位を獲得。
非常に辛い機種でしたが、一定の稼働を保てた事で高い粗利貢献を示しました。
絶対衝激とAngel Beatsは稼働と粗利のダブルランクインとなっています。
機械代の回収もままならないと言われる6号機ですが、低ベース6.1号機以降、コイン単価が上がり、売上が上がることで少しづつ改善が見え始めていることは間違いなさそうです。
それにしても同一メーカーでも異なるブランド名が多くて困惑してしまいますね(笑)
型式試験の申請枠を増やすための各メーカーの苦肉の策という側面が強いようですが、もう少し分かりやすくしてもらいたいですね。
今年の年末、そして年明けも注目の新機種が目白押しです。6.2号機のヒット機種が出てもいいタイミングになってきており、今回ランクインした機種を上回るようなヒット機種が続々と出てくると予想しています!
ちょっとだけ早い2021年振り返りシリーズ、次回にご期待下さい!