年末商戦 -今日も緑保留-

皆様、ご無沙汰しております。久々の寄稿でございます。
もうそろそろ今年1年を振り返る時期が近付いていると考えると、時の経つのは本当に早いものだと改めて実感させられます。

そしてそれ以上に早くすすむのが、トレンドというものでして、業界的にもこの1年で色んなことが大きく動き、変化したと実感するところではないでしょうか。例えば1年前を想像するだけでも感慨深いものがあります。

1年で変わるトレンド、来年に向けて

ちょうど1年前と言えば、夏に6.5号機が初めて登場し、その第一陣として発売された甲鉄城のカバネリがロングランの気配を見せ始めていた頃、そしてスマスロの導入前夜でもあり、業績不振が著しかったパチスロの業績拡大に向けてその兆候と更なる大きな期待が膨らんでいた時期、そしてユニットの確保にも奔走していた時期かもしれませんね。

その後はスマスロのヒット、北斗の拳の大ヒットなどでパチンコからパチスロへの回帰の流れが加速、しかし春辺りからその成長トレンドも少しずつ鈍化し、8月をピークに落ち着きが出てきているといったところでしょうか。一方のパチンコは1年間あまりヒット機種にはめぐまれず、期待されたスマパチもなかなか結果が出ず、現状では慶次の11週貢献が最高成績という状況です。(先月登場のSAOが高実績を残してくれそうでここには期待したいですね。)

業績ピークは今年の年末

成長トレンドに落ち着きが出ているパチスロですが、再び12月から年末年始にかけて8月並み、あるいはそれ以上のピークが来ることが容易に想定され、その後は緩やかに縮小しながら安定していくという予測で概ね間違いないのではないでしょうか。

そういった意味での年末商戦はパチスロの粗利を最大化させ、ピークを大きく持っていくということに主眼を置いた戦略が常套と言えそうです。パチンコはおそらくシン・エヴァンゲリオンと大海BLACKという利益がとりずらい機種がメインとなりそうで、過剰供給による集客の分散なども懸念されるところですが、パチスロはバラエティ豊かな機種リリースが準備されていることからも、しっかりとした品揃えで今後超えられないかもしれない業績のピークを迎えたいところでしょう。

バジリスク絆のリリースが決まり、スマスロの軸となる機種候補となることに期待が寄せられるところではありますが、その他にも年末年始に向けた高単価の機種や利益貢献に期待できる機種などにも注目していかねばならなそうです。

次のトレンドは?

年末商戦の機種選定が終われば、次は年始の機種選定。来年はどんな年になるのか、どんなトレンドになるのか、ガンダムSEEDの大量導入による失敗はおそらくトレンドを掴み切れなかったからこそなのでしょう。しかしそのトレンドもまたすぐ変化します。恐ろしく早く動くトレンドをしっかりキャッチして、年末年始・そして来年へとつなげていきたいところですね。