名古屋駅前にドデカい新店~キング観光サウザンド名古屋駅柳橋店~ -今、視察するべきホール-

最注目の新店

昨年の年末にグランドオープンした新店でも最注目といえばやはりこの店舗だろう。
名古屋駅から徒歩数分。柳橋中央市場の目の前ということでやや魚臭さを感じながら、視察を実施した。

そもそも名古屋駅前という立地。1次商圏に限って言えば、決してぱちんこ人口が多い商圏とは言い難い。それでも多額の資金を投じて出店してきたあたりはこの象徴的な場所への出店に対するこだわりも感じられる注目したいポイントだ。

奇抜なデザイン⁉

2018年にオープンしたサウザンド金山店で見せた射幸的な雰囲気を全面に演出するコンセプトとは打って変わり、アメコミ調の奇抜なデザインが目を引く。SNSの活用が有名な法人だが、まさにSNS映えする内装といっていいかもしれない、そんなデザインだ。

非常にカラフルなデザインは既存のパチンコ店とは一線を画し、必見といえるだろう。
店内で写真を撮るものも実際に少なくない。ただ集客を狙っているのみとは考えない方が無難であろう。

ある意味では、名古屋市中心部のドミナントの覇権を確かなものとするためのアイコンとしての機能・役割も担っているのであろうと感じられる。

この点に関しては愛知県内の店舗のみならず、三重県内の店舗でも名古屋駅前の新店やデザインをアピールし、ブランディングを図る様子も見て取れた。

若年層向けの店づくり

機種構成に目を向けると、ぱちんこで設置台数が50台を超える機種は牙狼月虹、エヴァ咆哮、北斗9闘神、ガンダムUCの4機種。若中年層をメインターゲットとする店舗づくりは金山店の際と同様だ。

1階に4円ハイミドルを中心に一部ライトミドルを織り交ぜ射幸性の高いフロアとし、地下フロアに4円甘デジと1円ぱちんこを最低限揃え、スロットをメインとする配置も金山店同様となっている。ちなみに金山店も今回の新店同様、設計デザインは東京オデッセイが担当している。

注目すべきはこれから

設置台数は1200台強だが、屋号には+1515の文字が。
旗艦店である若宮大通店の設置台数1515台を意識し、特日15日のアピールも意識しながらこの後の展開(増設)にも含みを残していることがよくわかる。

同法人はグランドオープンからビッチリとお客様を埋め高稼働を記録することは実はあまり多くない。落ち着いてからじわりじわりと稼働を上げてくる、そんな印象が強い法人だ。

この店舗においても現状の稼働はそれほどよくは見えないが、それも想定の範囲内ではないのかと推測される。

グランドオープンというよりはその後の動きについて注目したい新店。おそらくは、1515台に向けて幾重もの策を準備しているだろう。そんなことを気にかけながら視察してもらいたい店舗だ。

この後の動き方、特に名古屋市中心部の同法人の系列店である若宮大通店、金山店、栄住吉店、栄東新町店を併せた5店舗の動きからは目が離せないと言っていいだろう。