こんにちはめんつゆです。
いよいよ登場しますね「アレジン」!
詳しいスペックの仕様は多くの方が書かれていますので、今回は老害開発者の初代アレジン思い出話を・・・
初代は92年登場、初当り確率は当時の雑誌記載値で1/128
出玉はall2240個(フル得点10点×16個、14ゲーム)と
アレパチというジャンル以外に表向きには何の変哲もない機種。
雑誌を読んだめんつゆ少年の目にはそう映りました。
そして迎えた新装したての週末。
当時から新台に目がない少年は朝一から並んでいました。
周りの悪そうなオジサン達はアレジンの話で盛り上がっており
「朝からすぐ当たる」「当たるときはハズレリーチが連発する」
そして「メチャクチャ連チャンする」と超魅力的なワードを連発。
当時は今と違いスペックの詳細が分からないまま打つ機種が非常に多く、ゲーム性を推測することが楽しみの一つでもありました。
そして迎えた開店。
案の定、並んでいたほぼ全員がアレジンへ・・・
割れるガラス、倒れる爺さん、脱げるサンダルの阿鼻叫喚の世界。
死を覚悟しながらも、必死の思いで確保した1台を打ち出します。
いつもより気持ち早い発射速度と16発発射する度に1秒ほどのウエイトがかかること、盤面下部の16個の数字に違和感を覚えながら、周囲を見ると即大当りする台がちらほらとあります。
当たっていない台もハズレリーチがピュイピュイ鳴いて、当っていない客はニワトリみたくキョロキョロしています。
まさに並んでいた時に聞いた会話の通りの状況・・・。
しかしめんつゆ少年の台はうんともすんとも言いません。
気づけば、とうとう彼もニワトリになっていました・・・
そして1時間後・・・
ここで少年はさらに恐ろしいことに気が付きます。
もう「2万円以上負けている・・・」
当時一番打ったデジパチでも1時間大当りゼロで1万5千円も使った記憶がありません。焦る少年。手元には残り1万円しかありません。
しかし朝一から大当りした台がノンストップで連チャンし4000個入りのドル箱が20箱近く積みあがっています。
いまだかつて見たことのない出玉スピードに「これはやめられない・・・」
周りのニワトリと同様、めんつゆ少年の思考も一瞬でやられました。
そして残金もなくなり残り500円分の玉を残すところで無情にもリーチが頻発・・・
「776」と表示された7セグを前に玉もお金もすべてなくなりました・・・
泣く泣く席を立った少年は台を見ないように走ってホールから立ち去りました。
30年以上経った今でも悲しい思い出です・・・。
そんな私の悲しい思い出いっぱいのアレジン。
これまでリメイクされるたびにスペックの「初代再現性」が高くなってきていると思います。特に今回導入されるアレジンプレミアムはモーニング以外ほぼ再現しつつ進化できているのではないでしょうか。
次回は初代の仕組みを中心にお伝えしたいと思います。
老害の昔話にお付き合いいただきありがとうございました!