年末年始に集中する大型シリーズ機種を徹底分析

いよいよ永らくホール経営を支え続けてきた旧規則機の完全撤去まであと4カ月と迫ってきている。
今年の年末年始はかつてない特別な状況下となり、各社のメインシリーズ機がこの時期に集中することになりそうだ。
主力シリーズ機として一足先にリリースされた牙狼月虹、沖海5を除く全主力シリーズ機がこの年末年始に集中することになるだろう。

年末年始に販売が予想されるシリーズ機

メインシリーズ機:
 北斗シリーズ・花の慶次シリーズ

準メインシリーズ機:
 ルパンシリーズ・エヴァシリーズ・
 とあるシリーズ

その他、京楽機も含めて各社から続々と主力級のタイトルがリリースされそうだ。
一部機種は既に適合の情報やスペックの情報なども出始めている。
中にはまた新台価格の高値更新をする機種があるという情報もあるが・・・。

そんな中でも注目されるのはやはり、現在の設置状況・過去の実績からしても全ホールのメインシリーズ機に位置付けられている北斗シリーズ「花の慶次シリーズ」であろう。

注目されるのは両機種の設計コンセプトだ。

海シリーズはシンプルな確変ループタイプ。
牙狼月虹は完全に右打ち特化型のスピードタイプ(1種2種)

年末年始に登場するメインシリーズ2タイトルが昨今流行の右打ち特化・スピード特化型となると、年末に増産が決まっている牙狼月虹や稼働健闘中のガンダムユニコーンなどと食い合う結果となるのは必然となり、ホールのスペック構成に与える影響がやや懸念されるところだ。

牙狼月虹導入後、最も影響を受けたのが大工の源さん超韋駄天であったことからもそれは明らかであろう。
現在の真・北斗無双、真・花の慶次~漆黒の衝撃を遊技するユーザーに望まれるスペックとしてこの2大シリーズ機の新機種がリリースされることを切に願っている。

また、この2大シリーズ機に関してはこの旧規則撤去時期に向けて、それぞれ1機種だけではなく2機種投入という噂もある。

まずは北斗シリーズ

「北斗の拳9」「真・北斗無双復刻版」という布陣だ。
2機種の発売ということでおそらくスペックなどは差別化してくるであろう。

ただし、真・北斗無双復刻版に関しては間違いなく現存する初代「真・北斗無双」に寄せたスペックで登場することが予想され、ホール側からすると価格も出来るだけ安価にしてもらい、スムーズな新規則機への移行が出来ることに期待したい。

2,400発を実現する仕様(真・暴れん坊将軍のような仕様など)で登場するのか注目したいところだが、そこに拘り過ぎてバランスを崩すケースが多く見受ける中、サミーさんの工夫に要注目でもある。

2017年以降のシリーズ機の実績に慶次ほどの安定感がない点はやや懸念材料ではあるが、北斗シリーズを支持する遊技客が一定数以上いることは間違いなく、この「北斗シリーズ」2機種への自店の戦略が来年初頭の業績に直結する可能性が大きくなるといえそうだ。

次に花の慶次シリーズ

「真・花の慶次3」「真・花の慶次2~漆黒の衝撃~エクストララッシュ」という布陣だ。

漆黒エクストラに関しては既にスペックの噂なども出始めており、継続率81%・右打ちALL1,500発・MY20,000発オーバーなどなど、景気のいい言葉が並んでいる。
c時短で時短を再セットさせるなどの新機能も搭載されるとの噂で既存のP機との差別化も出来そうな期待感がある。

本機は現役メイン機として稼働中の漆黒の撤去を見据え、安価で提供するためにどうやらECOパチ対応ということになりそうだ。
ニューギンのECOパチは価格面でも業界屈指のコストパフォーマンスを発揮している実績があり、本機に関してもホールの撤去対応を踏まえて20万円を切るような思い切った価格設定を期待したいところだ。

「真・花の慶次3」に関しては、シリーズ最終章というフレーズが出ているのみで、その他詳細は不明だが、北斗の拳シリーズ同様にホールの来年の業績を占う新機種となるのは間違いないであろう。

ホール経営にとって重要な意味をもつ年末年始シーズン、今年に限っては旧規則機の撤去対応という特別な意味をもつ。メーカー各社からのアナウンスも熱をおび始めていることであろう。

必然的に新機種のボリュームは大きくなるが、集客の最大化と入替費用を天秤にかけながらも、いつも以上に慎重かつ大胆な新機種選定が必要となりそうだ。