【スペック】 V確変STタイプ 大当り確率 低確率:約1/199.80 高確率:約1/97.52 ・確変突入率:約50.00% ・確変突入率:約57.84%(残保留・時短引戻し込) ・継続率:約71.55%(残保留込み) ・2連目到達率:約43.62% 特図1 10R確変 1.0% 1500個+α ST120回転 4R確変 49.0% 600個 ST120回転 4R通常 50.0% 600個 時短30回転 特図2 10R確変 70.0% 1500個+α ST120回転 4R確変 30.0% 600個 ST120回転
黄門ちゃま 寿完全継承 新ゴチ装置スペック
やはり?ライトミドルとしての登場となりました。
前作は高実績とないえない結果ではありましたが、やはり黄門ちゃまの演出バランスはライトミドル向けなのかもしれませんね。
V-ST機なのですが、スペックの仕組みがかなり変わっています。
打感は普通のV-ST機と何ら変わりありませんが、その仕組みを利用して新ゴチ装置の搭載を可能にしています。
新ゴチ装置の仕組み①
今までのゴチ装置は分岐ルートで賞球の穴に行くようにしたり、チャッカーの入賞によって大当たり中の出玉を増加させる方法により実現していました。
今作は非電動役物を連動させて開放することで入賞させています。
電チューに入賞
→非電動役物Aが開く
→Aに2個入賞(Aが閉鎖)
→非電動役物Bが開く
→Bに2個入賞(Bが閉鎖)
上記を繰り返すことで出玉増加区間が発生します。
AとBは非電動役物で玉の重みによって開閉する仕組みです。
電チュー含めて賞球があるだけで抽選は何もしていません。
ただし、電サポ状態に打ち出した玉よりも増える状態では、保通協の型式試験を適合することはありません。いわゆる確変ベース的なものが100%を超えることはNGでした。
ここで次の論点となりますね。
新ゴチ装置の仕組み②
電チュー開放について、少し工夫がされています。
開放回数が多かったり、一回の回数が長い電チューで、STや確変が終了した際に、時短は既に終了しているものの、電チューに何個か入賞できる状態というのをみなさまも経験したことはあると思います。
その状態を想像していただければ分かりやすいと思いますが、すでに状態としては電サポ通常状態になっており、残った電チューが開放している間も電サポ状態中ではありません。
その為電サポ中に増えているのではなく、小当りRUSH同様に電サポ通常状態で出玉が増加していると解釈されているということになりますね。
本作は電チューの開放回数を10回としており、この開放回数と上記の非電役物を活用することで、出玉を500発も増加させる仕組みを実現しているということになりますね。
その為スルーに玉を通した後に、玉の打ち出しを止めてしまえば出玉は増えることはありません。
まとめると、本機のゴチ装置は
特図②の1回転目だけロング変動にして上記の非電動役物を使った増加区間をつくる。
特図②の2回回転目以降に関しては普通のST同様に変動させる。
なお、通常時は特図②を超ロング変動させるといった小当りRUSHに似た仕組みを活用してこの仕様を実現しています。
小当りRUSHの仕組み(参考)
ちなみに小当たりRUSH機についてもおさらいです。
小当りRUSH中は電サポ状態ではなく、あくまで電サポ通常状態に落として、特図2の変動秒数を変化させることで実現していました。
仕組みに関してはリゼロ(「P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.」はこちら)の際に軽く触れているので、そちらも読んで頂けるとより理解頂けると思います。
通常時
特図①【ヘソ】×通常変動
特図②【ポケット】×10分変動
確変中
特図①【ヘソ】×短め変動
特図②【ポケット】×通常変動
通常時であっても特図②に関しては、ポケットに入賞させれば変動させることは出来ますが、超ロング変動等になっているので実質的にはほとんど回すことが出来ないように対策されていたりします。
場合によってはポケットではなく、通常時に電チューがショート開放する機種もありますが、そちらに関しても同様の状態となっています。
組合NG
といった仕組みで今までにない出玉増加区間を実現していると思いますが、残念ながら今後同様のスペックが販売されることはなく、オンリーワンスペックになるとの噂です。
またどこかが新しい仕組みを搭載した機種を発売することを期待しています。
通常時演出
かなり黄門ちゃまファンにはお馴染みのモードフローになっていますね。
今までのゴチ装置だとどうしても大当たり中の間延び感がありましたが、今作は大当たり終了後に発動する仕様としたことで、かなりイメージが変わりました。
ライトミドルでありながら約2000個の出玉比率が70%の本機、その動きに注目したいですね。