12月後半の新台性能比較と1年の簡単な振り返り -ぱちんこ開発日記-

こんにちはめんつゆです

12月は13機種も導入されるため、シミュレーション結果のご紹介を2回に分けてお届けしますが、後半分が遅くなりましてすみません!
後半の今回は既に12月15日から納品開始となっています4機種を取り上げますが、強いタイトルが集中しており、2024年最後の新機種ということもあって、各社力の入った機種も多いのではないでしょうか。

それでは12/15納品機種シミュレーション結果です

※推測運用Bをヘソ1個賞球機は15、へそ2個賞球機は20、ヘソ3個賞球機は23で分岐Sをシミュレーションしています。
※基準出玉率は甘辛比較のためにS:5.5,B23で統一し出玉率を算出しています。
※表中のLT機のTSは全ての大当りを加味した確率であるため、営業資料の値と一部異なります。

表中の販売予定台数と実際の販売台数はやや違うようですが、多い順にeソードアートオンライン閃光の軌跡、eスマパチゴジエヴァ2、Pシュタインズ・ゲート、Pモンスターハウスの順であると想定されます。

12/15納品機種は辛めの機種と標準的な粗利設計の機種が中心だった12/1と異なり、基準出玉率がやや甘めの機種が2機種ありますね。

シュタインズ・ゲートはニューギンさんから、ソードアートオンラインは京楽さんからのリリースですが、両社ともに直近機種ではやや辛め設計が中心のメーカーさんではありましたが、今回の機種においては基準出玉率上ではやや甘め設計の結果となりました。

2機種とも取扱説明書上の下限ベースの記載を未確認ですが、昨今のビッグデータでの市場動向を類推すると運用ベース12~13程度が散見されるため、市場動向に合わせるとおおよそ従来の機種の粗利性能に合致すると推測できることから、そのあたりを考慮しての設計変更かと思われます。実際の初動の動きを見てもその想定通りの運用となっていそうですね。この両機種が初動は上位2機種となっていることから両社の戦略の正しさが証明されたのかもしれません。

今後もさらなるベース低下が進み、今回の2機種のように各社一層低ベースに対応した設計となっていく可能性もあるかもしれませんね。
今後もメーカー各社の試行錯誤は続くものと想定されます。

一方でスマパチゴジエヴァ2はへそ賞球3個でのリリースとなり、一定の千円スタートの実現を行いつつ、図柄当り確率に関してはなんと1/499と2004年規則MAXタイプのTSレンジで、1/399タイプからさらに強化したスペックでのリリースとなりました。

SANKYOさんのスマパチはスマスロ同様に高射幸を狙ったスペック設計でのリリースとなっているでしょうか。一連のスペックを見る限りその傾向が垣間見えますかね。
こちらも出玉性能の追及という文脈の中で、へそ賞球だけは3個としたことで通常時はやや遊びやすい(?)となればよかったのですが…、初動をみる限りは厳しい結果となりそうですね。

さて、12月は前後半2回に分かれて13機種のリリースとなりました。年末の新台大量導入が楽しみではあったと同時に、一年を振り返ると今年は「これ!」という機種がやや少なかった印象で、パチンコ稼働がやや低調に推移したという感想を持たれている方も多いのではないでしょうか。

そんな2024年でも「デカヘソ」と「LT」に関しては今年のパチンコ市場で一定の存在感を見せてくれたのではなかったかと思います。これらは特に来年以降進化して市場に投入されることが予想されます。

「デカヘソ」については既に10社近くが商標登録などを行っているようで、2025年のひとつのブームになりそうですよね。簡単に紹介すると以下のような感じですね!

京楽:デカヘソ
三共:超デカSTART
ニューギン:デカスタ
サミー:ドデカSTART
藤商事:BIGスタート
三洋:超ワイドスタート
平和:LLサイズ

などなどですね!

LT機が好調の京楽さんの「デカヘソ」LTには期待したくなりますし、今年新LTや新Cタイムでどこよりも早く市場リリースを実現したニューギンさんの「デカスタ」の早期リリースはあるのか、「まわるん」をもう一度?三洋さんの「超ワイドスタート」海も、などなど、想像するだけでも楽しみですよね。

「デカヘソ」も含めて来年はパチンコ市場が好調を取り戻すことに期待したいですね!

それでは皆様、今年1年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます!