パチスロ開発目線での2023年の展望 -とある開発者の独り言-

皆様、あけましておめでとうございます!
今年もマイペースに、パチスロ開発の目線で個人的に思うこと、考えていることを書いていければと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて2022年も色々なことがありましたが、パチスロにおいては6.5号機そしてスマスロの登場によって大きく進展した1年であったと思います。

ということで2023年最初の独り言は、毎年恒例?の「今年がどんな1年になるか」展望をまとめたいと思います。
いつもの如くパチスロ開発に属するいち個人の主観で恐縮ですが、何かのご参考になれば幸いです。

規制緩和はひと段落

過去の記事でも度々まとめてまいりましたが、6.5号機およびスマスロの登場で規制緩和の大きな動きとしてはひと段落と捉えていただいて差し支えないと思います。
細かな内規の調整などあるかもしれませんが、基本的には大きな規制緩和は今年の間は当面無いという認識で問題ないでしょう。

引き続き、現状の6.5号機メダル機およびスマスロの枠組みの中でどれだけプレイヤーに受け入れられる機械が登場してくるか
今年の展望としてはこれに尽きると思いますし、各社6.5号機の開発ノウハウを蓄積した上で主力タイトルの開発を進めていると推察しますので、多台数販売・長期稼働に期待出来るビッグタイトルの市場投入が進んでいくことでしょう。

早速サミーさんのL北斗の拳などの情報も出てきておりますし、他メーカーさんにおいても主力タイトルの登場に期待したいですね!

メーカー開発の動向

あと気になることと言えば、メダル機とスマスロがどれぐらいの割合でどんなペースでリリースされてくるか、というところでしょうか。

スマスロ第一弾は12月から1月にかけて約7万台が導入されたと言われておりますが、それに合わせたユニットの供給も問題なく進んだというのが現状かなと思います。
今年もユニットの供給は進み、スマパチとスマスロ合わせて20〜30万台分のユニットが今年中に供給される計画だという話も聞こえてきております。

そのような状況の中、各メーカーの開発ラインナップはどのようなバランスなのか。
自分のようないち開発者が知る由もありませんが、個人的には

ヴァルヴレイヴなどの結果を受けて多くのメーカーが今後の開発ラインをスマスロに全振りしてくるのではないかと予想します。

既にメダル機で開発が進んでいたラインはタイトルによってはそのままメダル機で申請までやりきるものもあるでしょうが、期間に余裕のあるタイトルはその多くがスマスロで持ち込まれるのではないかなと。

今年の上半期はメダル機多めの販売ラインナップで徐々にスマスロが増え、今年の下半期・終盤以降は逆に大半がスマスロでのリリースとなってくるのではないかと考えます。

初期投資のかかるスマスロ、ホール様も入替の進む最中は苦しいかと思いますが、あとはどれだけ稼働・粗利の取れる機械が登場してくるか。
今年に限った話ではありませんが、そのような大ヒット機が登場してくるか否かが特に注目すべきポイントかと思います。

引き続きホール様には1機種1機種その性能を見極めていただきたいと思いますし、自分も今年は開発目線での新機種の解説や所感などを中心に記事を書いていこうかななどと考えております。

ということで以上、2023年の展望をお届けしました。
それでは本年もよろしくお願い致します!