導入後考察【Lワンパンマン】 -とある開発者の独り言-

8月の新台導入が始まっております。ジャグラーを除いた新台初週の稼働は、某全国データによると ワンパンマン>ゲゲゲの鬼太郎>D4DJ という状況のようですね。皆様の周りではいかがでしょうか?お盆休み期間に入りさらに1〜2週稼働が伸びることが予想されますが、そのまま高稼働を維持する機械が出てくることに期待したいところです。

自分も実際にホールに足を運び新台の様子を見て回っておりましたが、運良くワンパンマンに座ることが出来、短い時間ですが遊技することが出来ましたので、今回はLワンパンマンについての所感を書かせていただきます。いつも通り自分個人の主観になりますが、さらっと流し読みしていただけますと幸いです。

ミドルスペック?荒波スペック?

まずはスペック面。事前の予想でも書かせていただきましたが、数値的には荒波寄りのミドルスペックというポジションに位置する本機ですが、実際の打感としてはツボにハマれば荒波スペックばりの出玉感を感じられる印象を受けました。(と言っても隣の台を見ていて、ですが・・・苦笑)

初当りの近さが一つの特徴ではありますが、もちろん上位・最上位ATに辿り着けないとまとまった出玉は得られません。ゲーム性も踏まえるとそこまでのハードルは高くも感じますが、その分辿り着いた際には安定して出玉が獲得出来る安心感がありました。(隣の台が、ですが笑)

CZのスルー回数天井がBB当選でリセットされてしまいAT間が実質青天井なのはやや気になるポイントですが、開発都合で言えば荒波寄りのバランスでAT突入時の出玉や上位ATへの期待感を担保するためにはやむなしだったのかなと想像します。

ともあれ、ミドルスペックながら、荒波スペックの一撃出玉を好むプレイヤーにもしっかり刺さるバランスになっているなというのが自分の所感でした。

自力感

ゲーム性の面では、こちらも事前予想で書かせていただいた通り自力感を強く感じられる仕様となっていましたね。特に上位ATの継続ジャッジの中1stベルを引いた際や、最上位ATをかけたCZでの中ベルを引いた際には相当なヒリツキと達成感を感じました。(もちろん隣の台を見ていて、ですが笑笑)

サイボーグ009もそうでしたが、ニューギンさんはどの機種も自力感を重視して仕様を設計されているように見受けられますね。

あまり自力感が強過ぎると好みが分かれるところかとも思うのですが、昨今のプレイヤーは「デキレ」に対して強い嫌悪感を示す傾向にあると思いますので、方針としては今の時代に合っているのかなと感じます。

本機でもデキレと感じる瞬間はかなり少ないように感じ、自力感を好むプレイヤーには継続して支持される可能性があるなと感じました。

豊富な示唆要素

最後に、最近は定番になりつつある各種示唆要素が本機にも豊富に搭載されております。ボーナスやATの終了画面での示唆はもちろん、上位ATチャレンジでのキャラの登場順や上位AT中の特化ゾーンでのボイスなど、設定示唆についてはゲームの流れの中でふんだんに盛り込まれていますね。

また、通常時に移行する際に発生する予言演出では滞在モードや規定ゲーム数、CZの期待度などのその後の展開に関する示唆がかなりの種類存在するようです。このような示唆要素は特に山佐さんが得意とするところかと思いますが、本機においても稼働に良い影響を与えているように感じました。

そもそもCZ天井が320Gと非常に近いこともありますが、これらの示唆要素と相性が良く追いかけやすくなっている面もあるのかなと。仕様的に即やめしづらいゲーム性を盛り込みつつ示唆要素でもう少し打ってみようと思わせる工夫は開発としても参考になるなと感じた次第です。

以上、ワンパンマンの所感でした。
お盆明け以降の稼働にも是非注目しておきたいですね!
今後も注目機種の導入が控えておりますので、引き続き新台の情報をしっかりチェックしていきたいと思います。