注目機種の先取りPICKUP「Pルパン三世 2000カラットの涙」 -元ホール営業部長S氏の注目機種診断-

もう来年2月の新機種のご紹介となりました。
敢えて旧規則撤去期限の1月ではなく、2月に納期をズらせて来た本機。
早速見てみましょう。

【スペック】
一種二種混合機
通常時:1/319.69
右打ち1/39.60
RUSH突入率50.00%
RUSH継続率80.54%(81%はちょっと誇張表現?)

遊タイム搭載なし

特図1
  10R  50.00%   1,500個 時短10,000回転(実質次回)
   3R   50.00%   450個  通常へ
  
特図2
 10R  100.0%   1,500個 時短60回転+残保留4回転

2000カラットとは…

初回RUSH突入時の出玉を1500発にするだけでなく、実質次回確定とすることで、1500発+1500発の3000発からスタートさせる本機。
初回3000玉+RUSH or 非突入450玉というデッドオアアライブ仕様です。

非突入時のノーチャンスがネガティブに捉えられる風潮もありますが、牙狼月虹の旅人も初回の裏目50%で450個(RUSHノーチャンス)です。
こういったタイプの機種も一定数存在して問題ないでしょう。

そんなことより、2000カラットの涙の名前を変更できなかったのかなあ…と考えちゃいますよね。
もともと2000玉がループする仕様で開発を行っていた為、急遽のスペック変更に演出面やデザインなどが対応できず、仕方なく…と言う噂は本当なんでしょうかね(笑)

1500×81%ループがスタンダード化

継続率が80.54%のモノを81%ということ自体に強く反論したいわけではありませんが、継続率は小数点以下切り捨てにするとか、小数点以下四捨五入するとか、メーカー毎に統一してほしいと感じちゃいますね。

こちらでも何度か記載している内規上の総量計算の決まりによって、ALL1500玉の場合は継続率が81%が上限値となります。(正確には81.0126…%)
それもあって各社「1500×81%」をセールストークにしたいんでしょうね。

今回のルパンに関しては初回後に必ず1回大当たりする分を含めることで、実質継続率は81%を超えているのでその表現をする事は問題ない範囲と言っていいかもしれませんね。

同じ1500×81%機種と比べると、ざっくり下記のような感じでしょうか。

  • 牙狼月虹はループタイプのため、最後に必ず1500発の当たりがつく。
  • ルパンはSTタイプのため、最後は抜けて終わりますが、その分最初に1500発がつく。
  • ガンダムUCはST機で基本的には最初も最後も1500発は保証されていないが、その分突入率を60%に上げている。

通常時の演出バランス

今までのルパンに比べるとかなり印象が変わると思います。

リーチの最後に緑のカットインが出た瞬間に今までの演出が全てなかったことになる、あの演出バランスと言えばわかりやすいでしょうか(笑)
先読みや予告なんかも、かなり派手な予告演出がないと大当たりには繋がらないといったバランスでしたよね。

今作は<神髄予告>が重要となっています。
そこまでの予告に不安を覚えていても出現すれば期待できる予告となっており、逆に<神髄予告>は発生しなくても十分に当たる設計となっていて、シンプルだけどどの変動にも期待感を持たせることが出来る、そんなバランスに変化していました。

正直平和の演出はかなり苦手な部類でしたが、シンプルになったことでかなりバランスが改善されたのではという印象を受けました。

重要なのはRUSH中

電サポ60回の最初20回転は平均SA55の高速消化でこの区間での当選率は約40%です。
とある魔術の禁書目録のリミットブレイクチャンスを想定いただければわかりやすいですね。

違和感演出が出る=大当たりとなるようですが、個人的にはやや爽快感がないような印象を受けました。ガンダムUCとほぼ同一のSAとのことですが、図柄がそろってから大当たりが始まるまでの時間が少し違うだけでも体感はかなり変化します。
爽快感だけを指標とするのであれば圧倒的にガンダムUCに軍配が上がると言っていいでしょう。

爽快感というよりは、ルパンのRUSHは緩急があり違った楽しさがある点をお客様には伝えたほうがいいかもしれませんね。違和感演出も多彩で、そこに気付いた瞬間の大当たりは最高に気持ちよく、好印象を持ちました。

また、RUSHの後半パートも前半よりは遅くはなりますが、即当たり等も搭載されていて一変動毎の期待感の持たせ方がかなり上手になっている印象でした。

マモーはもう忘れよう

前作のマモーを一切忘れた上で、新しいルパンの出来を判断すれば、かなりうまく作られていると思います。2000カラット役物やタイトル等に関しては後付け感は否めませんでしたが、全体的には良くできた機械だと思います。

私自身はこの点は評価ポイントではありませんが、ほぼ汎用筐体となり、かなりシンプルな枠になっている点についても好印象を受けている方が多いと聞いています。

旧規則機完全撤去後の初の大型コンテンツとなります。
そういう意味でもやや無理をして導入した年末年始の機種達の中から残念ながら支持を得られない機種もでてくるでしょう。
本機がそういった機種の後釜になる。そいうった意味でも期待せざるを得ませんね。


最後に一つだけ言わせて頂くと、五右衛門リーチの最後の当落デバイスがガトリングガンなのはいかがなものでしょうか…

それでは、また!