【スペック】 一種二種 特図①:1/99.9 特図②:1/1 普図抽選A:1/59.4 普図抽選B:1/99.9 RUSH突入率:約38.25%(特図①0.5%含む) 2連目突入率:約38.10% RUSH継続率:約69.53% 特図1 4R 0.5% 440個 時短70回転(普図抽選A) 4R 99.5% 440個 時短50回転(普図抽選B) 特図2 4R 50.5% 990個 時短70回転(普図抽選A) 4R 49.5% 440個 時短70回転(普図抽選A)
遊パチ機種を初めてPICKUP
前作も長期稼働の機種でしたね。特に低貸ユーザーに固定ファンがいらっしゃった印象でした。
本機はリユースでの販売と本体での販売となっていますが、主にリユースでの販売という事で盤面上の機構・役物等の大幅変更は基本的に難しくなっています。
前作がV-ST機であり、一定の評価があったことを考えるとスペックは近い方がいいに決まっています。しかし、本機のメインスペックであった「暴れん坊将軍双撃」は1080個の出玉が連続で出るスペックかつ一種二種で登場していました。
そのスペックからまるでV-ST機の様にスペックチェンジをした方法が面白いと感じたので、甘デジ初のPICKUPとさせていただきました。
普図抽選の自由part1
特図①での図柄大当り後は基本的に時短引き戻しでの突破型となります。
特図①で1/99.9で図柄抽選し、時短中は1/99.9で普図抽選(B)を行っているのです。
超電磁砲でも記載した時短で抽選確率が変更されている事は事前に知識が無ければ、1/239で抽選しているもの=本来よりも重い確率であると認識されてしまう可能性があります。
今作では通常時の確率と同様にすることで、全く知識がないユーザーには通常の時短として受け入れられるスペック構成に変更されています。
普図抽選の自由part2
V確変ST機は基本的にロングSTで高確率も低い当選確率になりがちです。
これはMNRSという規則上の計算式が関係しており、あまりにも図柄当たりの確率を高めると、この計算式に引っかかってしまうということになります。当たりやすすぎる機種は射幸性が高いと判断されるということかもしれませんね。
ただし、一種二種×普図抽選であればより高い確率での大当りを設定しやすくなります。
今作に関しては前作を踏襲する事を目的にするためか、低めの当選確率となっていますが、今後V確変機を作るメーカーが減ってしまうのではと思うほどに自由度があるといってもよさそうです。
注意点として
本機では初当たりの0.5%(普図抽選A)を引いていた際に、残保留でも図柄当選していた場合に、99.5%で時短50回の普図抽選Bの抽選に変更されてしまいます。
薄い確率ではありますが、起こりえてしまいます。
V確変ST機であれば特図①が1変動する間に特図②の保留を貯めることで、いわゆるヘソ落ちを回避する確率を上げることはできますが、この機械の場合は特図①保留は確実に消化されてしまいます。
そんなこともあって時短突破型のようなスペックにしたのかなとは思いました。
普図抽選のデメリット
最近のV確変ST機に関しては確変中のヘソで通常当たりを引いてしまった場合には時短を多く付与することで、時短落ち時のデメリットを軽減するスペックにしていることが増えています。
a時短の条件緩和によって可能になったことではありますが、本機のような普通図柄抽選の場合にはこのような措置をとることが難しいのです。
盤面構成を変えずに見事に前作のスペックを再現
盤面構成を変えずに見事に好評だった前作のスペックを再現したと言っていいでしょう。
盤面を丸ごと変更してV確変ST機にしたり、メイン機に合わせたスペックにしたりと他の選択肢もあったと思いますが、予算を抑えながら前作スペックに寄せ、打感も違和感のない状態にしたことは素晴らしいといっていいと思います。
メインスペックの方もスペックの発展性としてかなり期待していたのですが、今後のスペックの進化がますます楽しみになりました。
それではまた!