注目機種の先取りPICKUP「Pにゃんこ大戦争 多様性のネコ」 -元ホール営業部長S氏の注目機種診断-

本日は11月の新機種、京楽産業.さんのラッキートリガー搭載機「Pにゃんこ大戦争」をPICKUP!

京楽産業.さんは同じLT機でも毎機種新しい試みをしてくる印象がありますが、本作もヒトクセありそうなスペックで登場となりましたね(笑)
パチスロでも高い射幸性でリリースされたコンテンツですが、パチンコでもそのイメージ通り?といった射幸性に振ったスペックといえそうですが、その辺りにも注目して早速診ていきましょう!

Pにゃんこ大戦争 スペック

一種二種混合機
低確率:約1/154.93
高確率:約1/26.39(小当たり)

高確率:約1/22.55(合算)

RUSH突入率  :約13.0%
2連目突入率  :約25.0%
RUSH継続率  :約85.44%(転落まで)
RUSH継続率  :約87.53%(残保留込み)
残保留引き戻し:約14.33%

特図(図柄揃い時)
10R通常 25.0% 1500個
└時短10000回
2R通常 75.0% 1500個
└時短なし

特図2(下位RUSH)
10R通常 42.0% 1500個
└時短10000回
10R通常 58.0% 1500個
└時短なし+残保留4個

特図2(上位RUSH)
10R通常 100.0% 1500個
└時短10000回(転落まで)

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特図2(下位RUSH)
10R通常 35.9% 1500個
└時短10000回+残保留4個
10R通常 49.6% 1500個
└時短なし+残保留4個
2R通常 14.5% 0個
└時短10000回+残保留4個

特図2(上位RUSH)
10R通常 85.5% 1500個
└時短10000回+残保留4個
2R通常 14.5% 0個
└時短1なし+残保留4個
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現行機最高出玉性能⁉

銘打たれているように、現行機最高出玉性能機といえるスペックかもしれませんね。
なぜにゃんこ大戦争でといった感想をお持ちの方もいるかもしれませんが(笑)

ラッキートリガーといえども総量に上限は設定されており、基本的には87%×1500個が最大でしたよね。花の慶次・まどかマギカ含めて87%になっているのはそのためです。
そんな中、本機は88%×1500個と現行機を凌駕しているスペックとなっています。

この辺りの仕様は後ほど触れるとして、この継続率の1%の違いですが、期待出玉で見ると結構な差となります。

81%  7894個
85% 10000個
87% 11539個
88% 12500個
89% 13637個

高継続機になればなるほど、継続率1%で大きく連荘回数が変化し、この辺りの1%アップは期待出玉の大幅上昇に直結するので馬鹿にはできませんね。

少し掘り下げて

継続率上昇のからくりは、ウルトラマンティガのように転落フラグを特図にすることで
計算上の全体の平均出玉を抑え、実質的な出玉性能を上げている仕様ですね。

1500個 85% 20個 15%の場合
1278個が平均出玉となり
88%継続の場合では計算上10650個とされます。

1500個 100% の場合
同様の88%継続の場合では計算上12500個とされますね。

計算上の大当たり出玉に含まれるかどうか?で実際の出玉性能を大きく上げることができるとことが分かるかと思います。
実際にはその分のアタッカーの設置が必要になってくるなどのデメリットもあります。

通常時の演出

完全ににゃんこ大戦争の世界観あふれる意味不明感さを(褒め言葉)表現されているように感じます。

しかし、降臨ガチャの確率が1/155という点だけはやや懸念点でしょうか。

例えば、1/62で降臨ガチャ、ガチャの10%で成功率約50%の10連ガチャ、ガチャの90%で成功率約5%の通常ガチャ

こんな感じでも突入の実質確率は一緒になるはずです。
※計算ミスしてたらごめんなさい(笑)

これはあくまで例えではありますが、外れる可能性が高い降臨ガチャ演出はもう少し定期的に発生したほうがいいかなと感じました。

1/155という確率は次を追いたくなるにはやや重たい気がします。
甘デジ以下の確率で2回引くまで~みたいに感じられる確率のほうがよかったのかなと。

逆襲のにゃんこ

京楽さんの新枠、ベルーガ枠機種が好調ということで注目されるかもしれませんが、単純にそれだけでヒットするかと言われればそれは難しい気がします。枠がいいから機種の結果が全てついてくるかというと過去を振り返れば一目瞭然ですしね。

しかし演出のいい意味での馬鹿らしさ、右打ち時の出玉力・爽快さみたいなところをふまえると、一部のコアユーザーからは長期的に愛される機種になる可能性はあるかなと感じさせてくれる機種ではあるかもしれません。どこらへんに多様性があるのかはわかりませんでしたが(笑)

LT機にまた新しい風が吹くのかもしれませんし、期待して登場を待ちましょう!

それでは、また!