こんにちは。 マーケターのRです。
4円ぱちんこが好調だ。
特に新台ハイミドルでヒット機が続出している。
これほどまでに毎月のようにヒット機種が続くことは珍しい。
4月はSANKYOの革命機ヴァルヴレイブ2。
現在まで続く遊タイム無しSANKYOハイミドルの流れを確固たるものとする長期貢献を実現させた。
5月にはニューギンのベルセルク無双が小当りRUSHの不振に風穴をあけるスマッシュヒット、現在でも貢献を続けている。
6月は牙狼月虹の旅人。
総量計算方法の変更も追い風に、初代を再現するかのような1500発81%ループタイプでP機のメイン機種に上り詰めつつある。
7月は期待されたスーパー海物語IN沖縄5が不調となったものの、宇宙戦艦ヤマト2202など販売台数は少ないものの、現在まで貢献を続ける機種がリリースされた。
8月は再度SANKYOのガンダムUC。
膨大なTVCMで高い初動を記録し、年末の増産でメイン機種に駆け上がる勢いだ。
9月はこちらもニューギンのデビルマン疾風迅雷。
ロングラン高稼働に陰りが見え始めた大工の源さん超韋駄天の受け皿になるかのように、小出玉+高継続+超速タイプにバリュエーションをもたらしている。
これから12月以降も北斗、慶次、エヴァなどのミドルメインシリーズ機の予定が続いており、4円ハイミドルの前途は明るく見えるが果たしてそうなるだろうか。
どうなる今後の4円ハイミドル
パチスロユーザーのぱちんこへの回遊、メーカー各社のCMによる集客効果など、ポジティブな要素はたしかにある。
しかし、パチンコホールのオペレーションは相変わらずという点にやや懸念が残る。
海シリーズはどれだけ稼働、支持率が後退しようと低粗利運用を続けている。平均稼働を割った海シリーズ機においてもそのオペレーションに変化はない。なぜだろう。
パチスロはビッグタイトル機種がでるたびに赤字運用からスタート。
低粗利運用でも稼働はついてこず、結果機械代の回収もままらないことになるが、これを繰り返している。
思えばパチスロ5号機初頭のぱちんこでも同様のことが起きていた。パチスロファンの受け皿に期待されたぱちんこは当初、MAXタイプがファンから多くの支持を得た。しかし、そのMAXタイプもホールの高粗利運用の結果、徐々に稼働は低下、更に粗利率を上げる負のループから抜け出せず、稼働はみるみるうちに右肩下がりを続けることとなった。
海シリーズの玉粗利が10銭~20銭。
その他ハイミドルは30銭~40銭。
正確には海と北斗無双のみ目玉商品としてお客様へ提供し続け、お客様が求める商品には高い負担を求める状況が続いている。薄利多売ではなく、薄利薄売になってはいないか。
パチスロのコイン粗利は一定に保たれても、上がり続けてきたのがぱちんこの玉粗利。
北斗無双は間もなく撤去を迎える。その時、この状況に変化はあるか。
ますます玉粗利は上がってしまうのか、それとも新たな動きが起こるのか。
メーカーはTVCMを解禁して、あらゆる手段でファンへのアプローチを続けていくだろう。
今後10年後、20年後にぱちんこを打ってくれるお客様はだれなのか。
いま海物語を打っているお客様なのか、主力であろうハイミドルを打っているお客様なのか。
時代は着実に変化している。お客様も確実に変化している。
新型コロナウイルス感染症はこの変化を一段と大きいものとしてしまった。
この時代の大転換に対応出来なければ、未来などないのではないか、そんなことを考えての本日の稿を了と致します。