年末年始、注目の新店の状況は?楽園アメ横店(東京) -今日も緑保留-

皆様、お久しぶりでございます。久々の寄稿でございます。
今年の年末年始はいかがおすごしでしたでしょうか?

年末年始といえば、やはり新店の開店ラッシュというのがこの業界のイメージではございますが、最近はやや低調に推移している傾向もありますね。M&A、居抜きが中心になってきているのも近年の特徴といえそうです。

今年の年末年始も新店は20店舗強といったところでしたでしょうか・・
3桁なんて年が続いていたことを考えるとやや寂しい感じはしますよね。

そんな中、注目すべき店舗もありました。
今回は東京・大阪・名古屋からそれぞれ1店舗づつPICKUPし、オープンから1カ月以上が経過した“今”と競合店の状況についても注目していきたいと思っております。

それではまずは東京から「楽園アメ横店」さんです。
ぱちんこ450台、パチスロ437台。パチスロ比率は約5割というなかなか高い設置比率です。近況のトレンドなどを見据えて、かつマーケットを熟知しての戦略といったところでしょうか。

○○をM&Aし、1月6日オープン。年末ではなく年始のオープンということもあり、注目を集めました。おそらく土地柄、あるいは競合店対策などといったところと言われておりますが、1カ月経過したいまも盛況といえる状況ではないでしょうか。

注目すべき点をいくつか。
まずは「低貸」について。開店当初は控えめに設置し、開店後すぐに増台(4円・20円減台)という流れがトレンドではありますが、該当店舗は現在も台数の変動はありません。

台数は新店としては一定台数確保しており、1円Pはパチンコの20%、5円Sはパチスロの9.3%という数字ですが、現在は低貸の稼働<高貸の稼働となっております。

パチンコの設置比率を下げたことにより、競合店エスパス日拓上野新館さんにはパチンコ設置台数ではかなわないこともあり、低貸においては競合店に大きく後れをとっているといった現状であります。
2月に入り、上野市場のぱちんこの入客数はやや下落傾向にあることから、どこかで方針転換はあるのか、高貸増台などの仕掛けがあるのか、注目してみていきたいところですね。

他ではグランドオープン後に「エヴァ未来への咆哮」を2度にわたり増台している点も注目点。「敢えて」だったのでしょうか。
ゴジエヴァと併せてシリーズ設置比率を16%程度に抑えたオープンで、メイン機としての魅力を顧客に十分伝えながら、不足感も演出し、しっかりと稼働を付けながらの増台としていた印象です。

次回以降にお伝えする大阪・名古屋の1,000台超新店2店舗は、エヴァシリーズの設置比率を目いっぱい、非常に高い数値で設定してきていましたが、やや持て余し既に減台調整に入っています。

この辺りの戦略の違いは面白い点といってよさそうですよね。

パチスロは競合店であるエスパス日拓2店舗が薄利営業でミートしていることもあってか、市場全体が盛り上がり、入客数も膨らんでいます。パチンコとは違う傾向が出ており、広域に集客できるパチスロの特徴が存分に出ているといっても過言ではないでしょう。

特に楽園アメ横店とエスパス日拓上野新館のジャグラーの「出し合い」はかなりのレベルに達しており、どこまで続けるのかといった点も見ものです。

バチバチの「楽園VS日拓」の戦いに注目してみていきたいですね。
渋谷ではやや日拓グループに軍配が上がった印象もあった両者の戦いの「再戦」。
バチバチの「楽園VS日拓」の戦いに皆さんも注目してみてください。