シバターVS桜鷹虎裁判の意義と「開示請求してやる」系演者さんに思うこと -パーラーフルスロットルのお気持ち表明-

便所の落書き以下・誹謗中傷の温床・お前も時々Twitterでの罵倒が酷いなどなど、色々と言われて早五年の歳月が流れました、パーラーフルスロットル 管理人です。

そんなこんなですが、未だに一件も訴えられてなかったり、弁護士先生( )からのお怒りのお話は一件だけだったのでだいぶ健全な運営をしているかなと思います(昔やってたサイトは1年で五件くらいありましたが)

 

9月頭に、コロナ禍初期から始まったシバターVS桜鷹虎という裁判が上告棄却により終了したとのことで、一方だけの意見を取り上げるのも良くないかなと温めていた内容でしたが、桜鷹虎さん側の報告などがなかったり、他にも演者さん関連で訴訟ネタみたいなのがポツポツ出てきていたので一通りまとめつつ、各位の裁判の意味やらなんだかんだ書いていこうと思います。

 

シバターVS桜鷹虎裁判の経緯と流れ

元々の経緯はコロナ禍初期の緊急事態宣言・ホールへの休業要請が多発した時期に休業要請無視のホールにて桜鷹虎さん(個人ではないらしいが便宜上さん付け)が新台撮影をしてアップしていたことから始まり、それに対してTwitter上でも業界人が不満を言い、シバターさんが動画にて痛烈批判「桜鷹虎を潰す方法は見ないこと」などと発言し、対して桜鷹虎さんは名誉毀損や営業妨害で刑事民事双方にて訴えに出ました。

刑事事件としては不起訴になったものの、民事では桜鷹虎さんは営業妨害などにて1億円を請求するも控訴審にて「裁判費用3万と誹謗中傷30万」程度の支払いがシバターさんに課されて、営業妨害については再生数低下の因果関係は証明できないとされたとのこと(判決文を読んでないのである程度端折ってます)

その後、桜鷹虎さんが最高裁へ上告するも棄却され裁判が終了という流れ。

シバターVS桜鷹虎の控訴審が終了!誹謗中傷は認められるも争点だった営業妨害に関しては認められず

シバターVS桜鷹虎の誹謗中傷民事裁判が終了!損害賠償1億円は認められず笑顔で勝利宣言

 

結果としてシバターさんが桜鷹虎さんに33万円支払う判決になったことに対して「33万円払った時点で負けじゃん」というコメントが散見されていた印象ですが、実際は真逆で33万円しか払わなくてよかったとか1億円近く減ったって方が有意義だと思うとともに、この判決まで持っていったことに意義があるように思っています。

 

ネットを生業にしている人にネット内の出来事で裁判を仕掛けるととことんやられる

シバターさんも上記の動画内で言及していますが、前例のないネット関連の裁判では判例(以前あった裁判の結果)が強い効果をもたらすことが多々あります。

それこそ、2ch創設者のひろゆきが黎明期に全部の裁判に出ていたのも自分や今後ネットに携わる人が有利に商いを行うためと考えれば、そういった判例も多々あるとのこと。

法改正が行われない部分では、未だにひろゆきが出廷した裁判の判例が参照されることもあるとかないとか。

 

今回でも他者の言動によってGoogleというシステム・アルゴリズムが公開されずに裁判した結果、それを理由に再生数や広告収益の減少は認められないという結果かなと思うのですが、真逆の判決が出た場合は動画やSNSなどで他者に対する言動が一切できないくらいのことになる。

という事にもなり得たのかなと。

 

別件:某YouTubeチャンネルVSそのアンチブログ裁判

現在第一審が終わって上告中という内容を見た程度ですし名前を出して批判すると面倒なのでその辺は割愛(パチンコはほぼ関係ない)

アンチブログに対して法的措置をほのめかすも、決定的な何かがなかったようでブログ内での写真使用などで裁判を起こしたとのことでそれなりの金額の支払いが第一審では言い渡されたそうですが、

アンチブログ管理人さんは「前例のない裁判で、これを判例として残すのは良くない」「一種のスラップ訴訟(嫌がらせ等の目的で法律上認められないことが明らかな訴訟)」として、上告すると宣言されておりました。

 

パーラーフルスロットルというサイトの性質上、何がまずいかはおいておいても非常に気になる裁判ではありますし、今後この判例が残るようだったら私も色々な人を訴える権利を得れるという、アメリカレベルの裁判国家になるんじゃないかと素人ながら注目しております。

 

「あいつを開示請求してやる」系パチンコ演者さん

特に誰だかも覚えてないし、三ヶ月に一回ありがちなパチンコ演者さんとアンチさんの争いについて思うことについて。

よく「開示請求する」と謎の宣言をなされる演者さん、特に女性に多いのですが言ってることがおかしくてどうにかして皆さんにもうちょっと言葉を改めて欲しいなと思うのですが…

 

私の疑問としては「開示請求してどうするん?」です、私なら「裁判する」って普通に言いますし…

去年くらいから開示請求の流れが簡易化されて開示請求のために、例えばTwitter社(X社)や携帯キャリアに対して開示請求のために裁判をしなくていい例が増えたらしいという話は聞きますし、なんなら自分でその書類作って裁判も出来るらしいですが…

開示請求した内容を公開するわけにも行かず、もっと言えば開示請求された内容をもとに相手に要求を突きつけると恐喝とか強要とか民事じゃなくて刑事事件になる可能性もあるのに、なんで開示請求止まりの宣言なんでしょうか?

いい例えが見つからないのですが、開示請求ってネット上などで相手が分からずに裁判する場合の通過点ってイメージなんですが、今の若い方は違うんですかね?

 

有名ブロガーさんでも開示請求から裁判して費用倒れ

ちょっと前に見た、有名ブロガーはあちゅうさん(しみけんさんの元奥様)が誹謗中傷によって11人訴えた際の費用と賠償額の一覧がありました(アップしていた方が鍵になってるのでリンクのみ https://twitter.com/himasoraakane/status/1707017720573878653 )

結果としては11人を開示請求して2人棄却で9人を裁判して、

9人からは慰謝料・弁護士費用・開示費用あわせて164万円を賠償額として認めてもらった反面、開示請求ができなかった2人を含めて11人分の弁護士への支払いが780万円だったらしい…

164-780=-616万円、11人開示請求して裁判したら600万円以上赤字でしたというなかなかに凄まじい結果となりました…

 

もちろん、訴えられた側が弁護士をつけていたらそっちの痛手もあるでしょうし、弁護士つけなかったらMAXでも40万円のお支払い、ただし良く言われる貧乏人からはお金が取れないっていうパターンもあるので実際にはあちゅうさんはいくら戻ってきたのか…が心配になるレベル。

裁判って難しいですね!もちろん、裁判で勝って保たれる尊厳があることは十分承知してますが、相手が日本語を喋れる外国人だった場合は開示請求したとて…っていう結果になるパターンもすぐ見えてくるかなって思っちゃいます。

 

まとめ:弁護士は死ぬほどめんどい

大した内容でもなく、またぱちレボさんのネタがないと書き始めましたが3000文字弱を1時間で書くことができて満足です。

私は裁判もしたことないですし訴えられたこともないのですが、お家騒動で弁護士とは2名ほど真面目にお話した経験がありまして…

結論から言うと、この世で弁護士が一番話しにくい日本人でして問題の本質もすぐに突いてくるし質問が多いですし、事実と感想と感情を全部別で話さないと「それはあなたの感想ですよね」ってレベルの事を普通に言ってくる人種だと思ってます。

 

もちろん、弁護士全てがそうではないのはわかってますが「開示請求したい」レベルで感情的に弁護士事務所の扉を叩くと非常に不快な気持ちになる人も多いだろうなと思ってこの記事後半を書いた次第です。

 

以上