主力の定番機 -ぱちんこ開発日記-

こんにちはめんつゆです。

この間の休日にユニコーンを一日打ち連チャンに次ぐ連チャンで3万発も獲得し上機嫌で日々を過ごしてます。やはりレバブルカスタムの中毒性は高いと再実感・・・。

ハイミドル機の隆盛によって、エヴァ、牙狼、慶次、北斗、ルパンなどの大型タイトルの復活やリゼロ、ユニコーンなど新たな人気機種の登場でパチンコの稼働が盛り上がってますね。

一方でお金の消費速度が速くて怖いイメージが強い印象を受けます。
今回はどうしてそんな印象になるのかそのあたりを深堀していきたいと思います。

大当り確率とベース

2004年に規則改正された際の日工組内規では、大当り確率下限値は1/500未満、始動口賞球数の下限は3個賞球とされていました。

一方で現行機種の大当り確率下限値は1/320未満、始動口賞球数下限は1個となっています。また現行機の試験では旧規則になかった下限出玉率(1時間に発射個数の1/3以上)が設定されているため、始動口賞球数1個の搭載は可能ですが、現実的には極限までベースを削った運用というのは困難となっています。

旧規則初期と現行機を比較した場合、一番大きな違いは1/499と1/319の違いです。ベースは現行機で一部1個賞球機で15前後の機種がありますが3個賞球機に限ってみれば23前後と旧規則初期の20よりも甘めもしくは同等です。

玉単価の違い

では玉単価はどうだったのでしょうか。
古いデータが一部しか手元にありませんが旧規則改正初期の人気機種「CRウルトラセブンL77」は大当り確率1/479、ベース20でした。玉単価は\1.56です。

現行機の主力である「PFガンダムユニコーンb」は大当り確率1/319.6、ベース22、気になる玉単価は\1.93です。

スタートや客滞率、旧規則初期当時の営業形態の違いがあるので一概に比較できませんが大当り確率もベースも低いウルトラセブンのほうがユニコーンよりも玉単価が低いことが驚きではないでしょうか。

なぜ逆転するのか

ガンダムユニコーンと同じ現行機種で「Pスーパー海物語in沖縄5LTV」の場合、大当り確率は1/319.6、ベース23、玉単価\1.49となっています。

下にある日の運用値をまとめました。

一番の違いとしてユニコーンは沖縄5と比べて1.05倍のTYを約1/3.4の速度のTOで一気に放出することが分かります。このため必然的にBO比率が上昇するため玉単価が上昇します。

ウルトラセブンは当時としてかなり出玉性能が高い部類でしたが、TO中は現行機よりも速度が遅い仕様です。

ユニコーンと対照的に海系はTOが長いためBO比率も低下します。
この結果、ユニコーンは高単価、海は低めとなることがわかります。

どう活用するのか

ユニコーンや超韋駄天など高速消化系のBO比率が高い機種は出玉率に対してベースやスタートの影響が高くなります。特に1個賞球機ではBYminの変動が大きいためより注意が必要だと思います。
BO、TOのバランスから個別に運用方法を検討して頂ければと思います。

さらに大昔は

新卒で開発に入りたての頃、その当時の玉単価は\1.2~1.5が主流でした。
計数管理を先輩に教えてもらったときに、その時代までで一番高い玉単価の機種を質問したところ「CRビッキーチャンスの\2.0だよ」って言われて戦慄した記憶があります。確かに1/480でベースほぼ0の機種でした…。

今ではデータを見るとハイミドル機の大半が\2.0前後です。。。
玉単価の高低で機種の良し悪しは図れませんが、1円と4円のような貸玉料金設定での遊びのジャンル分けだけではなく、機種スペックでプレイヤーが選んで遊べる環境をメーカーとして作って行くことが理想だと思う今日この頃です。