8月の新台性能比較~!-ぱちんこ開発日記-

こんにちはめんつゆです。

夏真っただ中、毎日灼熱でうんざり気味の日々を過ごしています。
7月の祝日、海の日は海物語を打とうとホールに行ったのですが、海の島が満席で全く空く気配がなかったので、同じく夏っぽい機種ということで新ハナビを打って涼んできました。

お小遣い制の低予算おじさんにはアクロス系のAタイプが非常に助かります。
知人はユニメモのリーチ目コレクションについて、なんと新ハナビとバーサスをコンプしたようで、この辺の稼働を後押しするやりこみ要素に関するアプローチもパチンコでも見習いたいところですね。

さて、灼熱の8月に導入される新機種は、お盆前のガンダムSEEDを含めて9機種!
特に8/6納品のパチンコは累計5万台規模の新台導入週となりそうです。
※ガンダムSEEDは4万台超の販売台数とも言われており、そうすると盆前週に6万台規模の新台導入となりますね。

今年前半、各社スペックを尖らせに尖らせ、右打ち性能を高めるための犠牲として、通常ベースを削減した結果、千円スタートが大幅に低下した影響で、期待された新台の多くが短命に終わってしまい、パチンコの稼働が低迷してしまいました。

他メーカーのスペック設計担当者とも、色々と情報交換をしてお話しする機会があるわけですが、この辺りの話についてを聞いてみると、各社色々と改善に向けた動きがあるようで、開発スピードの早いメーカーについては、すでにこの辺りの対応が進んでいるとのこと。
出玉力だけ強くて投資速度や金額が多いばかりではプレイヤーの財布が持ちませんからね。

そんなことを踏まえながら、8月の新台の甘辛はいかがなものか表にまとめてみました。
なお、個人で集めたデータからシミュレーションした結果ですので、若干誤差はあるかと思います。ご了承くださいませ!

真・一騎当千がやや甘めとはなってますが、その他に関しては概ねS賞球数1個タイプのハイミドルでS5.5、B23に統一した基準出玉率では102%前後、等価分岐Sで5.65前後、等価ボーダーでは千円S:17~17.5程度となっており、プレイヤーのストレス的にもバランスが良さそうな設計に出揃っているようにも見えます。

ちなみに8月納品機種では存在しませんが、S5.5、B23に統一した場合の出玉率で106%を超えてくる設計の場合、等価ボーダーでの千円Sが16回程度となることから、実際の運用面を考慮するとスタート、ベースともに非常に厳しくなることが想定されます。

各メーカーで基準の考え方が異なりますので一概には言えませんが、すでに一部の新機種の案内時にもアナウンスがあるように、今年後半は千円スタートを意識した機種が増加する傾向となることが想定されます。昨今の低ベース+低S当たり前のスペック設計は脱却していく流れにあるのではないでしょうか。

私自身、これまで開発時はSを基準に考えていましたので、ベースを削減して出玉に載せる手法を中心として出玉設計をしていました。

実際、社内で「最近パチンコ打っても回らん!」と言われても「S自体はそんなに変化ないのになー」「よっぽどボッタな店で打ってるんだろなー」と楽観的に思ったりしていましたが、運用上の千円Sが13回程度といった現象がざらに起こるのを自分自身で体感して、最近では心を入れ替えて新たな設計手法を日々考えるようにしております…。反省です…。