こんにちはめんつゆです。
今年の夏は本当に暑かったですね。皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私はお盆休みが長かったこともあり、田舎へ帰省してほぼ毎日パチンコに行っておりました。笑
社会人になる前に通っていたホールをいくつか見に行ったところ、昔の繁盛店が閑散としていたり、あるいは閉店して跡形もなくなっていたり…。
4円にはほとんどお客さんがいなくて、スマスロとジャグラーだけお客さんがいるお店とかもあって、普段見ている都内のホールよりもさらに厳しい状況を目の当たりにすると、パチンコ開発者としては何とも言えない忸怩たる気持ちになりました。
前回もここで書かせていただきましたが、殊更出玉性能に特化した低ベース機だけのラインアップではもうプレイヤーが付いていけない事態になっているのではないでしょうか。
そんなことはさておき、9月導入の新台の性能比較をしてみましょう!
9月導入機種は8機種! 9/3、9/18に4機種ずつが納品予定となっております。
スマスロとは違って今一つ盛り上がりに欠ける空気感のあるスマパチはSAOが18000台。
9月残りは全てP機のリリースとなっており、1万台超えの機種が半数を占めています。(あくまでも予定台数となっており、実際はそれ以下になっていると思われます。)
今月も9月新台の甘辛を表にまとめました。
なお、個人で集めたデータからシミュレーションした結果ですので、若干誤差はあるかと思います。ご承知おきくださいませ。
Pハイスクールフリート2のみS賞球3個、運用Bは23想定で算出しています。
S賞球が増えると左袖入賞口のメンテナンス幅が狭くなるので、それを考慮してのやや辛め設計と言えそうです。
ハイミドルを中心にS賞球1個、S:5.5、B18時の出玉率102~105%程度の設計が多く、
千円Sボーダー換算では16.5回~17.5回のバランスが取れた設計にシフトしてきているように読み取れます。
甘デジではシンフォギア3甘の101.5%に対し、ルパン甘の108.6%の2機種の設計差が大きく見えます。
各社設計思想もあり考え方は様々ですが、基本的には甘デジのようによく当たって持ち球で遊んでもらうような売り上げが立ちづらいスペックでは辛めに設計する傾向があります。
シンフォギア3甘は盤面左の入賞口賞球数がライトミドル版と同一であるため、それを元にした若干辛めなオーソドックスな甘デジの出玉率設計となっていますが、ルパンはおそらくメインスペックでのS賞球3個から今回の甘デジで1個賞球に変更したことでかなりの低ベース化を図っているのではないでしょうか。
今年の夏はパチスロ稼働↑パチンコ稼働↓の傾向が顕著でした。
特にお盆休み等の長期休暇中は比較的時間が有り余っている方も多いことから、ハイミドル中心に投資速度、持ち球消費速度ともに早いパチンコよりも、比較的長時間遊べて低ベースAT機からノーマルAタイプまでバリエーションが豊富なパチスロへプレイヤーが移動してしまったようにも感じられます。
パチンコに下げ止まりが見え始めたというような声もやや聞こえ始めている昨今ですが、
色々と噂されている新たな日工組内規による新スペックの登場がパチンコ稼働上昇の礎になることを願って、今日も開発用のパチンコ島で試作機を眺めて過ごしたいと思います。