パチスロ開発目線での2022年の展望 -とある開発者の独り言-

皆様、明けましておめでとうございます!

今年もマイペースに、あいも変わらず個人の主観を織り交ぜて記事を書いていこうと思っております。手の空いた時などに流し読みしていただけますと幸いです。
本年もよろしくお願い致します。

さて、コロナに振り回されながらも様々な出来事があった2021年。
パチスロにおいても色々なことがありましたが、大きな流れとしては規制緩和の方向に進んでおり明るいニュースがちらほら聞こえるようになってきたな、という状況であったかと思います。

ということで今年最初の独り言は、パチスロ開発の目線で2022年がどんな一年になるか展望をまとめようと思います。
今年も引き続き個人的な希望的観測が大いに含まれますが笑、何卒ご容赦ください。

規制緩和の動き

何と言っても皆様が今一番気になっているのが規制緩和の動きですよね。昨年から継続して進んでいます。

詳細は公式に発表があった後にまた解説したいと思いますが、有利区間に関する内規の緩和です。
年明けからほどなく申請可能になり、順当にいけば今年の初夏には緩和が適用された機械が登場してくるのではないかと想定されます。
ただ、おそらくどのメーカーにおいても開発職域では昨年後半からこの内規緩和の対応に全精力を注いでいました。

昨年の有利区間3000ゲームへの緩和の時と同じように、既に適合した機械を緩和の内容に合わせて修正しただけというライトな変更のみで「適合までのスピード」を重視した戦略を取る型式も多いでしょう。

そのような動きを見ていると、想定よりもかなり早いタイミングで緩和後の機械が登場してくる可能性も十分あるのではないかと思います。

あともう一点追加される機能がありますが、そちらは施行まで少し時間を要するようです。
年明けすぐの内規緩和、その数ヶ月後の追加機能、と段階を追って詳細が見えてくるかと。

緩和が適用された機械がいつ出てくるか、是非皆様もご注目いただければと思います!

行政との交渉は今年も盛んに行われていくとは思いますが、パチスロの規制緩和としては今回の件で一段落し、以降大きな動きは無いのではないかと予想しています。

昨年は内規の右往左往に振り回されましたが、ようやく条件が出揃いスタートラインに立った状態で、ここからは各社の開発力勝負。
どの会社・どの機械が抜きん出るのか、楽しみな1年になりそうです。

スマートパチスロ

昨年から大きく話題に上がったスマートパチスロ(メダルレス機)。
最近は少しトーンダウンした感があるかもしれません。

部品不足の問題でユニットの供給に不安があることが大きな要因ですが、上述の内規緩和が最優先事項になったことも影響しているかなと思います。

また、スマートパチスロは内規変更に適用した仕様の搭載が必須となり、実際に販売出来る仕様での申請が可能になるのはもう少し先になりますので、市場への導入はさらにその後になることが想定されます。

ただ、スマスロは有利区間のゲーム数が無限になることにより、
今回の規制緩和の内容と合わさるとこれまでの6号機とは一線を画す出玉性能を有した機械が登場する可能性があります。

いずれにせよ設備投資も必要となるスマートパチスロ、ホール様の購買意欲を掻き立てるにはそれでも買おうと思えるほどに魅力的な遊技機・機械性能となっているかどうかに尽きるかと思います。

諸々の状況を踏まえると、スマスロの導入は始まると思いますが、今年中は広く大きく普及するといったところまでは至らないというのが個人的な予想です。

2022年は内規の緩和とスマートパチスロ、この2つが主要なトピックスになるのではないかと思います。
これら以外にも予想外の出来事が起こってより良い方向に進むといいなあと楽観的に思ったりもしますが笑

以上、今年の展望をお送りしました。
それでは本年も、どうぞよろしくお願い致します!