いよいよ旧規則機・5号機が全撤去となりました。(一部地域・一部機種を除く)
皆様思い出の機械とのお別れは出来たでしょうか?
4号機から5号機への移行時もそうでしたが、好きな機種が打てなくなってしまうのは悲しいですよね・・・
自分も仕事帰りにちょこちょことお別れの儀式をしては程よくやられておりました笑
5号機が無くなり6号機のみの時代が到来したわけですが、今後業界がどうなっていくかは6.2号機あるいは6.5号機でプレイヤーに支持されるヒット機種が登場してくるかどうかにかかっているかと思います。
特に6.5号機の性能についてはまだ見えていないところもあるので皆様気になるところでしょう。
6.5号機については改めて解説するとして・・・
何で6.2から6.5に飛ぶの?
ていうか小数点以下ってどんな意味があるの?
と気になる方もいるのではないでしょうか。
今回はその辺りをまとめていきたいと思います。
小数点以下を刻む意図
結論から言うと、基本的には
解釈基準や自主規制・内規に変更が入ったことを表すために小数点以下が刻まれていきます。
必ずしも0.1ずつ増えていく訳ではなく飛ぶこともありますが、それは業界側・組合の意志・意図が含まれていることもあります。
例えば記憶に新しいところですと、ペナルティ禁止とATのメイン(基盤)化が義務付けられた5.5号機から、有利区間1500ゲーム搭載を余儀なくされた5.9号機までは一気に0.4飛んでいます。
この「5.9」という数字には
「有利区間による規制で5号機への締め付けはもう最後にする!純増制限を撤廃したATが可能になる6号機へ早く移行したい。」
という意志が込められていたんですね。
それほど当時は5.9号機の規制内容に対する不安・不満が大きかったということでしょう。
6号機の小数点以下の意味
6号機においても皆様からすると、
6.2から6.5に飛んでいるように見えているのではないでしょうか。
実際には、6号機においては内部的に「6.3」「6.4」と小数点以下が刻まれています。
各々どんな内容なのか??
おさらいも含めて、概要をご覧ください。
・6.1号機
これは皆様覚えてらっしゃるのではないでしょうか?
下記の3点が6.1号機での緩和の内容でしたね。
①ペナルティ規制の緩和
内容については過去記事「6号機の低ベース化」をご確認いただければと思います。
この時点ではベルの偏りに関する細かい基準が定まっておらず、暫定的な基準で運用がされていました。
②ビデオリール規制の緩和
液晶上でリールを模した演出を行うことは遊技者の誤認を招くということで規制されていましたが、本物のリールがどれかわかるように表示することを条件に緩和されました。
よく見るとリールの近くに「MAIN REEL」といったデザインが施された機械が実際に存在しています。興味があれば探してみてください笑
③疑似遊技規制の緩和
レバー後のリール演出中にボタンでリールを止める、いわゆる疑似遊技が再度搭載可能になりました。
・6.2号機
続いて6.2号機。こちらも記憶に新しいですね。
6.2での緩和内容は一つ、「有利区間1500ゲーム→3000ゲーム」です。
解説は過去記事「6.2号機の展望」をご参照くださいませ。
・6.3号機
ホール様やプレイヤーの皆さんには影響が無いということもありあまり公にはなっていませんが、6.1のペナルティ規制緩和にて暫定的な基準で運用されていたベルの偏りについて、詳細な基準が整備されたものを6.3号機と呼ぶそうです。
開発内では6.1の「暫定基準」に対して「恒久基準」と呼ばれています。
・6.4号機
先日の記事でもご紹介しました「有利区間ランプの撤廃」に対応した機械が6.4号機となるようです。
ランプ撤廃のみ単体で小数点以下を設けるということは、それだけ大きな緩和だったので歴史に刻みたい、という意図があるんでしょうかね。あくまで自分の想像ですが汗
・6.5号機
既におそらく皆様ご承知の通り、6.5号機は
「MY2400枚→差枚2400枚」「有利区間4000ゲーム」対応の機械です。
あともう一つまだ基準が定まっていない新たな機能が追加される予定ですが、特例として差枚と4000ゲームのみ対応した機械の申請持ち込みは1月17日から開始されております。
期待してお待ちいただければと思います!
自分もその性能の解説記事を後日まとめたいと思います。
ということで小数点以下の意味をまとめてみました。
ホール様の営業やプレイヤーの立ち回りには全くと言っていいほど関係の無い内容かもしれませんが、雑学として何かのご参考になれば幸いです。