6.5号機の導入後評価~S新鬼武者2~ -とある開発者の独り言-

6.5号機の導入から数ヶ月が経過し、上々の滑り出しですよね。
かなり前から「期待して欲しい」といい続けた分、このサイトを見ていただいていた皆様が恩恵を受けていらっしゃることを切に願っています。

さて、そんな6.5号機の中でもカバネリ、犬夜叉が先頭を走っておりましたが、8月頭に登場した新鬼武者2がそれらを上回る圧倒的な高稼働となっていますね!

自分も5号機の新鬼武者はそれなりに打ち込みましたが、今作はそれを踏襲しているということでPVや試打動画の時点でかなり期待していました。そんな予想をさらに上回る状況となっております。

行きつけのホールでも満席で座れない状況が続いておりますが、先日運良く座れて打つことが出来ました!
ということで今回はS新鬼武者2を実戦し感じたところをプレイヤー視点、開発者目線で書かせていただきます。
あくまで個人の主観となりますのでその点ご容赦ください。

通常時

他機種と同様に偏りベルでのベースカットがされていますが、通常時に15枚役が揃うこともありそこまでベースがカリカリではないのでその点でのストレスは比較的少ないですね。
ただ、カバネリなどのようなゲーム数での仕掛けがなくレア役を引かないと基本何も起こらない通常は今の時代結構しんどいなと感じました。
レア役を引いた後も液晶左右のエフェクトでの煽りから単発のジャッジ演出で結果表示し、ダメなら通常に戻るという流れで単調な印象が強かったです。

通常から百鬼モードを経由して直ATのルートを持っていれば単調さは少しは緩和されたかも・・・?

通常を打っていた段階では、なぜここまで高稼働なのか分からなかったというのが正直な感想です苦笑

バッサリZONE

本機のメインルートであるCZ「バッサリZONE」。
正直、このCZもかなりストレスでした汗
液晶に大量のゲージがある時点で無理ゲー感を感じてしまうのは自分だけではないはず・・・?

ただ、ダメな時はさっさと終わって当たる時には引き延ばしてメダルを少しでも吸ってから当たる、という仕様は6.5号機の特典である「差枚」を意識した作りなのかなと感じました。
とは言え個人的にはやはりストレスが強く、ここでも「直ATルートが欲しかったなあ」と感じてしまいましたね。
この時点でも、何故そこまで高稼働なのか分からず汗

AT

しばらくしてATに入って分かりました。
本機が高稼働なのはこのAT中の面白さに集約されているのでは、と。

・低純増という選択

本機のATは RUSH中は純増2枚、疑似ボーナス中は純増4枚。
5号機新鬼武者の再現というコンセプトに基づいてこのバランスになったのだろうと推察しますが、このバランスによって様々な恩恵が得られていると感じました。

まずは適合率
ATは基本的に純増2枚の区間がメインとなりますので、ATがロング継続しても短時間や短中時間試験の適合率はかなり高いだろうと思われます。
結果として設定6が約110%とAT機としては高めの出率で適合・販売することが出来たのかなと思います。

続いて滞在比率
純増が低いので同じ枚数出すにも当然高純増の機械よりスピードは遅くなるわけですが、その分楽しい時間が長く続くというメリットもあります。
5号機新鬼武者をトレースした演出フローによってAT中のストレスは皆無と言っても良く、低純増スペックとマッチ。
出玉が増えるのが遅いことが気にならない、長い時間ATを楽しめるというプラスの印象につながっているんだろうと感じました。
鬼武者というコンテンツだからこそ低純増という選択をしたのではないかと思います。素晴らしいです。

そして、上乗せや継続をよりたくさん見せられるという点。
高純増では5Gや10Gとかしか乗せられないところが30Gとか50Gと大きく上乗せでき、これも鬼武者ならではの上乗せ玉や、今作追加された一閃フリーズといった見せ方が活きているなと感じました。
継続する度にストーリーが進んでいく見せ方も5号機の鬼武者が走りだったように記憶していますが、6号機になっても低純増スペックを選択することによって再現出来たんだろうと思います。


・5号機を踏襲した演出

映像や音などの演出はほぼ5号機鬼武者を踏襲。
やっぱり懐かしくていいですよね!
ガッチャが出てきた時の興奮は当時を思い出さずにはいられないですよね笑

予告音など別メーカーさんの過去作のままなんじゃないかと思うものも多々見受けられますが、権利的には問題ないんでしょうかね?
プレイヤーは気にしないと思いますが、開発にいると細かいことも気になってしまいます汗

そんな中でも先ほども挙げた一閃フリーズなど新たに追加された演出が素晴らしいですね!
キメの部分の演出の出来映えは流石の一言。見習うべきところが多いなと感じました。



以上、新鬼武者2についての所感でした。

でもやっぱり大きいのは、一撃で2400枚数以上獲得出来る6.5号機のメリットがそこそこの頻度で見られるところですよね!

突っ込んでも返ってくるのではという期待感がある、これが根底にあるからちょっとツラい通常時も低純増のATも含めてプレイヤーに支持されているんだろうなと改めて思いました。

今後も注目していきたいと思います。