「馬鹿な人と自己顕示欲が強い人にはやらせない」というホールSNS戦略は正しいのか?(前編) -パーラーフルスロットルのお気持ち表明-

2週間近く東京にいたので、地元でも東京でも桜を見ることなく2022の春を終えて新幹線みたいなのに乗ってお家に帰ってるなぅ、くらいのパーラーフルスロットル 管理人です。

最近じゃ、本当になんも管理してないんですけどね。

某女性ライターさんが明らかにメーカー案件みたいなツイートのさなか1円玉をハンドルに挟んでエアバイブを画像だか動画だかに収めてツイ消しするも、スクショで拡散されて炎上した件について書きそうなタイミングですが、そもそもエアバイブは画像にも動画にも残らねぇだろとか、挟んだ硬貨の価値で今までの婚姻歴を示唆しているとか言えることは山程あるのですが、そういった話をするのは大人として良くないと思ったので割愛。

 

この記事で主題にしたいのはこのツイート。

元記事→https://parlourfullslotl.com/archives/68505

 

馬鹿な人と自己顕示欲が強い人にはやらせないのは正しい

明言こそされてませんが、セミナーの日付や大崎一万発さんの煽りツイートを見る限り4月下旬にあった中嶋塾さんのホール向けセミナーでの発言のようです。

前後の文脈がないので私の想像でしかないのですが、「パチンコホールの実店舗アカウント」「パチンコホール関係者の半匿名アカウント」についてではないかと思うのですが、私も「馬鹿な人と自己顕示欲が強い人にはやらせない」という方針については正しいのではないかと思っております。

話題となったツイートの主であるキング観光しまんくす氏のように、本名こそ書いてないが「キング観光の従業員」であることやツイート状況や行動からある程度社内での立場が想像できる「個人」の様なTwitterアカウントは別として、「パチンコホールの実店舗アカウント」例えば「パーラー○○の○○店」のようなアカウントについて言うのであれば「ツイートするのイチ個人」ですが発言しているのは「パーラー○○」であったり「○○店の誰か」であったり「パーラー○○を運営する株式会社○○」であったりと受け取る側によって見方が変わります。

そいったアカウントで「今日、クソ客きた」「玉の上げ下ろし、ワキガの人の時はキツイ」「俺はお客様!だぞ感ウゼェwww」などと発言したらTwitter上でもそこそこ炎上しそうな匂いがしますし、性格の悪そうなパチンコまとめサイトによって拡散されるでしょうし、最悪ホールや運営企業の代表電話にクレームが届くことも(実際にTwitterで炎上したホールの本社にクレーム電話があったという話は聞いたことがあります)

「生娘をシャブ漬けにする」でお馴染みとなった、牛丼チェーンの吉野家さんの様な事態へ発展する可能性も…

 

吉野家大炎上から学ぶSNSの引火能力

昨今話題になった「生娘をシャブ漬けにする」と社会人向けセミナーで女性向けマーケティングについて発言した吉野家の取締役さん。

言いたいことはこのフレーズでほとんどの人は理解できると思いますが、言い方の問題なのかなんなのかしばらくたってからこの発言に関してSNSへ投稿されて大炎上し、10年かけて開発した新商品である親子丼のPR施策の中止と取締役さんの解任が決定しました。

その場では前後の文脈もあったでしょうが、そこそこ笑いも起こっていたとのことで報道もある反面、SNS上では大炎上。

 

「生娘」という普段使わないが字面で見ると理解できる用語などは、大企業の優秀な営業マンやプレゼンターが使う手法であったり、シャブ漬けに関しても強いワードで興味関心を引き付け極論的な状態を簡易に想像させるわけです。

基本的にTwitterなどは140文字しか書けませんし、それを「切り取り」と捉えるか端的に「要約した」と捉えるかの問題ですが、話題に飢えている人や暇な人、SNS中毒者や取り敢えず「生娘」に反応したい的な人も多いTwitterなどでは即座に燃え上がらされるわけです。

ちなみにインターネット上で一番「怒らせちゃいけない属性」というのが「既女・鬼女」と言われる人たちで、元々は2ちゃんねるの「既婚女性板」に巣食う「既婚である程度暇で特定するにもなんでも時間がある」人たちでしたが、今では「フェミニスト」とTwitterアカウント名に書いてしまうくらい性差について物申したい人も含まれるなと思ってます。

 

生娘発言になぞらえて、パチンコホールのアカウントが「地方から出てきたキモヲタ陰キャをギャンブル漬けにしようか」などと発言したらどうなるか…

パチ垢スロ垢という人たちは若干特殊ではあるなぁと思うのですが、半分くらいが発言に怒る・半分くらいは「ギャンブル漬けになるくらいヒリつくパチスロ作れ」と色んな方向性で荒れるとは思うのですが、果たして「ホール従業員の発言をどこまで許容できるのか?」というのが運営企業さんの手腕にかかっているのではないかと思います。

 

従業員の発言の許容範囲

結局のところ、それは全て会社の方針や社長なり会長なりの役員のお心一つ的なものかと思います。

パチンコホールとしてのTwitterを始める上で「コンプライアンス」やら方針などを定めているのか、ドンドンやっちゃえという方針なのか、広告宣伝のルールに則って不用意な発言は慎んで無難なツイートにしましょう~的なくらいのルールのとこも多いかと思います。

Twitter上でも異彩を放つホールアカウントはいくつかありますが「ホールアカウントが流行ってるからやらなきゃいけない!時代に乗ろう!じゃあお前ら頼むな」と上司の鶴の一声でTwitterをすることを強制された上で「問題が起こっても助けてくれない上司」がいるという企業な事が見え隠れするホールなどは「やるだけ時間の無駄」「小学生の日記のほうがおもろい」「プランターに植えた花とかトマトとか興味ないし、だったらハナハナ沖ドキリノ示唆に使えよ無能」などと思わなくもないくらい、どうでもいいツイートと、新台入替のチラシの画像がたまにあるだけだったりします。

 

パチンコ店のスタッフもサラリーマンだったりアルバイトだったりですので、上司なり経営者の顔色伺いの上で成り立ってしまい、炎上すれば世間からは「ホール・企業の評判を落とす」だけですので「まともな人間にやらせるにはまともな手法」を教えてある程度人気や地位を確立するしかない様に思います。

キング観光さんの様に「しまんくすさん」や用務員と自称する「ジェームス柳橋さん」の様に会社からある程度自由に発言を許されている人は一旦別として、基本的には無難なツイートしかないのではないかと思います。

私がまとめた記事に関しても、しまんくすさんのツイートに反応した人たちは「大御所ライター」「パチンココンサル企業の代表」など、上司という存在がいない人がほとんどで、そこに関して言えば例外中の例外の方しかいないのですから、一般的な手法論としての「馬鹿な人と自己顕示欲が強い人にはやらせない」発言の真意なのではないかと、中嶋塾のセミナーを受ける人はそもそもある程度の管理職でしょうし、そういった方々向けの発言と考えた上で思うところです。

 

長くなってきましたので、一旦ここらへんで記事を切ってもらって、もう1記事として続きを書こうと思います。

次回は、ホールのSNS戦略の成功例や失敗例や特殊な人についてかなと思います。

 

以上。