あの役物この役物 -ぱちんこ開発日記-

先月は「Pミリオンゴッド一撃」が導入され、またまた新たな役物機の登場ということで短時間一発勝負好きな私として楽しみが一つ増えました!

役物機といえば「CR餃子の王将」の高稼働から最近では「Pうまい棒」と根強い人気がありますよね。

そんな中で、例えば「CR餃子の王将3」の役物、「CR綱取物語」、「PEXゼウス」「Pあっぱれ夏物語」これらのセンター役物は、どれも似た構成・形状となっているとお気づきの方も多いと思います。

これらの機種は全て別メーカーですが、似たような役物が何機種も登場するのを皆さんどうお考えでしょうか?

決して各メーカーで設計図面をトレースたり盗用して開発しているわけではありません。
よく「パクった」とかそんな声を聞きますが、そうではなく、これらの役物は部品メーカーさんが金型を所有していると伺っております。

王将と綱取のときはメーカーさんと部品メーカーさんで話し合いが行われたという噂を聞いておりますが、その後、EXゼウスや夏物語の役物が実装投入されているのを見る限り、穏便に決着がついたのではないかと推測されますね。

今回登場する「Pあっぱれ夏物語」も役物はこれらの機種とほぼ同一の「おなじみの」役物であるため同じ流れで開発されたのではないでしょうか。

昨今の釘の厳格化から役物設計のシビアさは従来から比べても、格段に精度を要求されることとなっています。ゴト対策、組付け誤差、クセはもちろん、傾斜や玉の刻印の有無、ホールごとで異なる玉質の違いを想定し、各社様々な検証を長期間行い、万全を期してリリースしています。

メーカーとしては、京楽さんが「たぬ吉くん」から長年同一構成の役物で改良を重ね多くの機種をリリースし、ヒットしてきました。役物設計のゴトや不具合のリスクヘッジを考えたパイオニアとも言えます。

役物開発はリスクを伴う一方で根強いファンからの要望もあり、今後王将共通役物だけでなく各社様々な構成で新規役物を設計しリリースしていくと思います。

ホール様が安心して導入し、ファンの皆様に楽しさをリリースするため、各社検証を重ねていると思いますので、新機種発表を期待していただきたいですね!

それではいまからホールへ役物機と格闘しに行ってまいります!